◆ゲンジブメンバーが異世界に行ったら…?

――『彼方から』はシリーズ累計400万部突破、優秀なSF作品に贈られる星雲賞も受賞した少女マンガの名作です。本作への感想も教えてください。
小泉:お互いの言語がわからない中で進む物語が、僕が見たことがある作品の中では初めてで新鮮味もあり面白く、気持ちや表現だけで感じ取っていくのが素晴らしいなと思いました。
吉澤:タイアップが決まったことをきっかけに読ませていただいたのですが、とにかくイザークがかっこよすぎます。自分の運命を背負いながら、典子への想いに葛藤する姿がすごく印象に残りました。強さだけではなく、その中にある優しさや不器用さも含めて、憧れる存在です。
――気になるキャラクターはいますか? その理由や、「このキャラクターのここが好き」と思う部分があれば教えてください。
小泉:イザークです。彼は19歳にして肝の据わり方が素晴らしいなと感じました。どんな状況でも冷静に判断している姿を見て、19歳の頃の僕と比べ物にならないと感じました。

吉澤:やっぱりイザークです。強くてかっこいいのはもちろんなんですが、自分の中に抱えているものがありながらも、典子と出会ったことで少しずつ変わっていく姿が好きです。感情を全部言葉にするタイプではないからこそ、行動から優しさが伝わってくるところにも惹かれます。
――主人公・典子は、言葉も文字も違う異世界で、一つひとつ言葉を覚えながら生きていきます。ゲンジブの楽曲にも哲学的で難しい言葉も登場しますが、歌詞で出会って初めて知った言葉や、意味を調べて印象に残った単語はありますか?
小泉:セルフタイトルである「原因は自分にある。」の歌詞に、「咲いたら枯れるさ ならば土の中 酸っぱい葡萄の種として眠ろう」というのがあるのですが、最初に歌詞だけ見たときは葡萄の漢字の読み方すらわからなかったです。このグループを組んでから漢字の勉強にもつながっています。
吉澤:「邂逅」という言葉です。「思いがけなく出会う」という意味の言葉ですが、漢字だけを見ると少し難しくてかたい印象があるのに、意味を知ると素敵な瞬間を表している言葉なんだなと思ったのが印象的でした。
――作品の物語の舞台は異世界。ゲンジブの楽曲も独特の世界観を持つものが多いですが、歌っていて別の世界に入り込むような感覚になる曲はありますか?
小泉:「Operation Ego」は曲を聞いただけでわかる世界観の強さで、素の自分を見せる時間が少ないと思います。
吉澤:特定の一曲というより、ライブで曲をパフォーマンスしているときは、完全に別の世界にいるような感覚になります。その日、その瞬間にしか存在しない世界の中に自分たちがいるような感覚です。ライブだからこそ生まれる空気も含めて、毎回違う世界に入り込んでいるように感じます。
――主人公の典子は、「天上鬼を目覚めさせる存在」として異世界に現れます。そこで、メンバーでいつも「目覚め」が早いのは? 朝の支度や遠征先でのエピソードがあれば教えてください。
小泉:大倉空人です。遠征のときに最年少の桜木雅哉を電話で起こしてあげているところを見て、朝が強いのかなとか思っています。
吉澤:武藤潤は、朝イチから元気度が違います(笑)。目覚めてからエンジンがかかるまでのスピードが桁違いで、朝からすでに完成している感じがします。いつもすごいなと思っています。
――7人の中で「異世界に飛ばされても一番たくましく生き抜きそうなメンバー」は誰ですか? 理由も教えてください。(逆に「一番早く帰りたい」と言い出しそうなメンバーも思いつけば教えてください)
小泉:武藤潤です。マンガの主人公のようなセリフ口調で喋る瞬間があって、異世界でも生き抜くことができる強さを持っていそうだと感じさせます。
吉澤:僕です。意外とどこでも生きていける自負があります。ただ、一番早く「帰りたい」と言い出すのも多分僕だと思います(笑)。毎日「早く帰りたい」と言いながら、それでもなんだかんだ順応して、最後までしっかり生き延びていそうな気がします。


