ゴールデングローブ賞に「カールじいさん」「アバター」3D映画が躍進
ゴールデングローブ賞の受賞者、受賞作品がハリウッド外国人記者協会から発表された。このうち最優秀アニメーション映画賞(Best Animated Feature Film)に、ウォルト・ディズニー/ピクサーが製作した『カールじいさんの空飛ぶ家』が輝いた。
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このうち最優秀アニメーション映画賞(Best Animated Feature Film)に、ウォルト・ディズニー/ピクサーが製作した『カールじいさんの空飛ぶ家』が輝いた。他の4作品『くもりときどきミートボール』、『コララインとボタンの魔女 3D』、『Fantastic Mr. Fox』、『プリンセスと魔法のキス』を退けた。
下馬評どおりの強さを発揮したと言っていいだろう。『カールじいさんの空飛ぶ家』は、このほかマイケル・ジアッキノさんが音楽賞(Best Original Score - Motion Picture)を受賞し、ダブル受賞となった。
一方、劇場映画作品賞のドラマ部門は、ジェームス・キャメロン監督の12年ぶりの劇場新作『アバター』が受賞、さらに監督賞もキャメロン監督が受賞した。こちらもダブル受賞である。
『アバター』は新世代の3D映画として誕生したSF大作である。その映像が大きな話題になり、現在世界的なメガヒットを続けている。今回のゴールデングローブ賞の受賞は、こうしたブームをさらに拡大させることになりそうだ。
『アバター』だけでなく、『カールじいさんの空飛ぶ家』も3D映画である。この結果作品賞(ドラマ部門)、監督賞、音楽賞、アニメーション映画賞の4部門が3D映画で占められたことになる。また、アニメーション映画賞のノミネート作品のうち『カールじいさん』以外の『くもりときどきミートボール』、『コララインとボタンの魔女』も3D映画であった。5作品のうち3作品が3D映画だったことになる。
2009年は3D映画が急速に普及し、3D元年とも評されたが、そうした現状を反映したかたちだ。特に、3Dと愛称がいいとされるアニメーション分野への広がりは特筆すべきものがありそうだ。
ゴールデングローブ賞 公式サイト /http://www.goldenglobes.org/
《animeanime》