「チェンソーマン」「呪術廻戦」「地獄楽」ステージや、最新作品3タイトルの情報も! 「MAPPA STAGE 2023」レポート | アニメ!アニメ!

「チェンソーマン」「呪術廻戦」「地獄楽」ステージや、最新作品3タイトルの情報も! 「MAPPA STAGE 2023」レポート

アニメーションスタジオMAPPAのスペシャルイベント「MAPPA STAGE 2023」が、2023年5月21日に「東京ガーデンシアター」にて開催された。本記事では、同イベントのオフィシャルレポートをお届けする。

イベント・レポート アニメ
注目記事
「MAPPA STAGE 2023」『チェンソ―マン』ステージ
「MAPPA STAGE 2023」『チェンソ―マン』ステージ 全 98 枚 拡大写真

アニメーションスタジオMAPPAのスペシャルイベント「MAPPA STAGE 2023」が、2023年5月21日に「東京ガーデンシアター」にて開催された。TVシリーズ6作品のステージ、声優キャストによる企画、アーティストLIVEなどに加え、新作3本の情報も一挙公開となり、会場は大盛り上がり。本記事では、同イベントのオフィシャルレポートをお届けする。

<以下、オフィシャルレポート全文掲載>

MAPPA人気シリーズ6作品のステージはゲームや料理、生アフレコ企画にアーティストLIVEとテンコ盛り!!

マカロニえんぴつ書き下ろし楽曲に載せた「MAPPA STAGE 2023 」オープニングPVでイベントがスタート!
オープニングから観客のテンションも高まる中、最初に登場した作品は『地獄楽』。賀来ゆうじ(かくゆうじ)先生による同名コミックが原作で、死罪人となった元・石隠れ最強の忍「画眉丸(がびまる)」ら罪人が謎多き島、神仙郷(しんせんきょう)で仙薬を巡る戦いを繰り広げるバトルアクション。

声優を務める、花守ゆみり(佐切役)、木村良平(亜佐弔兵衛役)、高橋李依(杠役)、小林親弘(士遠役)が登壇。前日の5月20日に最新話(第8話)がOAされた直後とあって、色々語れるところまできた!という喜びを隠しきれない様子で登場したゲストたち。

備前の大巨人(だいだらぼっち)・陸郎太の首を討つシーン、弔兵衛兄弟のかけあい、癒しの存在の話題や弟子との絆など、話が尽きずトークが盛り上がる中、作品にちなみ「罪人を探せ!騙し合いクイズ!」を実施。
率先して回答まとめようとする動きに、罪人だから隠そうとしているのでは?などお互いに突っ込んだり、答えを教えてくれようとする観客を制止するなど丁々発止のやりとりでヒートアップする中、ついに罪人が決定。観客の拍手で罪人予想をした際に拍手が多かった高橋が、まさかの予想的中で、罪人だったことを告白! 明るく素直すぎる罪人だった結果には、会場は温かい拍手が送られた。

続いての作品は『とんでもスキルで異世界放浪メシ』。シリーズ累計500万部突破の江口連(えぐちれん)先生による同名ライトノベルが原作。ある日、異世界に召喚された平凡なサラリーマン・ムコーダが「ネットスーパーで商品を購入できる」というスキルを駆使して、異世界を気ままに旅していくという異世界グルメファンタジー。今年の1月から3月にかけて放送され、「深夜の飯テロアニメ」と話題になった。

ステージは、オープニングテーマ「贅沢な匙」を歌うVan de Shop (ヴァン・デ・ショップ)のLIVEでスタート。続いて、声優を務めた内田雄馬(ムコーダ役)、日野聡(フェル役)、木野日菜(スイ役)、内田真礼(ニンリル役)と松田清監督が登壇。

この日は目玉の企画として、毎回食欲をそそる料理が登場することにちなんで配信された、内田雄馬が料理しながらお喋りするYouTube番組「ムコーダキッチン」のおかわりバージョンとして「ムコーダキッチンおかわり!」を開催! 最終話で登場した“ワイバーンシチュー”を内田雄馬が舞台上で料理。

内田雄馬が調理を進めている間に、他のゲスト陣たちのトークタイムへ。料理がおいしそうなのはもちろんだが、作品の空気感も柔らかいものを作りたかったという思いの元に制作された本作、小さい子どもたちにも人気という話や、スイのキャラクターに癒されるなどの感想が聞こえてくるといい、まさに思いが届いていることが明かされた。そして、ついに料理が完成!試食をしたゲストたちは、あまりの美味しさに手が止まらず、内田も満足そうな表情を浮かべていた。

最後は、内田雄馬が歌うエンディングテーマ「Happy-go-Journey」のスペシャルLIVE! 料理にトークにLIVEにと、まさにムコーダのように大忙しだった内田雄馬の姿に会場からは大きな歓声が送られていた。

続いての作品は『進撃の巨人The Final Season 完結編』。原作は諫山創(いさやまはじめ)先生による同名コミック。コミック累計発行部数が全世界で1億部を突破するなど、記録的な大ヒットで社会現象を巻き起こし、2013年より放送開始されたテレビアニメシリーズは、今年で放送10周年を迎える。オープニングは、まさにイベントでしか体験できない「生アフレコ」!

梶裕貴(エレン役)、石川由依(ミカサ役)、朴璐美(ハンジ役)が順に登壇し、完結編前編の名シーンのアフレコを披露する豪華な企画に会場からは拍手が!
アフレコ後に、キャストが改めて紹介され、林祐一郎監督も登壇。迫真のシーン満載の生アフレコについて、楽しい料理企画だった前のステージとのギャップに、いいのかなと皆で苦笑しつつ、絵と音の力に引っ張ってもらえるんだと、感慨を浮かべていた。

今年3月に1時間スペシャルの『The Final Season完結編・前編』が放送されるや「#ハンジさん」がTwitterトレンド1位になるなど大きな反響があったことや、ミカサがアルミンとアニの関係を悟るシーン、幼少期のエレンが登場するシーンなどを前編のトピックスを振り返る中で、監督からは、演出する側としては感情が入り込んで演じてくれるのは嬉しいけれど、あまりに没頭している姿を観ていると心配になる、という思いなども語られ、キャスト達の熱演ぶりを振り返る一幕もあった。この日は、「完結編後編」のキービジュアルが公開!初めてビジュアルを目にしたゲストたち&観客からは、おおーというどよめきに近い歓声があがり、後編への期待は高まる一方だった。

最後は、神聖かまってちゃんがオープニングテーマ「僕の戦争」を披露した。

続いての作品は『ヴィンランド・サガSEASON 2』。原作は、幸村誠(ゆきむらまこと)先生による同名コミック。11世紀ヨーロッパを舞台に、ヴァイキングの少年・トルフィンの成長と挫折を描く本当の戦士の物語。声優を務めた上村祐翔(トルフィン役)、武内駿輔(エイナル役)、籔田修平監督、長谷川博哉プロデューサーが登壇。

お気に入りのシーンの話題から始まり、トルフィンにとってのターニングポイントになる第9話、いきなり奴隷の身分から自由を与えられ、トルフィンとエイナルが言葉を交わす第10話、印象的なオープニング映像などがあがった。空っぽな自分から新たな自分を見いだすまでの葛藤、自由になることと仕事で生きることなど、まさに普遍的な人生のテーマが詰まっているシーンをそれぞれが振り返った。

続いては、この日のために用意された原作者・幸村誠先生のコメントVTRが披露された。「残り5話となっております。なんかもう不穏ですね、トルフィンがどんなに戦争をしたくないと言っても戦争からやってくる。どうなるんでしょうね。この先、原作未読の方にとっては、まさかという展開が待っています。トルフィンとエイナルに大変な見どころがございます…!」という独特のコメントでファンの期待を煽っていた。

さらに残り5話のクライマックスに向けたクライマックス直前PVも公開! この日初めて見たキャスト陣は、言葉にならない……という表情を浮かべており、今後世界の大きさや重圧の中でトルフィンがどういう決断していくのか、先のドラマに期待を膨らませた。
最後は『ヴィンランド・サガSeason2』のオープニングテーマ「River 」を歌うAnonymouzのLIVEで締めくくられた。

続いての作品は『チェンソ―マン』。原作は藤本タツキ(ふじもとたつき)先生による、累計発行部数2,400万部突破の大人気コミック。悪魔が存在する世界を舞台に、少年デンジがチェーンソーの悪魔ポチタと契約し、悪魔の心臓をもつ“チェンソーマン”として戦うダークヒーロー作品。

ステージ冒頭には、おなじみの“ポチタ”が登場。愛くるしい動きに観客から大きな歓声上がる中、声優を務めた戸谷菊之介(デンジ役)、坂田将吾(早川アキ役)、ファイルーズあい(パワー役)が登壇。登壇するやいなや、会場を巻き込んだ“チェンソ―マンコール”を要求し会場と“チェンソ―マン”コールが! さらには、“パワーちゃんコール”まで被せる展開になり、会場は笑いと歓声に包まれ、冒頭から作品そのままに、ハチャメチャな盛り上がりを見せた。

続いては、トークテーマの用紙を引きながら、第一期の振り返りトークを展開、「頭のネジがぶっ飛んでるシーン」、「キュンシーン」、「ごはんシーン」が選ばれた。テーマごとに特別編集された映像も上映されお馴染みのシーンについてのトークは止まらず、最後は「ごはんシーン」にちなみ、3人が最近はまってる食べ物の話題に及ぶなど、縦横無尽のトークは尽きることがなかった。さらにこの日は、来場したファンへの感謝の気持ちを込めてプレゼント抽選会も実施されるなどサービス満載のステージとなった。

続いての作品は『呪術廻戦』。原作は「芥見下々(あくたみげげ)」先生作の同名漫画。既刊22巻にして、全巻重版がかかるなど異例の大ヒットを記録しシリーズ累計発行部数は7000万部を突破する大人気コミックで、人間の負の感情から生まれる呪いを呪術を使って祓う呪術師たちの闘いを描いた物語。声優を務めた榎木淳弥(虎杖悠仁役)、内田雄馬(伏黒恵役)、瀬戸麻沙美(釘崎野薔薇役)、緒方恵美(乙骨憂太役)が登壇。

第1期ダイジェストVTR、劇場版ダイジェストが上映され振り返りトークが繰り広げられた。ダイジェスト映像を観るや、面白い!と、演じたキャストたちも興奮を隠せない様子を見せ、登場人物たちの絆、物理的にもメンタル的にも最強の五条悟など第1期の見どころが次々上がる中、本作の大きな魅力のひとつでもあるハイスピードアクションについては、何をしているか分からない(笑)と、皆がアフレコの苦労にも触れた。

そしてこの日は、最新映像「懐玉・玉折」PV第2弾がお披露目に。この日初めて映像を観たキャストたちは、すごすぎる、TVシリーズとは思えない映像クオリティ、など嬉しい驚きを隠せない様子だった。さらに「渋谷事変」の新キャラクタービジュアルも公開されると、なぜか、各キャラクターが、太ったか痩せたかという話題になり、終始、呪術高専さながらに盛り上がりを見せた。最後は、『呪術廻戦』第1期第2クールのオープニングテーマ「VIVID VICE」を歌うWho-ya Extended のLIVEで締めくくられた。

最新作品3タイトルを一挙発表!内海紘子監督、片渕須直監督、岡田麿里監督といった監督陣によるオリジナル作品

『ぶっちぎり?!』キービジュアル(C)「ぶっちぎり?!」製作委員会

まず発表されたのは、内海紘子監督最新作『ぶっちぎり?!』。『BANANA FISH』のタッグ再びという夢のタッグが実現した本作からは、タイトル、ティザービジュアルとPVが公開され、内海監督からのコメントも到着!「『ぶっちぎり?!』お初にお目にかかります。ティザービジュアルの二人の絵、まるで千夜一夜物語の世界にタイムリープしたかのよう……ですが全然しません。ビジュアルもPVもわけわからんですがそれがこの作品!……と言う事にしてます。現場でもぶっちぎってます。主にスケジュール面で。略は『ぶっち』です。これからぶっちぎって参りますのでどうぞお見知りおき下さい。」と独特のコメントで会場を沸かせた。

続いては、2016年11月の公開以降、口コミやSNSでの評判によって公開規模を広げ、史上最長となる異例のロングランヒットを記録、累計動員210万人、興行収入27億円を突破したアニメーション映画『この世界の片隅に』。そして『この世界の片隅に』に新たなシーンを追加した長尺版のアニメーション映画『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(2019)に続く新作が国内外より待ち望まれていた片渕須直監督の最新作『つるばみ色のなぎ子たち』。

ステージでは、最新作タイトル、ティザービジュアル、題名公開PV、制作風景映像が解禁され、片渕須直監督と大塚学プロデューサーが登壇、新作にかける思いがほとばしる熱いトークセッションが繰り広げられた。

そして「MAPPA STAGE 2023」大トリをかざるのは、岡田麿里監督最新作『アリスとテレスのまぼろし工場』。大人も泣けるアニメとして300万人の心を動かし、現在のアニメブームの礎となった『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』などアニメファンだけでなくアニメに馴染みのない人たちの心も掴む脚本家であり、監督デビュー作となった『さよならの朝に約束の花をかざろう』で国内外から高い評価を得た岡田麿里の2作目。2

021年の「MAPPA STAGE」で制作発表されてから続報が今か今かと待たれていた本作から、公開日&特報&ティザービジュアル&メインキャスト&原作小説発売情報が一挙発表となった。ステージには、メインキャストの榎木淳弥、上田麗奈、久野美咲が登壇。本人たちも初めて目にする映像とビジュアルに感激の声をあげており、最新情報を待ち望んでいた観客からも大きな歓声があがり、最高の盛り上がりを見せた「MAPPA STAGE 2023」は閉幕した。

(C)賀来ゆうじ/集英社・ツインエンジン・MAPPA
(C)江口連・オーバーラップ/MAPPA/とんでもスキル
(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」The Final Season製作委員会
(C)幸村誠・講談社/ヴィンランド・サガ SEASON 2 製作委員会
(C)藤本タツキ/集英社・MAPPA
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
(C)新見伏製鐵保存会
(C)MAPPA

《animeanime》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]