前回放送の「ナツキ・スバル」にて、スバルは彼自身の死者の書を介し、記憶を失った後のスバルと記憶を失う前のスバルで人格統合をおこないました。これで完全復活を遂げたスバルは、「エミリアたんのいちの騎士」として5つの障害に立ち向かうこととなります。
9月16日に放送された第83話「グッドルーザー」は、まさにそんな彼の快進撃の幕上げとなる痛快エピソード。4th season《奪還編》全8話のうち、第6話にあたる話数ということもあり、シーズンファイナルへ向けてドライブがかかるお話として、ユリウスの復活劇が綴られることとなりました。
そのような背景があることから、視聴者はもちろん、ユリウスの主人であるアナスタシア役の植田佳奈さんも、地上波の放送がスタートするなり「はじまった!!! 今日は色々しゃべりたいけど、明日のラジオにとっとく」とXに投稿。こらえきれない想いを覗かせていました。
暴食に記憶を奪われて以来、忘れられたことに対する絶望と、初代剣聖レイド・アストレアに大敗北を喫した恥辱にまみれ、何もかもを“失っていた”ユリウス。
本稿ではそんな彼の復活劇とアナスタシアの新たな関係について、視聴者の熱い反応をお届けしたいと思います。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

◆アナスタシアの想いにも涙した83話
完全復活を遂げたスバルは、その足で書庫からライ・バテンカイトスと一対一で戦っていたエミリアのもとへ。
「俺の名前はナツキ・スバル! エミリアたんのいちの騎士!!」
反撃の狼煙とも受け取れる口上を発し、ひとり奮闘していたエミリアに希望を与えます。その「記憶が戻ったのね!」と言わんばかりのパッと輝くエミリアの笑顔に、視聴者も「嬉しすぎて思わず抱きついちゃうエミリアたん可愛すぎる」「ほんとに嬉しそうだ!」「エミリアたんって呼ぶスバルの安心感よ……」と感激しつつ、「スバルが頼もしい。なんとかしてくれる感がすごい」と彼の活躍に期待します。

残念ながらライを取り逃がし、エミリアの記憶も食われて、ラムやベアトリスからも忘れられてしまったエミリアですが、スバルが記憶を取り戻したこと、スバルだけは自分のことを覚えていてくれたためノーダメージのようす。むしろ“記憶を失った後のスバル”が統合によって消失したことや、統合の影響を心配して、スバルを気遣ってくれる優しさを見せました。
こうしてエミリアと合流した後はベアトリス、ラム、パトラッシュを回収。さらに魔獣に対処していたシャウラ、メイリィ、アナスタシアとも合流しました。しかし誰かがルールを破ったことでシャウラがサソリ化すると、スバル、ベアトリス、メイリィがひとまず魔獣のスタンピードと大サソリの対処に乗り出します。
同じころ、逃走したライはラムが対処。レムの記憶を食い、姉妹の絆を引き裂いた恨みを晴らすべく「ブタのように鳴きながら死になさい」と冷たい眼差しを向けました。

一方、レイドと戦っていたユリウスのもとには、スバルの指示を受けたエミリアとアナスタシアが現れます。そしてエミリアが先を急ぐ間、ユリウスがアナスタシアに見守られながらレイドとのバトルを再開。スバルが記憶を取り戻したことで自分も負けられないと、“殻を破る”決意を固めました。
「改めて名乗ろう。私はユリウス・ユークリウス。アナスタシア・ホーシンさまのいちの騎士。名無しの騎士を気取るのは、これまでだ……」

これに視聴者は大敗北した時のことを思い出しながら「格好良いぞユリウス!!がんばれ!」「そいつに勝って先へ進め」「ユリウス、カッコいい……!」とエールを送ります。
今のユリウスはこれまでのユリウスではありません。幼いころに出逢ったラインハルトという「憧れ」を胸に抱き、見栄にこだわり、あえてハリボテの自分を肯定して、その決意さえもプライドとして掲げる。一切の迷いもありませんでした。彼は未練がましく従えていた精霊を開放すると、“今の自分”と再び契約を結びます。
「永久にかぶると決めたハリボテ……」「立場が人を作る」。視聴者もそんなユリウスを支持します。箸であしらっていたレイドも本気に挑むことにしたのか、ついに剣を手にしました。

「レイドが剣をとった!!」「おっ! レイドも本気出すのかっ!?」。ここからがユリウスとレイドの本当のバトルです。両者は激しく切り結ぶと、一進一退の状況下、その真剣勝負に酔いしれます。それをじっと見守るアナスタシアの胸にも去来するものがありました。
エキドナが表に出てきたのはいいものの、なぜかアナスタシアに戻ることができずにいたこれまでの日々。それは暴食に記憶を食われ、ユリウスのことを忘れるのが怖かったからでした。だからこそアナスタシアは自分の中に閉じこもっていたのです。
「なるほど! だからアナスタシアは表面に出てこなかったのか!」「はぇ~、だから引きこもってたんか」。視聴者もようやく謎が解けてホッと息をつきます。アナスタシアにとっても今が殻を破る時。エキドナに促されてようやく表に出てきたアナスタシアは、自分の騎士が大きく成長し、もっとも“かっこいい瞬間”をその目に焼き付けます。
「ユリウス、いったれ! 私の騎士!!」

こうしてユリウスはついにレイドに一撃を加え、レイドのタイムリミットがあったにしても、自力で生き残ることに成功したのでした。もしロイの肉体をレイドが乗っ取っていなければ、ユリウスはそのまま命を落としていたかもしれません。勝利には手が届かなかったものの、ユリウスは生き残り、レイドは肉体崩壊とともに消滅。これ以上の戦果はありませんでした。
その頃、第2の試験の先、1層にたどり着いたエミリアは、そこで巨大な存在と出逢っていて……。

ユリウスのみならず、アナスタシアの想いも描かれ、前回と同様の“神回”となった第83話。
「後半ずっと泣いてた」「涙で前が見えないいい」「作画が鬼がかってた」。そう語る視聴者にまじって、熱い想いを書き綴る視聴者もいました。
《奪還編》も残すところあと2話。シャウラが救われる日はいつくるのでしょうか。


◆◆◆『TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』4th season』放送情報◆◆◆
■《喪失編》(全11話)4月8日(水)より TOKYO MX、AT-Xほか全国21局にて
■《奪還編》(全8話)8月12日(水)より放送開始
■STAFF
原作:長月達平(MF文庫J「Re:ゼロから始める異世界生活」/KADOKAWA刊)、キャラクター原案:大塚真一郎、監督:篠原正寛、シナリオ監修:長月達平、シリーズ構成:横谷昌宏、キャラクターデザイン・総作画監督:佐川 遥、モンスターデザイン:千葉啓太郎、プロップデザイン:岩畑剛一/鈴木典孝、美術設定:青木 薫(美峰)、美術監督:木下了香(美峰)、色彩設計:坂本いづみ、撮影監督:宮城己織(T2studio)、3Dディレクター:居嶋健太郎(FelixFilm)、編集:須藤 瞳(REAL-T)、音楽:末廣健一郎、音楽制作: KADOKAWA、音響監督:明田川仁、音響効果:古谷友二(スワラ・プロ)、音響制作:マジックカプセル、アニメーション制作:WHITE FOX、製作:Re:ゼロから始める異世界生活4製作委員会
■CAST
ナツキ・スバル:小林裕介、エミリア:高橋李依、ベアトリス:新井里美、ラム:村川梨衣、レム:水瀬いのり、ユリウス・ユークリウス:江口拓也、アナスタシア・ホーシン:植田佳奈、メィリィ・ポートルート:鈴木絵理、シャウラ:ファイルーズあい、レイド・アストレア:杉田智和、ライ・バテンカイトス/ロイ・アルファルド:河西健吾、ルイ・アルネブ:小原好美
(C)長月達平・株式会社KADOKAWA刊/Re:ゼロから始める異世界生活4製作委員会



