映画「ゆるキャン△」1周年記念イベントに花守ゆみり、東山奈央ら集合！ オフィシャルレポ＆スペシャルイラスト到着

映画『ゆるキャン△』公開1周年を記念するスペシャルイベント「1周年感謝祭 ＼イチネンダヨ／」が、7月9日に埼玉のウェスタ川越にて開催された。会場には各務原なでしこ役の花守ゆみり、志摩リン役の東山奈央をはじめおなじみのメインキャストが大集結。オープニングテーマを担当する亜咲花も登場し、「Sun Is Coming Up」を歌唱した。

イベント当日、会場外の交流広場には『ゆるキャン△』キャンピングカーや志摩リンが愛用するバイクの展示が行なわれ、多くのファン、通行人が足を止めていた。「昼公演」では松澤千晶の司会のもと、各務原なでしこ役・花守ゆみり、 志摩リン役・東山奈央、大垣千明役・原紗友里、犬山あおい役・豊崎愛生、斉藤恵那役・高橋李依らメインキャスト、そしてOPテーマ「Sun Is Coming Up」を歌唱した亜咲花が登壇。バラエティに富んだコーナーで盛り上がった。

まずは「朗読劇」からスタート。作中でなでしこたちが開設した「ふじかわ松ぼっくりキャンプ場」が1周年を迎えるということで、5人はアニバーサリーイベントのアイデアをあれこれと考える。「キャンプ道具を並べて自由に見てもらえるようにしたい」（リン）や「リンのバイクの展示」（斉藤）、「野外コンサートをしたい」（千明）など妙案が次々に飛び出す中、最後に千明から「テーマは『祭り』だ！」と提案され、いよいよイベント当日へ。「ズラー！」の掛け声で「スペシャルイベント」が幕を開けた。

客席、そして配信を楽しむファンに向けてのあいさつが終わったあと、最初のアトラクション（コーナー）は「キャンプ場ができるまで」だ。大スクリーンに映し出される映画の名シーンを観ながら思い出話を披露されていった。なでしことリンが一緒に温泉に浸かりながら未来を語り合うシーンを受け、花守と東山は「こんな素敵な大人になって……とアフレコ現場で、みんなでしみじみしたのを覚えています」と語った。

続いてのアトラクション「場内案内を作ろう」では、5人で手分けしてキャンプ場の場内案内をイラスト付きで完成させていった。トップバッターの豊崎が（斉藤の愛犬）ちくわを大きめに描いたり、原が「100人入れるトイレ」を提案したりと、個性的な案内板が完成。最後に高橋が「ふじかわ松ぼっくりキャンプ場 ～トイレあります。たくさん。＼ココダヨ！／～」とタイトルをつけ、場内からは笑いと拍手が上がった。なお、この看板は終演後、会場のロビーに飾られた。

続いては、朗読劇で千明が提案した「野外コンサート」だ。亜咲花が登場し、「Sun Is Coming Up」を歌唱した。亜咲花からは「東山さんと映画を観に行ったとき、『ちょっと大人っぽく歌いすぎたかもしれません』と伝えたのですが、すごくほめてくださって。レコーディングのときのモヤモヤが一気に晴れました」とのエピソードも披露された。また、この日は残念ながら会場に来られなかった佐々木恵梨が、ビデオメッセージとして映像出演。ギターの音に乗せて「ミモザ」を歌い上げた。

ここでふたたび朗読劇がおくられる。感謝祭は大成功に終わり、2年目、そして100年目に向けて想いをはせる5人の、希望に満ちた会話が展開した。告知コーナーでは、2024年放送予定の『ゆるキャン△ SEASON3』よりティザービジュアルが初公開となった。さらに、これまでのシリーズで監督を務めてきた京極義昭、新監督の登坂晋からのメッセージも紹介され、場内から拍手が沸き起こった。

そして、イベントは早くも終了の時間を迎え、最後に出演者からのメッセージが贈られた。亜咲花は「私が初めて『ゆるキャン△』に出会ったのが17歳のときでした。あれから7年経ちます。これからも音楽で作品を彩っていきたいと思っていますので、もし機会があればよろしくお願いします！」、高橋は「今日は『ゆるキャン△ SEASON３』の新情報も発表されました。（バトンを渡す）京極監督からは『新たな魅力』という言葉も出ましたし、これからも『ゆるキャン△』を楽しんでいきたいと思います！」と挨拶する。

豊崎は「映画は『大人』が大きなテーマだったと思うのですが、作品ではみんながトラブルを楽しんでいるんですよね。それもひとつの『大人』なんだろうな、と思いました。みなさんも、これからも日々の疲れを『ゆるキャン△』で癒してください！」、原は「先日、映画スタッフの方とお話したのですが、1年経ってもまだまだ情熱が薄れていないんですよね。本日のイベントで『ゆるキャン△』がたくさんの方に愛されているのが改めて伝わりました。その想いは『SEASON3』につながっていくと思います！」と話した。

東山は「上映から1年、打ち上げでお会いしたスタッフさんのなかでも『素晴らしい作品を作り上げたんだ』という達成感がまだまだ残っているのが伝わってきました。『SEASON3』では舞台が高校生のころに戻りますが、その延長線上が映画の世界につながっているのがわかると思います。これからも応援よろしくお願いします！」と述べる。

花守は「行く現場で『ゆるキャン△』のファンです、という声を聞くと、なでしこに声をあてていないときもうれしさがあふれてきます。私が『ゆるキャン△』で大好きなキャッチフレーズに『きっと、そらでつながってる。』があるのですが、『SEASON3』は魂、空気、季節がつながった作品になっていると思います。きっとみなさんに楽しんでいただけると思いますので、これからもアニメ、原作をよろしくお願いします！」と呼びかけた。最後は花守の「ズラー！」の掛け声でイベントは幕を閉じた。

また、「映画『ゆるキャン△』スペシャルイベント 1周年感謝祭 ＼イチネンダヨ／」の開催および、映画『ゆるキャン△』を鑑賞してくれたファンへの感謝の気持ちを込めて、映画『ゆるキャン△』にてキャラクターデザインを務めた佐々木睦美よりスペシャルイラストが寄せられた。なお、イベントの配信アーカイブは7月16日まで視聴できるので、こちらもあわせて楽しみたい。

（C）あ f ろ・芳文社／野外活動プロジェクト