『ONE PIECE（ワンピース）』ファンに向け、マンガ、アニメ、映画、音楽、ゲーム、グッズなど同作のあらゆるコンテンツを集結させた大規模イベント「ONE PIECE DAY'24」が、2024年8月10日・11日に開催された。この記事では最終日の11日・DAY2の模様を紹介する。
「ONE PIECE DAY」として3年目を迎えた今年は、幕張メッセを舞台に初めて展示エリアとLIVEエリアの2会場に分けられ、スケールを拡大して実施された。展示エリアのオープンステージでは、WIT STUDIOの制作で「東の海（イーストブルー）編」からを再び描く新しいアニメシリーズ『THE ONE PIECE』の制作密着ステージにおいて、その制作スタッフがついに発表された。
このほかオープンステージでは、「UT × ONE PIECE スペシャルステージ」、「ONE PIECEカードゲーム スペシャルステージ」、「第6回『ONE PIECEナレッジキング決定戦』頂上戦争進出者 進水式!!」、「ラジオ番組『麦わらスペース』公開収録」など、豪華出演者をゲストに迎えた様々な催しが行われた。
そしてDAY2のLIVEエリアでは、Ado、BE:FIRST、大槻マキ、きただにひろしの4アーティストが登場した。DAY1に続き、約6,000人を収容した会場はさらなる熱気で、ファンたちの歓喜に包まれた。
最初に登場したのは、一昨年の映画『ONE PIECE FILM RED』で歌姫・ウタの歌唱パートを担当したAdoだ。ウタの「昨日より、もっともっともーっと、盛り上がっていくよーっ！」の掛け声とともにスタートし、1曲目の「逆光」で一気に会場の熱を高めた。最後に映画の主題歌となった「新時代」の歌い出しが始まると歓声がピークに達し、作品の記憶がよみがえるステージとなった。
続くBE:FIRSTは、「ONE PIECEカードゲーム」とのコラボレーションソング「Set Sail」を1曲目に披露し、会場に集まった『ワンピース』ファンの心を掴む。次にハイブリッドHIP HOPダンスナンバーの「Boom Boom Back」を歌い、客席のボルテージを高めた。ラストには「Mainstream」を届け、圧巻のパフォーマンスで客席の心を鷲づかみにする。パフォーマンス後には、BE:FIRSTがTVアニメ『ワンピース』の新エンディング主題歌を務めることも明かされた。
続いて登場した大槻マキは、25年前にスタートした『ワンピース』の初代エンディングである「memories」と、新章「エッグヘッド編」のエンディングである「Dear sunrise」を含めた名主題歌3曲を力強く歌い上げた。
トリを飾ったきただにひろしは、観客に「ありったけの愛を込めて歌いたいと思います！ 明日のことは忘れて喉を壊して帰りましょう！ 最後は、もちろんこの曲！ ウィーアー！」と呼びかけると、たくさんのファンで埋め尽くされた会場がオールスタンディングで拳を掲げ、大きな一体感に包まれた。
そして、感動のフィナーレを締めくくるアンコールでは、サプライズで田中真弓(ルフィ)、 中井和哉(ゾロ)、 岡村明美(ナミ)、山口勝平(ウソップ)、平田広明(サンジ)、大谷育江(チョッパー)、山口由里子(ロビン)、チョー(ブルック)、宝亀克寿(ジンベエ)ら“麦わらの一味”声優陣がステージ上に登場。会場からは大歓声が注がれた。ブルック役のチョーが「海賊の歌と言えば、この曲『ビンクスの酒』！ヨホホホ～」と高らかに叫び、きただに、大槻と共に熱唱すると、フロアから手拍子が沸き起こった。
歌唱後のMCでは、ルフィ役の田中が「仲間が一人、都合がつかなかったので、みんなでフランキーの『スーパー』をやらない？」と提案し、観客と一体となってこの日残念ながら欠席となった矢尾一樹演じるフランキーの「スーパー！」と唱和。そして最後に、「今日来てくれたお前たちはおれたちの仲間だ～！！」と雄叫びを上げ、2日間にわたって行われたすべての『ワンピース』ファンに捧ぐ祭典「ONE PIECE DAY'24』は幕を閉じた。
「ONE PIECE DAY’24 」開催概要
■タイトル 展示エリア名称：ONE PIECE DAY‘24
LIVEエリア名称：ONE PIECE DAY’24 SPECIAL LIVE
■日程 2024年8月10日(土)・11日(日)
■会場
（1）展示エリア｜幕張メッセ 国際展示場 展示ホール 1～3
（2）LIVEエリア｜幕張メッセ 幕張イベントホール
■入場方法 展示エリア：ONE PIECE DAY’24 入場チケット
9:00～18:00（最終入場 17:00）
LIVEエリア：ONE PIECE DAY’24 SPECIAL LIVE チケット（SS席/一般）
開場：17:30 開演：18:30
■主催 集英社／東映アニメーション／バンダイナムコエンターテインメント
（C）尾田栄一郎／集英社
（C）尾田栄一郎／集英社・フジテレビ・東映アニメーション
