大川原亮さん「空の卵」ロッテ・ライニガー賞受賞 独シュトゥットガルト映画祭
シュトゥットガルト国際アニメーションフェスティバルの受賞作品が発表された。各受賞作品のうち、日本からは大川原亮さんの『空の卵』がロッテ・ライニガー賞に選ばれた。
ニュース
アワード・コンテスト
注目記事
-
高橋李依さんお誕生日記念! 一番好きなキャラは? 3位「リゼロ」エミリア、2位「からかい上手の高木さん」高木さん、1位は…<25年版>
-
メディア芸術祭 ドルトムント展 DOMMUNEやニコ生なども企画
-
日岡なつみ、倉持若菜ら声優とプロデューサーが研修生の疑問に一問一答! 声優に求められる能力とは?座談会インタビュー【PR】

賞の名称であるロッテ・ライニガーは、ドイツを代表するアニメーション作家に由来する。彼女は繊細な切り絵アニメーションで知られている。代表作『アクメッド王子の冒険』は1926年の制作で、しかも長編とアニメーション作家の先駆者として活躍した。
大川原さんは、これまでも国際映画祭などで活躍している。多摩美術大学芸術学部のグラフィックデザイン学科在籍時に、奥田昌輝さんと小川雄太郎さんとで合作した『オーケストラ』が2009年のアヌシー国際アニメーションフェスティバルの学生部門にノミネートしている。東京国際アニメフェア2009の第8回東京アニメアワード公募部門でも、入選するなどで実力を発揮してきた。
今回の『空の卵』は、大川原さんは東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻3期の修了制作である。今回の受章でまたひとつ実績を積み上げた。
シュトゥットガルト国際アニメーションフェスティバルは、フランスのアヌシー、クロアチアのザグレブ、カナダのオタワ、日本の広島などと並ぶ重要な映画祭として知られる。2008年には山村浩二さんの『カフカ 田舎医者』がグランプリを受賞した。
今回、日本からは大川原さんの『空の卵』のほか、水尻自子さんの『布団』、和田淳さんの『グレートラビット』がノミネートされていた。コンペティション外のパノラマ上映としては久保雄太郎さんの『Crazy for it』
告畑綾さんの『櫻本箒製作所』が選出されていた。
[真狩祐志]
シュトゥットガルト国際アニメーションフェスティバル(Stuttgart Int. Festival of Animated Film)
/http://www.itfs.de/
《animeanime》
特集
この記事の写真
/