そのうち日本の作品は、長編が『ワンピースフィルム ストロングワールド』と黒坂圭太監督の『緑子』の2作品である。
短編部門が水江未来氏の『PLAYGROUND』、大山慶氏の『HAND SOAP』の2作品、学生部門が奥田昌輝氏の『くちゃお』、大見明子氏の『収集家の散歩』、和田淳氏の『わからないブタ』、橋本新氏の『葬儀屋と犬』、石田祐康氏の『フミコの告白』の5作品となった。

テレビシリーズ部門には、ボーナス株式会社(村山太代表)の『MEAT OR DIE(ヤンス!ガンス!)MEAT05:Linda』が入っている。
選外は野中晶史氏の『Climber』、北村愛子氏の『服を着るまで』、銀木沙織氏の『指を盗んだ女』となっているものの、それら3作品を含めても合計で13作品となり、前回の2作品と比べても異例の多さとなった。
これにより、水江氏、大山氏、和田氏はアヌシー、ザグレブ、広島に続いて世界4大アニメーションフェスティバルの全てにノミネートを果たした。大山氏は広島では優秀賞の受賞ともなっている。
また奥田氏、大見氏、和田氏、野中氏、北村氏、銀木氏と東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻の作品が、選外を含めて6作品あるのも特徴的だ。
なお今回はコンペティションとは別に手塚治虫など、日本に関するプログラムが4つ組まれている。そのうちの1つは大山氏と和田氏についてである点なども追い風になっている。
【真狩祐志】
オタワ国際アニメーションフェスティバル /http://www.animationfestival.ca/