TVアニメ『薬屋のひとりごと』が、公益社団法人日本薬剤師会のコラボより薬局窓口などで展開中のコラボお薬手帳について、増刷することを伝えた。2025年3月6日、同作の公式サイトとX(旧Twitter)の公式アカウントにて発表されたもので、現在多数見受けられる、転売行為および転売品の購入を控えてほしい旨についても改めて呼びかけた。

『薬屋のひとりごと』と日本薬剤師会のコラボは2024年11月に実施が発表され、2025年2月に描き下ろしコラボビジュアルの公開、およびこれを用いたポスターとお薬手帳が3月より薬局窓口などで登場する旨が告知されていたもの。後宮医局の百味箪笥の前ですり鉢を持ち、薬を調合する猫猫の姿が描かれたお薬手帳は「処方箋に基づき調剤した医薬品を記録するために活用」されるもので、「単なる配布や販売は行いません」としていた。
だが、3月の登場以降、コラボお薬手帳はフリマサイトなどでの転売行為が相次いでいた。これを受けてアニメ公式が「【日本薬剤師会様とのコラボお薬手帳に関して】」として、公式サイトとX公式アカウントにて転売行為および転売品の購入を控えてほしい旨を伝えていた。
「【日本薬剤師会様とのコラボお薬手帳 増刷のお知らせ】」と題された新たなお知らせによると、このたびのコラボお薬手帳の増刷は「多くの皆さまに適切に届くよう、アニメ製作委員会と日本薬剤師会様で協議をした結果」とのこと。
重ねてのお願いとして、「本施策は、お薬手帳の重要性の訴求を目的とし、薬局をご利用の方へお渡しをさせていただいております。コラボお薬手帳の転売はおやめ下さい。また、転売されているコラボお薬手帳の購入もお控えください」と、適切な取り扱いを呼び掛けた。
(C)日向夏・イマジカインフォス/「薬屋のひとりごと」製作委員会