北斗の拳オンラインゲームで展開 ガンホー発表(12/27)
マンガやアニメで人気の『北斗の拳』が、オンラインゲームとなる。国内のオンラインゲーム専業最大手のガンホー・オンライン・エンターテイメントは、『北斗の拳』を基にしたオンラインゲーム世紀末オンラインRPG『北斗の拳ONLINE』のサービス展開を発表した。
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サービスは2007年の第2四半期に開始する。『北斗の拳』のファンを取り込むことで、これまでにない30代から40代前半までのオンラインゲームのライトユーザーの獲得を狙う。
『北斗の拳』は、原作武論尊氏、作画原哲夫氏の人気マンガである。1983年から1988年まで少年ジャンプに連載された。また、1984年から1987年にはテレビアニメも放映され、一般的な認知度も高い。
現在に至るまで続編が作られ、アニメ版でも現在も新作映画・OVAの企画・製作が進行するなど依然人気は高い。
大型ブランド投入によるオンラインゲーム展開で、『北斗の拳ONLINE』がガンホーの主要タイトルとなる可能性は大きい。
ガンホーはオンラインゲーム専業企業であるが、その事業は同社のメインタイトルである『ラグナロク』に対する依存度が高かった。05年12月期でもその依存率は80%を超えている。
同社は様々な新規タイトルの開発を進めているが、オンラインゲームはブランド力や初期に導入した人気タイトルが大きな力を持つ傾向が強い。このため新規のオリジナルタイトルが大きな人気を得るのはなかなか難しい。
このためガンホーは、今年になってから自社コンテンツへの人気キャラクターや作品の導入を強化している。
それは、ブロッコリーの人気作品『デ・ジ・キャラット』や、SNKプレイモアの人気ゲーム『飢狼伝説』のキャラクターのアバターサービスへの導入などにも表れている。
今回の『北斗の拳』のオンレインゲーム化も、有力コンテンツの導入でサービス開始段階から多くのユーザー獲得を狙ってものだといえる。
実際にマンガやアニメに親しんだファンが多いことやゲーム内の世界観が既に出来上がっていることから、ゲーム参加に対する新規ユーザーの垣根は低くなりそうだ。
一方、『北斗の拳』側にとっては今回のオンラインゲーム化は、映像作品やパチンコ・パチスロへのキャラクター導入など同様の多様なビジネス展開による収益機会の拡大のひとつになる。
また、現在展開中の新作アニメとの相乗効果も期待できるだろう。
/ガンホー・オンライン・エンターテイメント
《animeanime》