目指すのは第2期になっても“安心の『ニャル子さん』” 「這いよれ!ニャル子さんW」 長澤剛監督 インタビュー 後編
大ヒット作、2期目に突入した「這いよれ!ニャル子さんW」 。長澤剛監督に訊く「ニャル子」の作品世界。■ 目指すのは第2期になっても“安心の『ニャル子さん』” ■ 力を抜いて見てください。正座待機している必要はありません(笑)。
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長澤剛監督 インタビュー 後編
目指すのは第2期になっても“安心の『ニャル子さん』”
[インタビュー取材・構成:数土直志]
『這いよれ!ニャル子さんW』
テレビアニメオフィシャルサイト /http://nyaruko.com/
番組公式ホームページ /http://ani.tv/nyaruko_w/
■ 目指すのは第2期になっても“安心の『ニャル子さん』”
-- アニメ!アニメ!(以下AA)
4月からテレビアニメ第2期になっていますが、前期と違う点は?
-- 長澤剛監督(以下長澤)
基本的には同じです。前期を皆さんが楽しんでいただけたのであれば、また同じようなかたちでお届けできるといいなと思っています。
原作も第1巻から最新刊まで、時間軸では1カ月ぐらいしかたってないんです。あまり大きく変えづらいというのもあります。
キャラクターたちの関係性も大きく変わることはないですが、より深まっていきます。真尋がニャル子に対して多少愛着が出てきて、多少のデレみたいなものがあったり。作品のノリ自体は変わらないんですけれども、キャラクターがより混沌と入り乱れたかたちになっていきます。こうしたところで盛り上がってもらえるといいかな。
-- AA
逆に言うと前期の変わらぬ楽しさは続きます、ですね。
-- 長澤
安心の『ニャル子さん』です(笑)。
-- AA
キャラクターについても伺わせてください。たくさんいるキャラクターの中で“この子が一番!”は、監督にあるのでしょうか。
-- 長澤
それはもう、アイドルの模範回答と同じです。「みんな大好き」ですよ(笑)。
-- AA
では監督から見て、真尋はどうですか?確かに恋愛が成立したらお話は終わってしまいますが、ああいう何かかわしてしまう男の子について。
-- 長澤
ニャル子は意外に何をやってもニャル子になるんです。もともとニャルラトホテプの設定自体が、無貌の神だとか千の貌を持つだとか、ものすごく幅が広いキャラクターなんです。
それに対して真尋は、キャラクターが成立するためのストライクゾーンが意外と狭いかもしれません。ニャル子がボケ役で、真尋の方がツッコミ役です。けれども、漫才でよくあるツッコミ役の「何でやねん!」パーン!という感じにすると真尋にならない。
真尋はテンションが低めな感じで、「おいっ」と突っ込むキャラクターなんです。そこをうまく皆さんと共有しながら作っていく。真尋はちょっと難しいキャラクターかなと思いますが、魅力の多くは喜多村さんがうまく引き出してくれています。
ニャル子でしたら阿澄さんですし、クー子でしたら松来さんですし、ハス太が釘宮さんで、もうドラマCDのころから長く作品に関わっていらっしゃいますから安心です。
-- AA
やはり声優さんの力って大きいですか。
-- 長澤
大きいですね。とても大きいと思います。
《animeanime》
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