東京国際フィルム&コンテンツマーケット
10月25日から27日まで、東京国際映画祭と連動した『東京国際フィルム&コンテンツマーケット』が六本木ヒルズで開催されている。この企画は、映画祭のマーケット機能を強化するという方針により今年から始まったもので、日本だけでなくアジアの映像作品を世界のバイヤ
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私は、2日目に出掛けたのだが、予想以上に大盛況であった。アニメフェアやゲームショーといったイベントと違い派手なパビリオンがあるわけでなく小さな展示ブースに映像とパンフレットのみの紹介が大半であった。しかし、かなり多くのブースが商談で埋まっており、活発なトレードが行われている様子が伺えた。
出展者も入場者もビジネス意欲が強く、ビジネスマーケットに特化したことで良い影響があったようだ。目に付いたのは海外の出展者、入場者の多さである。韓国、中国からそれぞれおよそ10社、団体、香港から5社、団体が参加している。映画祭での上映と組み合わせたことが予想以上の効果を発揮しているのかもしれない。特に、韓国企業については、昨今の韓流ブームの影響もあってか、非常にアクティブにビジネスを展開しているように感じた。展示されている作品も展示場で見る限りでは、非常に質が高かった。様々なコンテンツ関係のビジネスショーでの韓国企業のアグレッシブな活動をみるにつけこの分野に力を入れる韓国の今後の存在感の高まりを予想させられる。
展示内容は、映像コンテンツであり、事前にアニメ・ゲームに力を入れるということであったが、アニメの存在感はあまり大きくなかった。全体の1/3程度であった。同時期に幕張メッセで開催された東京国際エンタテイメントマーケットにアニメ制作会社の多くが流れたようで、フィルム&コンテンツマーケットではTV局や商社、広告代理店などが実写映像と一緒に紹介というケースが多かった。しかし、そういった企業の持つラインナップや現在の売込み中の作品を理解するうえでは非常に参考になった。先日のエンタテイメントマーケットの様子や地の利の難、不便利さを考えるとビジネス機能の面で両企画は統合されたほうが、さらに良い結果になるのでなるのでないだろうか。
今回の経験を生かして、東京国際映画祭の今後のさらなる発展を期待したい。
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