中国で1,200万部超えの“盗墓小説”「摸金玦/MOJIN」が劇場アニメ化 日本でも配給・配信予定 | アニメ!アニメ!

中国で1,200万部超えの“盗墓小説”「摸金玦/MOJIN」が劇場アニメ化 日本でも配給・配信予定

中国の作家・天下霸唱(てんかはしょう)による小説『摸金玦(モーチンジェイ/英名:MOJIN)』の劇場版アニメが制作されることがわかった。実写映画版がゲーム会社テンセントの独占配信で大ヒットしたアクションファンタジーが、アニメ化も果たすことになる。

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中国の作家・天下霸唱(てんかはしょう)による小説『摸金玦(モーチンジェイ/英名:MOJIN)』の劇場版アニメが制作されることがわかった。実写映画版がゲーム会社テンセントの独占配信で大ヒットしたアクションファンタジーが、アニメ化も果たすことになる。

『摸金玦』は、中国本土で1,200万部以上を販売している大人気小説『鬼吹灯(きすいとう)』シリーズの外伝で、1950年代の中国の農村を舞台にしたアクションファンタジーだ。中国で人気の小説カテゴリー“盗墓小説(墓荒らしをテーマにした小説)”の草分け的存在である小説家・天下覇唱が手掛けている。「摸金玦」とは、丸い玉が半分欠けた状態の鉤(かぎ)型の玉石で、墓荒らしをする盗賊たちが御守として身に着けている石を指す。

物語は、高校卒業後に軍隊へ入隊した主人公・胡八一(フー・バーイー)が、2人の友人とともに黒竜江省の辺鄙な開墾地に派遣されるところから始まる。冬のある日、フー・バーイーら3人は、その開墾地で不思議な狐と出逢う。3人は、そこから様々なアクシデントと事件に巻き込まれ、やがて謎の古墳(古い墓のある遺跡)に導かれるように入っていく……という筋書きだ。

オークションによって実写の映像化権が4,000万元(日本円で約7.6億円)で落札され、大きな話題となった本作。2021年、その実写映画版はゲーム会社テンセントの独占配信にて400万人以上が有料課金で視聴し、その年の同社配信ランキング7位の作品となった。

このたびの劇場版アニメでは、アニメーション制作は福建省廈門市のアニメスタジオが中心となって行い、日本のスタッフも参加する。完成語は中国国内のみならず、日本および全世界で配給・配信される予定だ。劇場版アニメ『摸金玦/MOJIN』ははたしてどのような作品となるのか、今後の続報を楽しみに待ちたい。

《仲瀬 コウタロウ》

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