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劇場公開の初日となった11月28日には、監督や主要キャスト陣も姿を見せる舞台挨拶が行われた。今回の劇場公開の主要劇場であるテアトル新宿にも、神山健治監督、滝沢朗役の木村良平さん、森美咲役早見沙織さん、辻仁太郎役遊佐浩二さんと豪華メンバーが揃った。
上映が終わったばかりの興奮冷めない観客席の様子に、「終わったばかりの興奮が伝わって来る」と映画の反応の良さに木村良平さんもエキサイト。
そして、今回の演技については、「あまり考えていない。テレビシリーズのまま、作品と滝沢に引っ張って貰った」と話す。滝沢と同様のありのままを受け入れながら、ぶつかって行く様子だ。また、テレビシリーズの冒頭に引っ掛けて「今回は服を着ていて、良かった」と観客を笑わせた。
咲役の早見沙織さんも、「(滝沢朗が)服を着ていて良かった」と。そして、今回はニューヨークで王子様のような滝沢と出会う、日本とは空気が違うのを新鮮な気持ちで演じたという。
一方、テレビシリーズでは、数少ない印象的なシーンのみの登場だった遊佐浩二さんは、「今回は劇場版で出演があるのか気になっていたが、出演が出来た」と話す。そのうえで、第2部以降の辻仁太郎の行方を気にする。
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映画封切りの日を「断頭台にのぼる気分で迎えた」という神山健治監督。『攻殻機動隊 S.A.C』や『精霊の守り人』など数々の実績を残す実力派とは思えない緊張ぶりである。
実は神山監督の長いキャリアの中で、長編劇場映画を撮ったことがない。今回はその初監督作品であることが、そうした理由だ。
しかし、劇場での反応は、そうした神山監督の心配を振り払うのに十分過ぎる位のものだった。立ち見まででる程の満員の劇場は、上映が終わると拍手が巻き起こる程であった。「控え室で拍手が聞こえてきたのでホットした」と神山監督はその気持ちを語った。
一方で、別の意味でプレッシャーは、まだ続く。来年3月には、今回の続編にあたる『東のエデン 劇場版Ⅱ Paradise Lost』の公開が控えているからだ。「テレビで一度終わっている作品。映画では、もう2回最終回を作るようなプレッシャーを感じる。監督には酷なシリーズ」と監督は表現する。
そして、第2部以降の展開については、「キャストにもまだ話していない」、「皆が納得するかたちで、かつ驚くようなラストにしたい」とする。早くも来年3月の『Paradise Lost』の公開が、待ち遠しくなる言葉だ。
画像: イラスト:羽海野チカ (C)東のエデン製作委員会
『東のエデン 劇場版I The King of Eden』 /http://juiz.jp/blog/
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(C)東のエデン製作委員会