過去30年JASRAC分配額歴代4位にエヴァ ポケモン、ドラゴンボールも上位に
JASRACは今回の30回記念に合わせて、特別表彰関連資料も公開している。1982年から2011年の30年間の分配額が多い作品ベスト30の4位に『エヴァンゲリオンBGM』、14位に『残酷な天使のテーゼ』がランクインした。
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JASRACは、音楽の権利者から著作権の管理委託を受け、その管理と徴収を行う団体である。国内の音楽著作権管理で最大で、2011年は1065億円の使用料徴収があった。1982年に設立されたJASRAC賞は、この分配額の多い楽曲を毎年表彰するものである。
JASRACは今回の30回記念に合わせて、特別表彰関連資料も公開している。例えば著作権使用料徴収額の推移では、2007年に1200億円近くに達したが、以来漸減傾向にあることが分かる。
また、メディア別の徴収割合も公表しており、2000年代になり録音(CD)が急減し、放送(テレビ・ラジオ・CM放送など)、ビデオ(DVD・パチンコなど)が拡大していることが示されている。
アニメ関連の楽曲も姿を見せている。1982年から2011年の30年間の分配額が多い作品ベスト30(各年度上位100作品を対象)の4位に『エヴァンゲリオンBGM』、14位に同作の主題歌『残酷な天使のテーゼ』がランクインした。
JASRACは、両曲ともアニメDVDとパチンコ機で多く利用されたとしている。実際に他の上位曲の徴収分野はカラオケ、演奏の割合が大きいのに対して、『エヴァンゲリオンBGM』は8割がビデオからとしている。いずれにしても、過去30年で最も著作権が活用されたアニメの音楽はエヴァンゲリオンと言っていいだろう。
さらにアニメでは、18位に『ポケットモンスターBGM』、24位に『ドラゴンボールZBGM(TV)』がランキングされている。また、30位は『機動戦士ZガンダムBGM』と、ポケモン、ドラゴンボール、ガンダムの大型アニメブランドが並んだ。
しかし、著作権使用料の発生したジャンルはやや違いがある。『ドラゴンボールZ』はDVDなど映像ソフトが中心であるのに対して、海外でのテレビ放送の多いポケモンは海外収入、『機動戦士Zガンダム』はゲームからの収入も加わっている。
JASRAC
/http://www.jasrac.or.jp/
《animeanime》