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映画『バービー』は、7月21日に全米で公開されてから世界中で圧倒的な人気を見せており、現在北米興行収入は約3億8,000万ドル(約547億円)、世界興行収入は約8億1,000万ドル(約1,164億円)を記録している。
実際、本作にはLGBTQについてあからさまに言及しているシーンはないとされており、さらにマーゴット・ロビーはイギリスのLGBTQ雑誌「Attitude」のインタビューで「(映画の中で人形たちは)実際には性的指向を持っていない」と語っている。
中東では、セックス、同性愛、宗教問題に関する映画は、検閲規則に従うために日常的にカットされており、検閲官が提案したカットをスタジオが認めない場合は上映禁止になるとのことだ。6月に公開された『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』では、トランスジェンダーの旗が描かれ、「Protect Trans Lives(トランスジェンダーの命を守ろう)」と書かれたポスターが背景になっているシーンがあったため、アラブ首長国連邦では公開1週間前に上映禁止となった。
『バービー』は、中国が南シナ海の一部の領有権を主張するために独自に使用している「九段線」が描かれた地図が登場するシーンをめぐって、ベトナムでの公開が禁止された。なお、『バービー』は8月11日(金)より日本公開される。
Other Sources:Box Office Mojo、HAARETZ


