1月25日は石ノ森章太郎生誕記念日です。
1938年の同日、マンガ家の石ノ森章太郎さんが生まれた日であり、株式会社石森プロが制定した記念日となっています。
石ノ森章太郎さんは1954年のデビュー以降、数多くの作品を世に送り出してきました。2008年に「一人の著者が描いたコミックの出版作品数が世界で最も多い」としてギネス世界記録に認定されています。
マンガはもちろん、アニメや特撮など幅広いジャンルと関係が深く、これまでもさまざまなタイトルが映像化されてきました。アニメ!アニメ!読者の中にもファンだという人は多いでしょう。
そこで今回は「いちばん好きな“石ノ森章太郎”作品といえば?」と題した読者アンケートを実施しました。1月10日から1月17日までのアンケート期間中に89人から回答を得ました。
男女比は男性約60パーセント、女性約35パーセント、無回答が約5パーセントで、男性が多め。年齢層は50歳以下が約40パーセント、60代が約25パーセントと往年のファンから多くの票が寄せられました。
■トップは未完のライフワーク!
第1位
1位は『サイボーグ009』。支持率は約52パーセントでした。
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読者からは「長きに渡って009たちの活躍を描き続け、いつの時代もファンにワクワク感を与えてくれた作品。まさに石ノ森先生のライフワーク!」や「戦いたくないのに戦わなけれならない、9人それぞれの思いが切なくて忘れられない」、「島村ジョーもカッコイイけれど、私が一番好きなのはハインリヒ(004)です」、「いわゆる戦隊もの原点とも言えるのではないか。メンバーの国際色を見ても、世界の融和と平和を願う作者の願いが見て取れる」と個性豊かなキャラクターや深みのあるストーリーなど、さまざまな理由から票を集めています。
「TVアニメ第2作の主題歌『誰がために』がカッコ良くて、みんなで下校中に歌ってました」と思い出について触れたコメントも届きました。
第2位
2位は『仮面ライダー』。支持率は約20パーセントでした。
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「敵組織によって無理矢理与えられた力で戦う改造人間の苦悩が伝わってくる」や「ライダージャンプの1コマが秀逸! 結末はマンガと特撮と異なるため二度楽しめます」とマンガについてはもちろん、「幼稚園のときに初めてテレビで見たときの衝撃は、60手前になった今でも忘れられない」と特撮を楽しんでいたというファンも多数。
現在でも「仮面ライダー」シリーズの放送が続いていることや、2023年に『シン・仮面ライダー』が公開されたこともあって、比較的若い層からも票がありました。
第3位
3位は『人造人間キカイダー』。支持率は約7パーセントでした。
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「テレビ放送で楽しんでいて、小学生になって後追いでマンガを読みました。最終話のまさかの展開はショッキングだった……」や「ピノキオにテーマに据えた物語が心に染みます」、「左右非対称のデザインやカラーリングが先進的だった」と驚きの声が寄せられています。
今回のアンケートでは特別な力を持った主人公たちが戦うヒーローものがトップ3を独占。シンプルな勧善懲悪ではないストーリーに大人の世界を感じたというファンが多いようで、劇場アニメやテレビドラマなど、メディアミックスで人気のタイトルも目立っています。
■投票があったタイトルを公開
[いちばん好きな“石ノ森章太郎”作品といえば?]
『サイボーグ009』
『仮面ライダー』
『人造人間キカイダー』
『仮面ライダーBLACK』
『HOTEL』
『アンドロイドV』
『気ンなるやつら』
『幻魔大戦』
『鉄面クロス』
『鉄面探偵ゲン』
『秘密戦隊ゴレンジャー』
『星の伝説 アガルタ』
(回答期間:2024年1月10日~1月17日)
- そのほか募集中のアンケートテーマはコチラ!あなたの想いを教えて下さい。>>https://animeanime.jp/special/1898/recent/
※本アンケートは、読者の皆様の「今のアニメ作品・キャラクターへの関心・注目」にまつわる意識調査の一環です。結果に関しては、どのキャラクター・作品についても優劣を決する意図ではございません。本記事にて、新たに作品やキャラクターを知るきっかけや、さらに理解・興味を深めていただく一翼を担えれば幸いです。