秋アニメ「薬屋のひとりごと」猫猫のあの秘密が化粧でバレる!? 壬氏もドキドキ 第5話

TVアニメ『薬屋のひとりごと』の第5話「暗躍」が2023年11月4日深夜に放送され、猫猫（マオマオ）は同僚たちにイベント満載の園遊会が開催されることを教えられたのですが……。

日向夏さんが小説投稿サイト「小説家になろう」で発表以降、書籍化はもちろん、コミカライズが月刊「サンデーGX」、月刊「ビッグガンガン」の2誌で展開される人気作となった『薬屋のひとりごと』がTVアニメとなって2023年10月21日深夜よりスタートしました。

とある大国の、国の帝の妃たちが住む後宮で下働中の少女・猫猫。かつて花街で薬師をやっていた猫猫は、後宮では「毒味役」として宦官の壬氏（ジンシ）に仕事を押し付けられながらも様々な問題を解決していきます。人間には興味がないけれど、好奇心と正義感が強い毒好き娘の謎解きエンターテインメントとして初回放送時からトレンド入りで毎回話題に！

第5話放送前に長沼範裕監督は「猫猫に惹かれはじめる壬氏をお楽しみください」と投稿。猫猫が第4話「恫喝」で見せた一面に壬氏の気持ちが動いているようです。原作の日向夏さんは「やぶ医者が可愛い回です」と告知していました。

第5話の序盤に登場したやぶ医者（CV.かぬか光明）は、猫猫と一緒に公式GIFアニメにも。炭火で焼いたマツタケを、醤（ひしお）と塩で味付けして食べる様子は微笑ましかったですね。

日向さんはこんな気になる投稿もしていました。

「なろう書いていたとき、読者さんの反応を見ながら分岐を選んでいたんだけど、そこで最初に行われた分岐がここら辺だった気がする」

『薬屋のひとりごと』は小説投稿サイト「小説家になろう」で発表されていました。ネット上の連載される投稿小説では、作者が“読者の反応や人気を見ながらストーリー展開を考える”ことが多くあります。読者の反応次第で、猫猫たちの進む道（分岐）が決まっていったようです。

壬氏の「●●ルート」とは、いったい……（気になる方は繋がっているポストをチェック！）。また、各キャラクターのわかりやすい紹介も。やぶ医者と小蘭（CV.久野美咲）は猫猫にアイテムや情報をくれる存在のようです。

後半では猫猫が壬氏にある話をします。オープニングテーマ『花になって』を手がけている緑黄色社会のギター担当・小林壱誓さんは「壬氏さまのお気持ち分かります。 園遊会、どうなるやら…」とコメント。エンディングテーマ『アイコトバ』を歌うアイナ・ジ・エンドさんもリアタイで楽しんでいた様子。

第4話では動きに重きを置いていましたが、今回は「光と影」をテーマに描かれたそうです。長沼監督は「お気付きの方いらっしゃると思いますが、東家（庭にある小さな簡素な小屋）のシーンは感情、心情、立場によってカットごとで影付けを変えています」と投稿。

キャラクターの衣装などでは鮮やかな色が豊富に使われている本作ですが、影付けによる演出で画面にメリハリがでていました。

月刊「ビッグガンガン」（スクエア・エニックス刊）のコミカライズで構成を担当している七緒一綺さんは、「ネーム切ってた頃を思い出して懐かしい気持ちにもなり....」と懐かしがりながらアニメを鑑賞。アニメで次回描かれる園遊会は、2017年11月の「ビッグガンガン Vol.12」に第7話として掲載されていました。

また、現在はヒーロー文庫（イマジカインフォス刊）で展開されている原作ですが、当初はRay Books（主婦の友社刊）から書籍化されていました。その表紙と裏表紙（合わせると1枚になる仕様）を担当した松田恵美さんがアニメ版でイラストを公開していました。Ray Books版の発売はコミカライズ版よりもさらに前の2011年。なんと12年前！

最初の書籍化から12年を経て、ついにアニメになって登場した『薬屋のひとりごと』。第5話は10月28日深夜より日本テレビ系で順次放送。各配信サイトでも順次配信します。次回、第6話のタイトルは「園遊会」です。

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（C）日向夏・イマジカインフォス／「薬屋のひとりごと」製作委員会