TVアニメ『薬屋のひとりごと』第1話～3話が2023年10月21日深夜に放送スタート。後宮で下働中の少女・猫猫（マオマオ）の物語が動き出しました！ 放送後の声優、アーティストらの反応をご紹介します。
日向夏さんが小説投稿サイト「小説家になろう」で発表以降、書籍化はもちろん、コミカライズが月刊「サンデーGX」、月刊「ビッグガンガン」の2誌で展開される人気作となった『薬屋のひとりごと』がTVアニメとなって2023年10月21日深夜よりスタートしました。
とある大国の、国の帝の妃たちが住む後宮で下働中の少女・猫猫。かつて花街で薬師をやっていた猫猫は、後宮では「毒味役」として宦官の壬氏（ジンシ）に仕事を押し付けられながらも様々な問題を解決していきます。人間には興味がないけれど、好奇心と正義感が強い毒好き娘の謎解きエンターテインメントの始まりです。
※以下の本文にて、本テーマの特性上、作品未視聴の方にとっては“ネタバレ”に触れる記述を含みます。読み進める際はご注意下さい。
シリーズ構成も手がける長沼範裕監督は放送前に「24話までの半年間、皆様、周りの人を巻き込んで一緒に『薬屋のひとりごと』を盛り上げ楽しみましょう！」と投稿。そうです、本作品は2クール全24話が半年間に渡り放送されるのです。
初回の放送は第1話「猫猫」、第2話「無愛想な薬師」、第3話「幽霊騒動」と一挙3話を放送。日付をまたいだ25時05分スタートと遅い時間帯での始まりでしたが、トレンド1位に輝きました。主人公・猫猫の声を担当する悠木碧さんも「たくさん盛り上げて頂きありがとうございます！3話以降もすごく丁寧に作られているので、楽しみにしててね」と放送後に感謝の言葉を投稿していました。
作品のオープニングテーマ『花になって』を手がけたのは男女混合4ピースバンドで”リョクシャカ”の愛称で知られる緑黄色社会。スピード感のある楽曲はSNS上でも「カッコいい！」と言う声で持ちきりでした。
ギターを担当する小林壱誓さんはリアタイ視聴しながら「オープニングかっこよすぎじゃろ！！！」と叫んでいました。
ボーカルの長屋晴子さんは放送後に「ずっと目が離せなかった...面白すぎる...みんな愛おしくて大好きなアニメだ！」とコメント。猫猫はじめ、個性豊かなキャラクターたちが登場しました。
「後宮の世界観に入り込むための89秒、今後ともお供させて頂きます…!」は、ベースの穴見真吾さん。
原作の日向夏さんは放送後に作品のちょこっと解説をしてくれています。架空であっても、トンデモのさじ加減のうまさを感じさせてくれます。また、原作既読勢にとってはアニメオリジナルのパートも本作の見どころになっています。
「芙蓉妃の話は、アニオリ部分で原作にないところをかなり補足されております。 おーってなって見ていて劇中歌が良くて驚いちゃう」と、日向さん自身も楽しめているようでした。
物語で描かれる事件については、「薬屋は事件の真相はそこまで難しいものでもなく、『あー、昔授業で習ったー』くらいの軽さで教科書見直すくらいの気持ちで視聴してもらえると嬉しい」そうです。作中で猫猫らキャタクターがデフォルメされて描かれることがありますが、ストーリーも演出も肩ひじ張らずに楽しめるのがいいですね。
エンディングテーマ『アイコトバ』はアイナ・ジ・エンドさんが担当。オープニングの『花になって』とは対照的な、ゆったりとハスキーボイスで歌い上げています。
ちなみに『花になって』のフルサイズVer.は、は10月24日のラジオ番組「緑黄色社会・長屋晴子のオールナイトニッポンX」での初解禁が決定しています。
『薬屋のひとりごと』はOP、EDのほか、劇中に流れるサウンドも力が入っています。音楽担当の一人、桶狭間ありささんは放送後に「各話、その話のために作った特別な曲があるので音楽もどうか楽しんで頂けますように…」と投稿していました。
日向さんも「薬屋アニメ、映像だけでなく音響も素晴らしいんですよ。 シリアス、コメディ、ホラーのメリハリついた音。 わしは幸せもんじゃ」とポツリ。台詞だけではなく、耳を澄ますとキャラクターの心情や場面を盛り上げる様々な音が聴こえてきました。
放送後に「この先にも重なっては分たれていく、、、そんな想いや情景が詰まっていました」と投稿したのは、梅梅（メイメイ）を演じる潘めぐみさん。ここから半年間、あの世界に浸れるのですね！
ちなみに漫画『名探偵コナン』の青山剛昌さんが描いた猫猫があるのだとか。サンデーGX編集部によると99巻の「青山剛昌の名探偵図鑑」で取り上げているそうです。青山ファン、猫猫ファンは要チェック！ 青山さんのタッチで描かれた猫猫もキュートです！
『薬屋のひとりごと』第1話～3話は10月21日より日本テレビ系で順次放送。各配信サイトでも順次配信します。
10月21日（土）25:05～日本テレビでは初回3話を一挙放送。順次、日本テレビ系にて全国放送。放送終了後、各種配信サイトでも順次配信予定
【スタッフ】
原作：日向夏（ヒーロー文庫／イマジカインフォス刊）
キャラクター原案：しのとうこ
監督・シリーズ構成：長沼 範裕
副監督：筆坂 明規
キャラクターデザイン：中谷 友紀子
色彩設計：相田 美里
美術監督：高尾 克己（※高ははしごだか）
CGIディレクター：永井 有
撮影監督：石黒 瑠美
編集：今井 大介
音響監督：はた しょう二
音楽：神前 暁・Kevin Penkin・桶狭間 ありさ
オープニングテーマ：緑黄色社会『花になって』
エンディングテーマ：アイナ・ジ・エンド『アイコトバ』
アニメーション制作：TOHO animation STUDIO×OLM
製作：「薬屋のひとりごと」製作委員会
【キャスト】
猫猫：悠木碧
壬氏：大塚剛央
高順：小西克幸
玉葉妃：種崎敦美（※崎はたつさき）
梨花妃：石川由依
里樹妃：木野日菜
阿多妃：甲斐田裕子
梅梅：潘めぐみ
白鈴：小清水亜美
女華：七海ひろき
やり手婆：斉藤貴美子
羅門：家中宏
李白：赤羽根健治
小蘭：久野美咲
やぶ医者：かぬか光明
ナレーション：島本須美
（C）日向夏・イマジカインフォス／「薬屋のひとりごと」製作委員会
