TVアニメ『薬屋のひとりごと』第33話「先帝」が、2025年3月7日に放送。前回から続く“呪い”の謎が解け、SNSでは「あーそういうこと」「大人の女性が怖いのか……」など話題に。とくに能登麻美子演じる皇太后の迫力がすさまじく、「能登ボイス怖いよ(最高)」「演技やばすぎる」という声も多く集まった。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。

『薬屋のひとりごと』は、日向夏が「ヒーロー文庫」より刊行中で「ビッグガンガン」および「サンデーGX」でのコミカライズも展開している、シリーズ累計3,800万部を突破した小説を原作とする後宮謎解きエンタテインメントだ。中世の東洋を舞台に、「毒見役」の少女・猫猫が宮中で起こる様々な難事件を次々に解決する姿を描く。
TVアニメ第1期は2023年10月より放送が開始されると、各配信プラットフォームでは視聴ランキングで常に上位にランクインし、「TVerアワード 2023」の特別賞を受賞するなど大きな話題となった。
2025年1月10日より連続2クールで放送される第2期は、オープニングテーマに幾田りらの「百花繚乱」が起用されたことでも話題を集めている。
先週放送された第32話では、後宮に飛び交う噂や皇太后の呪いの謎など、1話でさまざまな内容が展開され「ご褒美になってるww」「壬氏様は後宮のアイドル」「圧がすごい」など場面で大きく異なる声がSNSに集まった。
今回の第33話では、前回に引き続き皇太后・安氏から依頼された、死体が腐らないという先帝の“呪い”の解明に臨む猫猫の姿からスタート。調査のため久々に壬氏の屋敷に滞在することになった猫猫は、水蓮の部屋で彼女が読んでいる本に興味を持つ。

試しに1冊読んでみようとしたところ、どうやら少女マンガのような“キャッキャウフフ”な男女の青春物語が描かれていたようだ。猫猫は「水蓮様、結構若いな」と本を即座に閉じる。テンポの良い一幕に、SNSでは「中身めっちゃ気になるやんwww」「ラブコメ本だったのw」と笑いが起きていた。
そうしている内に、猫猫はかつて壬氏がお気に入りだった玩具が入っている行李の中から、不思議な色の小石を見つける。一見ただの石なのに、どうやら毒の塊であることを一見するだけで見抜く猫猫だったが……?

翌日、呪いの正体を明らかにするため、皇太后や壬氏らと共に先帝の部屋を訪れた猫猫。そこには壁紙の下に例の石、“雄黄”を元にした顔料で描かれた絵の姿があった。なんでも雄黄の毒は物を腐りにくくする成分らしく、それを用いて絵を描いていたから先帝の死体は腐らなかったという。
猫猫の推理を受けた皇太后は、先帝と過ごした日々を振り返る。それは甘い物ではなく、やはり幼い頃に子を生んだことで切った腹に対して思うところがあるようだ。先帝は幼い少女にしか興味がないという話通り、皇太后が育っていく内に興味を失っていく先帝。

その反応は単に成人した女性に対する恐怖症が原因だったようで、視聴者たちは「なるほど、少女趣味じゃなくて大人の女性が怖いのか……」「あーそういうこと。だから必然的にそうなったと」など、先帝の性格を理解していく。
しかし皇太后の傷は深い。生前の先帝に襲いかかる皇太后は、声優・能登麻美子の怪演により迫力倍増。前回も「変なこと言うと首吹き飛ばされそうな雰囲気!」というコメントも寄せられていたが、「能登ボイス怖いよ(最高)」「能登さんとっても能登キャラwwww」「演技やばすぎる」など、さらに恐ろしさを増した姿を視聴者に焼き付け今回の主役を務めきった。

TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期は、毎週金曜23時より日本テレビ系「FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)」枠にて放送中。第33話「先帝」は、ABEMAにて無料配信されている。次回は3月14日放送予定。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会