2026年1月6日(火)よりTOKYO MXなどで放送中の『鎧真伝サムライトルーパー』は、1988年に放送された『鎧伝サムライトルーパー』の正統続編として、その35年後を描いています。

本記事の主役は、その『鎧真伝サムライトルーパー』に登場する敵側のキャラクター「十勇士」。サムライトルーパーたちが戦う妖邪帝王「羅真我(ラマガ)」の忠実な手下であり、それぞれが高い戦闘能力を持って凱たちサムライトルーパーを圧倒しました。
しかし敵対する相手ながら、本拠地である妖邪界にいる間はリラックスしていて、時にはステージに立って熱唱するなど意外すぎるプライベートも。
特にファンの間で話題になったのは第7話でのこと。なんと突然「流しそうめん」をはじめて、十勇士一同、無邪気にはしゃいでいました。このアットホームすぎる出来事はキャストの間でも話題になっており、『鎧真伝サムライトルーパー』公式YouTubeにアップされている「羅真我トーク」でもネタにされるほど。
第1話の段階ですでに「おや? 思ってた悪役とちょっと違うぞ?」と注目されてはいましたが、あのシーンで一気にブレイクした印象でした。
いいですよね、アットホームな職場。
そこで今回は、人気上昇中の悪役「十勇士」にスポットを当て、その元ネタ、名場面、さらには前作『鎧伝サムライトルーパー』の名悪役についても語りたいと思います。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
◆サスケの熱血キャラに熱視線!

本作に登場する「十勇士」は、真田幸村に仕えたという架空の家来「真田十勇士」がモチーフです。講壇、小説、マンガ、映画、ドラマ、アニメ、ゲームなどなど、十勇士をモチーフにした作品が数多くありおなじみの面々です。とくに猿飛佐助と霧隠才蔵は十勇士のツートップで、単独主役の作品が今なお作り続けられています。
なぜ十勇士が登場したかと言えば、おそらく「羅真我(ラマガ)」の中に初代サムライトルーパー「烈火のリョウ」が囚われていることから、リョウのご先祖であるとも目される真田幸村にちなんだキャラクターとして白羽の矢が立ったのでしょう。ちなみに担当声優とモデルになった真田十勇士は以下の通りとなります。
【十勇士/名前組】
サスケ/猿飛佐助(さるとび さすけ):佐藤拓也
サイゾウ/霧隠才蔵(きりがくれ さいぞう):鳥海浩輔
カマノスケ/由利鎌之助(ゆり かまのすけ):寺島拓篤
セイカイニュードー/三好清海入道(みよし せいかいにゅうどう):杉田智和
イサニュードー/三好伊三入道(みよし いさにゅうどう):天崎滉平(崎は「たつさき」)
【十勇士/苗字組】
ネヅ/根津甚八(ねづ じんぱち):鈴村健一
アナヤマ/穴山小助(あなやま こすけ):沢城千春
ウンノ/海野六郎(うんの ろくろう):竹内良太
カケイ/筧十蔵(かけい じゅうぞう):遠藤大智
モチヅキ/望月六郎(もちづき ろくろう):熊谷俊輝

本作における十勇士には名前で呼ばれる「名前組」と、名字で呼ばれる「苗字組」の2つのグループがあり、普段はその区別はないものの、「羅真我(ラマガ)」にとっては明確に役割が分けられていました。なぜなら苗字組はサムライトルーパーの「凱」を覚醒させるための生贄要員であり、その命を散らせることで「羅真我(ラマガ)」の目的を達成するという、とんでもない行く末が運命づけられていました。そのため名前組は、第9話現在において一切の犠牲がないのに、苗字組はついに5人全員がサムライトルーパーに倒されていました。
またそのような扱いであるため、苗字組は名前組を秘かに嫉妬しているようすです。知らず知らずのうちに上下関係も意識していたようで、第9話のシャワーシーンでは、あわや対立の構図が生まれてしまうところでした。
もしかしたら苗字組は、「人間界で罪を犯した罪人」という出自においても負い目を感じていたのかも知れません。名前組の出自は明かされていないものの、どこか明確な境界線があるのはうかがえました。

一方、名前組の熱き特攻隊長サスケは、そんな苗字組を放っておくことができず、どうにか助けられないかと何度も手を差し伸べました。しかしそれはいらぬ情けであり、苗字組のプライドを傷つけるようなもの。それでもこれ以上、仲間を失いたくない……。その一心で納得できない現状に抗います。サスケの仲間想いのキャラクター性は早くもファンの心を掴み、「なんか敵にしておくにはもったいないな」と注目を集めていました。
とくに番組スタート時のサムライトルーパーは凱がまだ妖邪側にいたこと、チームワークが未熟だったこともあり、サスケの主人公のような立ち回りや仲の良い十勇士は、「むしろこっちを応援したい」と視聴者に思わせるほど好印象でした。

注目の話数といえば、やはり3月3日に放送された第9話です。
この段階ではすでに苗字組の3人が散り、残るはカケイとモチヅキの2人のみ。「羅真我(ラマガ)」の酷い扱いも発覚しており、どこか十勇士も「羅真我(ラマガ)」に対する忠誠心を揺るがせているタイミングでの出来事でした。そんな中でカケイとモチヅキが「羅真我(ラマガ)」によって巨大な1体の妖邪に変異させられ、その意志とは関係なくサムライトルーパーと戦わされることになります。
カケイとモチヅキに同情的だったサスケたち名前組は、サムライトルーパーを相手に戦うカケイ&モチヅキを静観しつつ、どうにか加勢できないかとタイミングを見計らっていました。しかし「いざ!」という場面でサスケたちが動こうとすると、カケイ&モチヅキがフォースフィールドを張って彼らの行く手を阻みます。
何故? 何が起こったのか!?

答えは簡単。今この戦いに介入すれば、それは「羅真我(ラマガ)」に対する反逆行為にあたります。カケイとモチヅキは名前組の扱いの良さに反発しつつ、それでも心の中では巻き込みたくないという気持ちが大きく、こうして干渉できないようにしたのでした。
我々みたいになるな……。汲み取れるその意志は、ウンノが第8話でカケイやモチヅキを気遣い、単独で出撃したあの時と同じ。あの時もサスケは見守るしかないカケイとモチヅキにこう声をかけました。
「本当に行かなくていいのか、これ以上仲間が犠牲になるのは御免だぞ」
本来ならサムライトルーパーが主役なのでトルーパー側を応援したいところですが、楽しそうに流しそうめんをする姿や、第3話で仲間のために葬式をする姿を見てしまっては十勇士側も応援したくなるというもの。これは善悪を一方的に描かない『鎧真伝サムライトルーパー』ならではの鑑賞体験ではないでしょうか。

そして注目と言えば、第9話で少しだけ描かれた武装シーンです。なんとサムライトルーパーたちと同じ「反物が飛ぶ」という演出が見られ、サムライトルーパーたちと同じ系統の「鎧擬亜(ヨロイギア)」であることが示唆されました。
サムライトルーパーと同じ系統の「鎧擬亜(ヨロイギア)」と言えば、前作『鎧伝サムライトルーパー』に登場した悪役「四魔将」を思い出す人も多いはず。なにしろサムライトルーパーと四魔将の「鎧擬亜(ヨロイギア)」は、同じ妖邪帝王「阿羅醐(アラゴ)」の鎧を割って作ったものです。前作では四魔将のひとり、鬼魔将シュテンが正義の心に目覚め、やがて烈火のリョウと肩を並べて戦うという熱いシーンを魅せてくれました。本作でもサスケにその希望を抱いている人も多いはず。いずれ凱と肩を並べて戦う日が来ることを夢見ている人も多いのではないでしょうか。
いずれにしてもまだまだ十勇士の、とくに名前組は出自など不明な部分が多く、今後の展開が楽しみなところ。サスケのあの熱いキャラクターが今後どのように物語を動かすのか? 十勇士の活躍にも期待が集まります。
あなたの“推し”の十勇士は誰ですか?

¥4,950
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◆◆◆『鎧真伝サムライトルーパー』放送情報◆◆◆
【STAFF】
原作:矢立 肇 監督:藤田陽一 シリーズ構成・脚本:武藤将吾 メインキャラクターデザイン:室田雄平 ヴィランキャラクターデザイン:ことぶきつかさ ヨロイギアデザイン原案:岡本英郎 アニメーションヨロイギアデザイン:鈴木卓也 総作画監督:山中純子、田中智子 メインアニメーター:西村博之 画面設計演出:齋藤 瑛 美術監督:田山 修 色彩設計:田中美穂 CGディレクター :鈴木雅臣、高橋圭佑(高は「はしごだか」) 撮影監督:石黒瑠美 編集:坂本久美子 音響監督:田中 亮 音楽:片山修志(Team-MAX) アニメーション制作:サンライズ 製作:「鎧真伝サムライトルーパー」製作委員会
【CAST】
凱:石橋陽彩 上杉魁人:榎木淳弥 北条武蔵:村瀬 歩 北条大和:武内駿輔 石田紫音:熊谷健太郎 織田龍成:増田俊樹 新垣美麗:Lynn 羅真我:小西克幸 サスケ:佐藤拓也 サイゾウ:鳥海浩輔 カマノスケ:寺島拓篤 セイカイニュードー:杉田智和 イサニュードー:天崎滉平(崎は「たつさき」) ネヅ:鈴村健一 アナヤマ:沢城千春 ウンノ:竹内良太 カケイ:遠藤大智 モチヅキ:熊谷俊輝
【TV放送】
2026年1月6日(火)より放送中
TOKYO MX 毎週火曜23時30分~
関西テレビ 毎週火曜25時19分~
BS11 毎週水曜24時00分~
【配信】
2026年1月6日(火)より毎週火曜24:00~配信中
U-NEXT、アニメ放題、dアニメストア
【見放題配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
ABEMA、FODプレミアム、J:COM STREAM、TELASA、DMM TV、バンダイチャンネル、Prime Video、Pontaパス、milplus見放題パックプライム、Lemino
【都度課金配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
J:COM STREAM、TELASA、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、Prime Video、music.jp、milplus
HAPPY!動画 ※2026年1月13日(火)12:00~
・ムービーフル ※2026年1月12日(月)12:00~
・ニコニコチャンネル ※2026年1月10日(土)1:00~
【見逃し無料配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
TVer、カンテレドーガ
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:30~配信中
ニコニコ生放送
2026年1月10日(土)より毎週土曜1:00~配信中
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