アニメのアカデミー アニー賞の日程(11/21)
2005年も残すところ1ヶ月あまりになった。エンターテイメントビジネスの盛んな米国で、年末に近づくと大きな話題になるのが、数限りなくある各業界の賞レースである。映画界のアカデミー賞、ゴールデングローブ賞や音楽界のグラミー賞などがよく知れたものだろう。
ニュース
アワード・コンテスト
注目記事
-
「ハイキュー!!」で一番好きなキャラクターは? 3位は月島蛍、2位は黒尾鉄朗、1位は「ゴミ捨て場の決戦」でも見せ場が盛り沢山の…
-
「声優と夜あそび」新クール突入! 夜あそびメンバーのプロフィール帳をチェック
アニメーション分野でそんな賞に匹敵するのが、国際アニメーション協会ハリウッド支部(ASIFA‐Holly Wood)が毎年選出するアニー賞である。アニー賞は、劇場アニメーション、テレビアニメーション、ゲームムービー、栄誉賞などおよそ30部門からなる。劇場アニメーションだけでなく、テレビアニメーションの部門賞が多いのも特徴である。
国際アニメーション協会のハリウッド支部が選出する賞であるため、対象作品は米国で公開された作品のみである。また、伝統的に米国のカートゥーン作品がノミネート、受賞に強みを発揮している。
しかし、日本アニメの認知度が米国で高まるに連れて、日本アニメのノミネートや受賞も増えており注目される。昨年のアニー賞は、『イノセンス』が4部門、『ウルフズレイン』が音楽部門でノミネートされた。
アニー賞の選出は、アニメーターなど米国のアニメーション産業に広く関わる関係者達。賞レース自体だけでなく、そうした人々にどういった日本アニメのどの部分が評価されているかを知るいい機会でもある。今年は、米国でも注目を浴びた『ハウルの動く城』のほか、『スチームボーイ』、『アップルシード』などの劇場作品の公開があり注目度が高い。
そのアニー賞の今年度の日程が既に発表されている。選出のために必要なエントリーは、10月7日に既に締め切られているが、このエントリーされた作品の中からアニー賞のノミネート選出メンバーが各部門およそ5作品(人)のノミネートを行う。
受賞作品の発表は来年の2月4日、アカデミー賞より一ヶ月早く、劇場映画作品部門はアカデミー賞長編アニメーション部門の前哨戦としての注目度も高い。
アカデミー賞やベネチア映画祭、カンヌといった大きな賞はメディアで注目されることが多いが、こうした業界内の専門的な賞についても注目してみると面白いのでないだろうか。
/第33回アニー賞公式サイト
《animeanime》