GRANRODEO、Liella!、内田真礼、ウマ娘ら出演!「オダイバ!!超次元音楽祭」DAY2レポート | アニメ!アニメ!

GRANRODEO、Liella!、内田真礼、ウマ娘ら出演!「オダイバ!!超次元音楽祭」DAY2レポート

「オダイバ!!超次元音楽祭-ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2023-」が2023年2月11日・12日にぴあアリーナMMで開催された。本稿では、DAY2(12日公演)の模様をレポートする。

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Liella! (C)オダイバ 超次元音楽祭 2023
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「オダイバ!!超次元音楽祭-ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2023-」が2023年2月11日・12日にぴあアリーナMMで開催された。

「オダイバ!!超次元音楽祭」はアニメやゲーム、インターネットから生まれる音楽、そしてそれを取り巻くファンの熱狂を届けたい!という思いのもと「2次元も、2.5次元も、3次元も垣根を取っ払い、次元を超えてひとつになろう!」というコンセプトで誕生した音楽番組。2020年正月に特番としてフジテレビにて地上波で放送されたあと好評につき、2021年2月からイベントも開催されている。

本稿では、内田真礼、ウマ娘 プリティーダービー、ClariS、GRANRODEO、三森すずこ、Morfonica、山下大輝、Liella!が出演したDAY2(12日公演)の模様をレポートする。

Morfonica
トップバッターを務めたのは、次世代ガールズバンドプロジェクト「BanG Dream!(バンドリ!)」から生まれた第4のリアルバンド・Morfonica。プロジェクト初となるバイオリンロックバンドとして活動している彼女たちは、アリーナ中に自分たちの音楽を届けた。体に響くほどの音圧とバイオリンの美しい旋律が見事な調和を生み、心地よさに変わる。まさにバイオリンロックバンドとしての音楽に、マスクを着用したうえでの声出しがOKとなったオーディエンスも大きな声援で応えた。

MCではボーカルの進藤あまね(倉田ましろ)が、「デビューしてから2年間、ライブでみなさんの声を聞くことができなかったけど、今日こうして聞くことができて、とっても嬉しいです!」とコメント。その喜びを歌に乗せて届けた。

三森すずこ
ステージ上に三森が姿を現すと、会場はピンク色に染まる。1曲目「シュガーレス・キッス」を可愛らしく歌ったかと思えば、2曲目「エガオノキミへ」は優しく、思い出を振り返るように切なく歌唱。一方の3曲目「ユニバ―ページ」では、歌詞ひとつひとつハッキリめに歌いつつもロマンチックに、そして自身が神楽ひかり役で出演する『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の楽曲「Star Divine」は力強く、凛々しく歌い上げる。役者としても活躍する彼女が、歌の表現でもさまざまな表情を見せた。

今回が久しぶりのフェス参加となった三森はMCで「嬉しいです。この盛り上がり、この感動。本当に夢をみているような気持ちでいっぱいです。ありがとう!」と感謝の気持ちを伝える。また、アーティストデビュー10周年イヤーとなることにも触れて、精力的に活動を行っていきたいと意気込んでいた。

Liella!
『ラブライブ!スーパースター!!』から生まれたスクールアイドルグループLiella!。3rdライブツアーを開催中の彼女たちのアニメPVとシンクロしたパフォーマンスは洗練されており、ただただ引き込まれる。『ラブライブ!スーパースター!!』2期オープニング主題歌「WE WILL!!」をはじめ、「ビタミンSUMMER!」「Chance Day, Chance Way!」「POP TALKING」「揺らぐわ」と音楽性がバラエティに富んだ5曲を、9色に彩られた会場で披露して、大いに沸かせた。

MCではひとりずつが自己紹介した後、鳴りやまない歓声に「私たち、実はみなさんのお声を聞くのが初めてなんです!」と言葉にする。メンバーは口々に「すごい!」「最高」とつぶやき、なかには感極まり涙もみせるメンバーも。ライブは感動が生まれる場所。それは観客だけでなく、出演者にも等しく生まれる感情なのかもしれない。大きな歓声を聞きながらパフォーマンスする彼女たちの表情は、生き生きとしていた。

ClariS
デビュー10周年を機に仮面を脱ぎ、素顔でメディアにも出演するようになったClariS。歌でアニメと寄り添い続けてきた彼女たちの歌声や振り付けは、まるでおとぎ話を見ているような、ひとつの物語となっていると感じた。

『偽物語』EDテーマ曲「ナイショの話」、『エロマンガ先生』OPテーマ曲「ヒトリゴト」、Little Twin Stars"キキとララとのコラボシングル「Prism」、『ニセコイ』OPテーマ曲「CLICK」、『リコリス・リコイル』OPテーマ曲「ALIVE」、そしてカバーで披露した『化物語』EDテーマ曲「君の知らない物語」も含めて、彼女たちの歌を聞くと、アニメの映像やキャラクターの姿がパッと思い浮かんでくる。それだけ作品と歌を結び付けている彼女たちの力、そしてアニソンの魅力を存分に体感できた。

山下大輝
前半戦のラストに登場したのは、2021年3月にアーティストデビューした声優の山下大輝。声優として培ってきた表現力や声色を武器に活動する彼が会場に届けたのは、楽曲の高音部分も心地よく聞こえる安定した歌声だ。今回が初めての音楽フェス参加とは思えないほどのパフォーマンスに、思わず聞き入ってしまった人も少なくなかっただろう。

「今日は僕自身にも特別な日にしたいから」と言葉にしたあとには、新曲「暁」を初披露。歌い終えたあとのMCで少しはにかみながら、ペンライトで赤く染まった会場に向かって「ありがとうございます」と言葉にしていた姿も印象的だった。

内田真礼
後半戦のトップバッターは内田真礼。“MAAYA BAND”とともに音楽を届けた彼女の姿は実に楽しそうで、見ているだけで自然と笑顔になれる。

客席からの歓声に「声聞こえるね!」と喜んだり、「今日の盛り上がり、日本中でここがいちばんじゃないですか!?」とコメントしたりとまるでお客さんと会話しているかのようなMC、「アリーナ―!2階席―!」などの煽り、「CHASER GAME」でのクラップを促すなど、会場を盛り上げ続ける内田。ラストの「ギミー!レボリューション」では大きな歓声があがるなど、最後の最後まで会場のボルテージは高まりっぱなしだった。

ウマ娘 プリティーダービー
今回、特別出走となったウマ娘たちは「Make debut!」「winning the soul l(Remix Ver.)」「うまぴょい伝説」を披露。ライブに出走するウマ娘たちが増えてきたが、その出走者によって歌の聞こえ方が変わるのが面白い。ゴールドシップ(上田瞳)、グラスワンダー(前田玲奈)、マヤノトップガン(星谷美緒)、マチカネフクキタル(新田ひより)、キングヘイロー(佐伯伊織)、サクラローレル(真野美月)、ナリタトップロード(中村カンナ)、シンボリクリスエス(春川芽生)、タニノギムレット(松岡美里)が出走した今回は、美しい低音が会場に響き渡っていると感じた。

トークパートではMCのバナナマンからの「声援は届きましたか?」という質問に対し、ゴールドシップ(上田瞳)が「めちゃくちゃ届きました~!」と感激を言葉で伝える。各ウマ娘も各々が喜びを露わにしつつ、会場に感謝を伝えていた。

GRANRODEO
大トリを務めたのはGRANRODEO。彼らがステージに立つと、会場は真っ赤なペンライト一色になり、2日間のイベントを締めくくるステージがスタートする。MCでは、ボーカルのKISHOWが「夢じゃないんだね。待ちかねたよ。聞こえている大爆音がすごかったよ」と、声出しができるようになった万感の思いを言葉にする。ギターのe-ZUKAも「(声が)返ってくるって気持ちいいね」と喜びを露わにした。

その思いはパフォーマンスにも明らかに乗っていた。響き渡るロックサウンド、魂の叫び。それに呼応するが如く、会場もペンライトを振り、熱い声援を送る。ラストの曲に行く前にジャケットを脱いだKISHOWは「行くぞー!ヨコハマー!!」と客席を煽り、会場はさらに熱狂の渦に包まれる。彼らがラストナンバーに選んだのはデビューシングル曲の「Go For It!」。「IGPX」のコール&レスポンスで会場が一体となり、イベントの幕は閉じた。

ライブでお客さんが声を出せない状況でも、みんなに楽しんで欲しいという一心でパフォーマンスを続けてきた出演者たち。そんな彼ら、彼女らが大きな歓声を浴びたとき、笑顔になったり涙を浮かべたりしていた。筆者は歓声がライブのすべてではない、歓声がないライブやオンラインライブはこれからもあってもいいと思っている。それでも、「歓声」によって生まれるドラマやあたたかい感情もある。そんなことを改めて感じることができた。

「オダイバ!!超次元音楽祭 -ヨコハマからハッピーバレンタインフェス2023-」DAY2セットリスト
【Morfonica】
M1. Daylight -デイライト-
M2. 寄る辺のSunny, Sunny
M3. 誓いのWingbeat
【三森すずこ】
M4. シュガーレス・キッス
M5. エガオノキミへ
M6. ユニバーページ
M7. Star Divine
【Liella!】
M8. WE WILL!!
M9. ビタミンSUMMER!
M10. Chance Day, Chance Way!
M11. POP TALKING
M12. 揺らぐわ
【ClariS】
M13. ナイショの話
M14. ヒトリゴト
M15. 君の知らない物語
M16. Prism
M17. CLICK
M18. ALIVE
【山下大輝】
M20. 列偶像
M21. キャンドル
M22. 暁
M23. Tail
【内田真礼】
M24. ラウドヘイラー
M25. youthful beautiful
M26. CHASER GAME
M27. ギミー!レボリューション
【ウマ娘 プリティーダービー】
M28. Make debut!
M29. winning the soul l(Remix Ver.)
M30. うまぴょい伝説
【GRANRODEO】
M31. TRASH CANDY
M32. Deadly Drive
M33. Infinite Love
M34. メモリーズ
M35. Go For It

(C)オダイバ 超次元音楽祭 2023

「夢じゃないんだね。待ちかねたよ」声出し解禁となった「オダイバ!!超次元音楽祭」DAY2レポート

《M.TOKU》

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