進行する多岐化と分散化 東京コンテンツマーケット2008
10月27日、28日に六本木ヒルズ森タワーの六本木アカデミーヒルズ40にて東京コンテンツマーケット2008が開催された。2003年から始まった東京コンテンツマーケットは、中小企業や新進クリエイターの総合見本市として行われてきた。
2006年から東京国際映画祭やコンテ
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2006年から東京国際映画祭やコンテンツ見本市のTIFFCOMとの連動を目指し六本木ヒルズでの開催となっている。また昨年からはJAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)のオフィシャルイベントともなっている。
最近このイベントを知った人は意外に思うかも知れないが、初期にはガイナックスなどのスタジオも出展していた。企業後10年以上の会社の出展もあるが、大企業に勤めていた人が独立して数年の会社もある。
また出展料が無料という敷居の低さもあり、個人での出展も増えてきている。東京国際アニメフェアやその一角のクリエーターズワールドへ出展しているクリエイターの参加も目立つようになった。
その一方で、近年増えてきたのがエージェントだ。プロデューサーを主体とした制作ラインを持たない会社が、案件に応じて適した個人クリエイターらとその都度チームを組んでいる。今回は業態の多岐化と分散化が垣間見えた回だった。
開催初日27日には、キーノート・メッセージ(基調講演)の2部「プロフェッショナル・クリエイターの条件」にアニメーション監督の富野由悠季氏がスピーカーとして登場した。こうしたこともあり、会場は多いに沸いた。
富野監督は第12回広島国際アニメーションフェスティバルに来場していた時のようにトーク前に各ブースを視察しており、トーク中に「パートナーを探せ」との発言もあった。
【真狩祐志】
東京コンテンツマーケット2008 /http://tcm2008.smrj.go.jp/
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