「何を見せられたんだ…?」13年ぶりの「まどマギ」新作、その圧倒的映像に言葉を失った【ワルプルギスの廻天 最速上映ネタバレなし感想】 | アニメ!アニメ!

「何を見せられたんだ…?」13年ぶりの「まどマギ」新作、その圧倒的映像に言葉を失った【ワルプルギスの廻天 最速上映ネタバレなし感想】

2013年公開の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』から、実に13年。多くのファンが待ち続けてきた完全新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』が、ついに劇場公開を迎えた。9月12日まで“ネタバレNG”の中、見た者が感じた思いとは……?

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「待っていた」――
その一言では、とても言い表せない。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉 』キービジュアル

2013年公開の『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語』から、実に13年。多くのファンが待ち続けてきた完全新作映画『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』が、ついに本日8月28日、劇場公開を迎えた。

もともと2024年冬の公開が予定されていた本作は、2025年冬、そして2026年2月へと公開時期が変更され、さらに再調整へ。実に3度の延期を経て、ようやく公開を迎えたのである。この日を待ち望んでいたファンは、きっと数え切れないほどいるだろう。

かくいう筆者もそのひとり。朝イチの劇場に足を運んでみると、劇場は満席。長い年月を経てもなお、これほど多くのファンがスクリーンの前に集まったことからも、本作への期待の大きさが伝わってきた。

スタンディングパネル

■2011年の衝撃から13年-『まどマギ』がついに帰ってきた!

これほどまでに人々を劇場へと向かわせる力を持った『魔法少女まどか☆マギカ』(以下『まどマギ』)という作品は、そもそも2011年にテレビシリーズの放送が開始となった。

かわいらしい魔法少女もののイメージを鮮やかに裏切る衝撃的な物語と、先の読めない展開、独創的な映像表現が大反響。そのほか、コミカライズやゲーム、グッズなどさまざまな展開を続けてきた。2013年の『[新編]叛逆の物語』が、深夜アニメの劇場版として興行収入20億円を突破する大ヒットとなったことからも、その熱量の大きさがうかがえる。

そして今回、ついに『[新編]叛逆の物語』の“その先”が描かれた。

長い年月を経て、再びスクリーンに帰ってきた鹿目まどか、暁美ほむらたち。公開直前には過去作のリバイバル上映や、本作の冒頭映像約5分の先行公開も行われ、ファンの期待は最高潮に達していた。

■待っていたのは「何を見せられたんだ…?」という衝撃

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』予告場面カット

まず何より、スクリーンに映し出される映像の圧倒的な美しさに息をのんだ。

『まどマギ』といえば、シャフトならではの大胆な構図や独特のカメラワーク、現実と幻想の境界を曖昧にするような異空間表現が大きな魅力のひとつ。本作でも、その“まどマギらしさ”は健在だった。むしろ、劇場版という大きなスクリーンを得たことで、その魅力がさらに増幅されていた。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』予告場面カット

とくに印象的なのは、「かわいらしさ」と「不穏さ」が同居していること。色彩豊かで美しい世界が広がったかと思えば、次の瞬間にはどこか現実感のない、奇妙で不安を掻き立てる空間へと変貌する。その落差がとにかく鮮烈で、ただ画面を眺めているだけでも『まどマギ』の世界へと引きずり込まれていく。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』予告場面カット

さらに本作では、劇団イヌカレーによる“異空間設計”も健在。現実世界とは明らかに異なる素材や質感、コラージュのようなビジュアルが次々と現れ、観客の「これは一体何を見せられているんだ?」という感覚すら、そのまま作品の魅力へと変えてしまう。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』予告第2弾 場面カット(C)Magica Quartet/Aniplex,Madoka Project

『叛逆の物語』から13年。もちろん、あの頃の映像表現をそのまま再現するのではない。長い年月を経たからこそ可能になった表現を取り込みながら、それでもひと目で「これは『まどマギ』だ!」とわかる。そんな唯一無二の映像世界が、本作には広がっていた。

一方で、本作のストーリーについては、ここでは多くを語ることができない。というのも、公式Xが「ネタバレ防止のお願い」を投稿し、各種SNSや動画共有サービスなどでのネタバレを含む投稿を9月12日0時まで控えるよう呼びかけているからだ。

もちろん、本稿でもその方針に従い、物語の核心に触れるようなネタバレは避けたい。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ〈ワルプルギスの廻天〉』予告第2弾 場面カット(C)Magica Quartet/Aniplex,Madoka Project

ただ、ひとつだけ言えるのは「何を見せられたんだ……?」という感覚が、鑑賞後もしばらく頭から離れない作品だった、ということ。

だからこそ、まずは劇場の大きなスクリーンで、この映像を体感してほしい。一瞬で異様な世界へと連れていかれる感覚。そして、何気ない会話にまで仕込まれた違和感。『まどマギ』が13年の時を経て帰ってきたことを、まず映像そのものが強烈に実感させてくれた。

(C)Magica Quartet/Aniplex,Madoka Project

《米田果織》

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