現在放送中の『鎧真伝サムライトルーパー』は、1988年に放送された『鎧伝サムライトルーパー』の正統続編として、その35年後の“現在”を描く物語。政府の対妖邪・特殊部隊として戦う次世代サムライトルーパーの成長を描く一方、初代サムライトルーパーや前作キャラクターの“現在”も描かれ、新規ファンのみならず前作ファンにも好評です。
その特色はやはり「出し惜しみをしない怒涛の展開」。
今作のラスボス的存在・妖邪帝王「羅真我(ラマガ)」の正体が初代サムライトルーパー・真田遼だったり、アニキ的存在の織田龍成が命を落としたり、毎回、なにかしらの形で視聴者の悲鳴が響き渡ります。
さらに2月10日に放送された最新エピソードの第6話では、なんとラストシーンに前作レギュラーキャラクターの山野純が登場! 「もう戦いたくない!」と要塞列車の一角に閉じこもるほどのPTSDを発症した彼は、運動不足と不摂生で35年前の姿など見る影もありません。このサプライズに視聴者も、「じゅ、じゅん!? おま、じゅ!?」「古のトルーパーオタク勢がいま悲鳴をあげたぞ」とXを中心に阿鼻叫喚。面影は残しつつも、容姿も、性格も変わり果てており、しばし呆然とする前作ファンが続出しました。
しかし見た目はともかく、気になるのは「純はいったい、どんな恐怖を味わったのか?」ということ。遼以外の初代サムライトルーパー4名の消息も心配でなりません。
そんな彼らを救うことになるのが次世代サムライトルーパーである凱、上杉魁人、北条武蔵、北条大和、石田紫音の5名。彼らはいま、頼れる仲間である龍成を失い失意のドン底に。それでももがき、苦しみながら新たな一歩を踏み出そうとしています。
本稿ではそんな第6話のハイライトを、Xにポストされた視聴者の反応とともにお届けしたいと思います。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

◆死してなお“仲間”を支える龍成
第6話が始まるや否や、唐突に流れる映像に視聴者は誰もが驚いたはず。なにしろそこに映し出されていたのは38年前のTVシリーズ版『鎧伝サムライトルーパー』の映像だったから! この唐突なサプライズに「え!?これ前のシリーズ!?」「当時の映像はあかんて!! 心臓ドキドキなるやんけ!!!」と早くもXは大混乱。
さらに若き龍成と紫音のトレーニングシーンでは、妖邪界で消息不明になる直前の遼の姿が。彼は当時、「DST(防衛特殊事案対策本部)」の新人育成担当として龍成や紫音を鍛える立場にあり、龍成と紫音に“ヒーローのなんたるか”を優しくみっちり教え込んでいました。
ここまでしっかり遼のことが描かれるとなると、やはり気になるのは他の初代サムライトルーパーたちです。「当麻さんや征士さんはどうしたんですか?」「こうなると他のトルーパーはどうしたんだ、ってなるよね」とザワザワ……。また“現在の遼”についても「遼オタですが、しょっぱなから気絶してる」「大人になっても遼は遼だったから安心した」とさまざまな反応を見せていました。

さて遼がどのような経緯で「羅真我(ラマガ)」に取りこまれたのかは明かされましたが問題はここからです。龍成を失い、「羅真我(ラマガ)」の手下である十勇士に完膚なきまでに叩きのめされたサムライトルーパーたちはすっかり意気消沈。要塞列車に帰還しても、勝算のない戦いに追い詰められてしまいます。中でも武蔵の絶望はとても大きく、彼は震えながら魁人や大和に告げました。
「いいんじゃないかな、逃げても……」
サムライトルーパーを辞めて後ろ指をさされても死ぬよりはマシ……。それは「ヒーローになる」という夢と「命をかける」という現実の狭間で揺れ動く、純粋だからこそ感じられた葛藤です。初代サムライトルーパーのように「選ばれた存在」でもなければ戦う義務などないただの子供。突き付けられた現実は残酷すぎるほど残酷です。そんな武蔵に対して視聴者も「まぁ、わからんでもないな」と理解を示しつつも複雑な心境でした。

一方、凱は龍成の死をきっかけに変わり始めていました。妖邪だった頃にはなかった「死の苦しみ」をはじめて味わい、人間が変異した妖邪「傀儡」に対しても躊躇するようになっていたのです。そのことを見越していた龍成は、置き土産として凱専用の特別なトレーニングを用意。凱はさっそく試すのですが、トレーニングの内容は想像以上に過酷で“えげつない”ものでした。
なんとそのトレーニングとは、記憶をもとに仮想敵を作るというもの。今回の“仮想敵”は凱が第1話でその手にかけ、残酷にも命を奪った人々です。「よくも殺してくれたな!」「俺には大事な家族がいたんだぞ……」「僕は、ただそこにいただけじゃないか……」。次々と現れ、虚ろな目で凱にナイフを突き立てます。何度も、何度も何度も……。仮想空間の虚空には凱の悲痛な叫びだけがこだましていました。
その描写に、Xでは「罪と向き合う時間が来たようだ」「えぐいプログラムだなあ」「人間を知ったから、大切な人だとわかったから……」とさまざまに受け止めを。当初は残虐非道な凱に対して批判もあった本作ですが、彼を成長させ、「炎の戦士」に必要な“仁”の心に開眼しようとしている今は応援の気持ちが芽生えています。しかしそう思っている間にも凱はバラバラに引き裂かれ、己の罪と、龍成の死を通して知ってしまった“人間らしい心”の責め苦を味わわされていたのでした。
もはや極限まで追い詰められたサムライトルーパーたち。いまだ戦う意欲を失っていない凱はともかく、これ以上の犠牲者を仲間から出したくない魁人・武蔵・大和はサムライトルーパーを辞めようとすらします。
そんな彼らの前に現れたのは、かつて龍成の前から去った元サムライトルーパーの紫音でした。

凱たちのバトルスタイルや弱点を詳細に分析したデータを受け取った紫音は、それを作成した龍成の想いに応えるべく凱たちに勝負を挑みます。そして挑発に乗った大和から叩きのめしました。
“後輩”たちの良いところも、弱点も、すべて見ていた龍成。その詳細なデータと熟練した紫音の立ち回りに、大和、武蔵、魁人では太刀打ちできません。しかし同時に、彼らは紫音の中に龍成の面影を重ね、彼と再びトレーニングをしているような錯覚を覚えます。憎まれ口を叩いていても根は優しい紫音。それは果たして「龍成に託されたから」だけでしょうか?
この展開に視聴者も「紫音、こいつ絶対いい奴じゃん」「ちゃんと龍成の代わりやってるじゃねえか」「初代も全員好きだったけど、令和も全員好きだわ」と共感の声が続々と。
そのさなか、魁人は紫音に向かって思わず叫びます。
「なんで……、なんで俺たちを残して……。これからどうすりゃいいんだよ!」
紫音と一戦交えつつ、まるですがるような目を向ける魁人。その瞳の奥の動揺に共感した紫音もまた、溢れる感情をグッと抑え込むように呟きました。
「俺も同じだ……」
一見、平然としているようで、本当は同じように傷ついていた紫音。なにしろ彼は龍成とともに遼のもとでトレーニングをし、苦楽をともにし、同じ挫折を味わった仲間です。龍成が食らった毒のことに気付いてさえいれば、もっと別の道があったかもしれません。しかし紫音は龍成に反発し、彼の前から去る決意をしました。だからこそ、こうして今、龍成のやり残したことを引き継ぐために“後輩たち”の前に再び姿を現したのです。

凱との一戦を終えてサムライトルーパーに復帰することが決まった瞬間も、彼は倒れ伏した地面の上で、かつて龍成とともに味わったトレーニングの思い出に包まれていました。
隣から聞こえてきたのは、龍成の“なつかしい声”。
「この痛みが、明日を変える一歩になる」
紫音がハッと目を向けた時にはすでに遅く、彼に微笑みかけた龍成の幻影は虚空へと溶けていました。それは紫音の胸に生き続ける、彼だけの記憶の宝物。もう2度と戻ることのない幸せだった日々です。しかし彼は嬉しそうに目を細め、「そんなわけねぇだろ」と、過ぎ去った日々と同じように天を仰いだのでした。
死してなお“皆”の心に残り、あの優しい微笑みを向けてくれる龍成。この5人は広告塔のサムライトルーパーたちとは違います。寄せ集めなどではなく、龍成の想いの元に集った大切な仲間たちです。それは「選ばれし5人」だった初代サムライトルーパーと、どこか似ている気がしませんか?
こうして紫音は正式にサムライトルーパーとして復帰。ここにようやく5人の戦士が集うこととなりました。次の目標は「羅真我(ラマガ)」への切り札である覇王帝の鎧の入手。そのために鍵を握る純と会うことにしたのですが……。
はたして純に何があったのか? 2月17日放送の第7話でどのような展開を迎えるのか? 加速度的にストーリーが展開していく『鎧真伝サムライトルーパー』からますます目が離せません!


◆◆◆『鎧真伝サムライトルーパー』放送情報◆◆◆
【STAFF】
原作:矢立 肇 監督:藤田陽一 シリーズ構成・脚本:武藤将吾 メインキャラクターデザイン:室田雄平 ヴィランキャラクターデザイン:ことぶきつかさ ヨロイギアデザイン原案:岡本英郎 アニメーションヨロイギアデザイン:鈴木卓也 総作画監督:山中純子、田中智子 メインアニメーター:西村博之 画面設計演出:齋藤 瑛 美術監督:田山 修 色彩設計:田中美穂 CGディレクター :鈴木雅臣、高橋圭佑(高は「はしごだか」) 撮影監督:石黒瑠美 編集:坂本久美子 音響監督:田中 亮 音楽:片山修志(Team-MAX) アニメーション制作:サンライズ 製作:「鎧真伝サムライトルーパー」製作委員会
【CAST】
凱:石橋陽彩 上杉魁人:榎木淳弥 北条武蔵:村瀬 歩 北条大和:武内駿輔 石田紫音:熊谷健太郎 織田龍成:増田俊樹 新垣美麗:Lynn 羅真我:小西克幸 サスケ:佐藤拓也 サイゾウ:鳥海浩輔 カマノスケ:寺島拓篤 セイカイニュードー:杉田智和 イサニュードー:天崎滉平(崎は「たつさき」) ネヅ:鈴村健一 アナヤマ:沢城千春 ウンノ:竹内良太 カケイ:遠藤大智 モチヅキ:熊谷俊輝
【TV放送】
2026年1月6日(火)より放送中
TOKYO MX 毎週火曜23時30分~
関西テレビ 毎週火曜25時19分~
BS11 毎週水曜24時00分~
【配信】
2026年1月6日(火)より毎週火曜24:00~配信中
U-NEXT、アニメ放題、dアニメストア
【見放題配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
ABEMA、FODプレミアム、J:COM STREAM、TELASA、DMM TV、バンダイチャンネル、Prime Video、Pontaパス、milplus見放題パックプライム、Lemino
【都度課金配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
J:COM STREAM、TELASA、バンダイチャンネル、ビデオマーケット、Prime Video、music.jp、milplus
HAPPY!動画 ※2026年1月13日(火)12:00~
・ムービーフル ※2026年1月12日(月)12:00~
・ニコニコチャンネル ※2026年1月10日(土)1:00~
【見逃し無料配信】
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:00~配信中
TVer、カンテレドーガ
2026年1月10日(土)より毎週土曜0:30~配信中
ニコニコ生放送
2026年1月10日(土)より毎週土曜1:00~配信中
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