「鬼滅の刃」鬼舞辻無慘&上弦の鬼の声優陣が初集結! 1日限りの“鬼のみ“舞台挨拶レポ | アニメ!アニメ!

「鬼滅の刃」鬼舞辻無慘&上弦の鬼の声優陣が初集結! 1日限りの“鬼のみ“舞台挨拶レポ

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が、2023年2月3日より公開中だ。公開を記念して、2月12日には東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、鬼舞辻無慘と上弦の鬼のキャストによる舞台挨拶が開催された。

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『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』鬼舞辻無慘/上弦の鬼 集結 舞台挨拶(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ ufotable
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』鬼舞辻無慘/上弦の鬼 集結 舞台挨拶(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ ufotable 全 16 枚 拡大写真

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が、2023年2月3日より公開中だ。公開を記念して、2月12日には東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズにて、鬼舞辻無慘と上弦の鬼のキャストによる舞台挨拶が開催された。

会場には鬼舞辻無惨役の関俊彦を筆頭に、上弦の壱・黒死牟役の置鮎龍太郎、上弦の弐・童磨役の宮野真守、上弦の参・猗窩座役の石田彰、上弦の肆・半天狗役の古川登志夫、上弦の伍・玉壺役の鳥海浩輔、上弦の陸・堕姫役の沢城みゆき&妓夫太郎役の逢坂良太らが登壇した。

先週、鬼殺隊&柱を演じるキャストが登壇した舞台挨拶が行われた本作だが、鬼を演じる声優陣が舞台挨拶に集結したのは今回が初めてとなる。一人一人ステージに登場すると、割れんばかりの拍手が贈られ、勢ぞろいした計8名のキャスト陣の迫力あるオーラに観客たちは興奮を隠せない様子で、会場の熱気が一気に上がった。

本作では炭治郎や宇髄天元らと、上弦の陸の堕姫&妓夫太郎による激闘を描いた「遊郭編」の第十話、第十一話が劇場初上映され、さらに無限城に集められた上弦の鬼の姿が描かれる「刀鍛冶の里編」の第一話も世界初公開となる。

■「遊郭編」を振り返る逢坂良太&沢城みゆき「逢坂君に堕姫を作ってもらったなという感じ」

すべての鬼を配下に置く“鬼の始まり”であり、長い戦いの中で鬼殺隊が追い続ける宿敵の鬼舞辻無惨を演じる関は「実際スタジオの収録の現場でも上弦の鬼がこうして勢ぞろいするような機会は叶わなかったので今回は貴重な機会をいただいて嬉しく思っております」とコメント。どこまでも広がる圧巻の無限城が映し出されたことについては「完成度が高くてまさに圧巻でした。四次元的な空間を見て無限城に対してスタッフさんの意気込みやこだわりをひしひしと感じました」と、そのド迫力のスケールで描かれる“異世界”に驚いたと語る。

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また、上弦の陸である堕姫&妓夫太郎の戦いが劇場初上映となった「遊郭編」に、沢城は「お兄ちゃんが出てきてくれてから役の芯がはっきりわかったような感覚があって逢坂君に堕姫を作ってもらったなという感じがしています。優しくされると甘えって助長するんだってお兄ちゃんが出てきてくれた時にすごくわかって」と、当時のアフレコを振り返る。

宇髄と壮絶な戦いを繰り広げた妓夫太郎を演じる逢坂は、「最初の登場をどういう風にやろうかなと考えて、得体の知れないやつで、本当に強いのかわからないかつ妹が大好きなんだなということを伝えたいなと思いました」「(初登場となった)七話から、クライマックスの十話、十一話で妓夫太郎のしゃべり方や感情がだいぶ変わったなというのは自分の中で思いましたね」と、アフレコの裏側を披露する。

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兄妹役として、逢坂は沢城の芝居をきいた上で感情のままにしゃべりながら作っていったと明かし、沢城は演じているときは無我夢中だったことも話した。

■石田彰&宮野真守、ほかの上弦の鬼とのやりとりを語る

「無限列車編」以来、2度目の登場を飾る猗窩座を演じた石田は、無限城に集められた上弦の鬼たちのやりとりをどのように演じたかを聞かれると「猗窩座は猗窩座としていようと思っていたんですけど、上弦の鬼が集うと一人だけ怒りが空回りしている感じがして」「猗窩座としては何も変わってはいないと思ってるんですよ。ただ相手にしてるのが(自分より下の)人間だったか、自分より格上なのかというところで彼の感情が浮き彫りにされたんじゃないかと思いました」とコメント。ほかの上弦の鬼とのやりとりに抱いていた想いを述べる。

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「遊郭編」の第十一話にも登場し、得体の知れない雰囲気を強く印象に残した童磨について、宮野は「無限城の中でも童磨的に気になる場所もでてきたりとかして期待しています。ただ煽りますね、猗窩座をね」と話し、猗窩座よりあとに鬼になったにも関わらず「上弦の弐」となった童磨に対して“いけ好かない感じがした”と石田につっこまれながらも「そういうところに彼の本質的なところのヒントを皆さんには受け取ってもらいながらみていただけたらと」と続ける。口数が多いがつかみどころがない童磨を演じる楽しさを語った。

■新キャスト陣も意気込み明かす

さらに、強烈なキャラクターが印象的な玉壺を演じる鳥海は「皆さんお分かりだと思うんですけどもああいう個性的なルックスをしているキャラなので。なかなかああいったルックスのキャラクターを(普段)やることがなかった」「演じる方としては非常にやりがいがあり、色々な面をみせてもいいキャラクターだと理解しています」と語る。

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半天狗を演じた古川は、「とにかく半天狗というのは鬼の中でも異様な風貌をしていますよね。ですからこれをどんな演技プランでやるのかなと思ってちょっと不安だったんです」「常に、鬼の中にある人間、人間の中にある鬼を意識していました」と、このキャラクターを演じた背景を明かした。

そして、一言で他の上弦の鬼を黙らせてしまう、大きな存在感と威厳を放つ黒死牟について、置鮎は「まずは壱というくらいだから、 その強さをどう表現したらいいかっていうのが悩みどころではあります」「スタッフさんの意気込みと演者のみなさんのパワーもひしひしと感じて、これをぜひ観てくださる皆さんにも感じてほしいなと思いましたね」とアフレコ現場を振り返りつつ、上弦の壱ならではの威厳を放つためのこだわりを述べた

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そんな強き上弦の鬼たちを配下に置く、2019年の『鬼滅の刃』TVシリーズから登場している炭治郎たちの宿敵であり、重要な存在となるキャラクターが鬼舞辻無慘だ。演じる関は彼について「鬼舞辻無慘の目的はすべて自分の生存のために行っているんですね。その生存に対して邪魔をするもの、脅かすものに対する無惨の怒りは、あくまでも自分一人のための非常に身勝手な怒りなんですよ。その怒りをださないといけない」と、映像から滲み出るような鬼舞辻無慘の怒りを表す、ならではのこだわりを力強く語る。

■ワールドツアーに感動も!

また本作は日本での舞台挨拶を皮切りに、これから世界各地でのワールドツアー舞台挨拶が開幕し、95の国と地域で上映される。 関はこれについて「日本のアニメは世界中にたくさん高い評価を受けていて我々声優もよく海外の都市や町にアニメコンベンションという形で招かれたりしているのですが、今回のように一つの作品として世界に発信する、これができるって本当に凄いなと思います」と、特別なイベントを開催できることに感動した様子を見せる。

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関は「ぜひ作品を世界中に広めていただいて、日本のアニメのビッグタイトルとして知らしめて頂ければなと思います。ですからワールドツアーに向かう炭治郎チーム責任重大ですよね!炭治郎よろしくね~!」と、来週からツアーへと向かう鬼殺隊のキャスト陣への想いも託した。

■春から始まるTVシリーズへの想いも!最後のあいさつ

最後のあいさつでは、沢城は「こんな夢のような場所に参戦できて嬉しかったです。お兄ちゃんと公の場にでることがまさかまだあると思っていなかったので、記念日になりました。この映画をみて炭治郎は目が覚めて“彼には朝がきたんだな、(堕姫と妓夫太郎の)2人がいない時間が動き出すんだな”と思うと、寂しい気持ちにもなりましたがこんなにたくさんの方々の心の中に残っていくと思うとそれも悪くないよなと実感しています」と話す。

逢坂は「妓夫太郎としてイベントに登壇するのは初めてのことで、楽しい時間を過ごさせて頂きました。実は本編中、上弦の中で唯一無惨様に会ってないという…(笑)今日ようやく会えてすごく嬉しいです。これからも視聴者として『鬼滅の刃』を楽しんでいきますので皆さんも応援して頂けたら嬉しいです」と結んだ。

鳥海は「本当にこれからの展開が楽しみでしかない作品です。こうして今日無惨様と上弦全員集合ということで、この時間が終わらなければいいのになと感じながら、ここからは春からTVアニメもはじまりますし、ワールドツアーもこれからはじまるということでますます皆さんには応援していただきたいです。まずは鬼滅の刃を全力で楽しんで頂けたらと思います」とコメントする。

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古川は「この『鬼滅の刃』が盛り上がっていくように一生懸命半天狗を努めたいと思います。みなさんもどうぞよろしくお願いいたします」と呼びかけた。

石田は「こうやって大勢のみなさんに支えられて『鬼滅の刃』が盛り上がっていくといいなと思います。春から『鬼滅の刃』のTVアニメもはじまるということで、それまで気持ちを作りあげる期間として上映が続いている間は何度もみていただいて、鬼滅の気分になってくれたら嬉しいなと思います」と語る。

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宮野は「いっても鬼ですからね~作品の応援はしていただき、自分の役にまっすぐに向かいたいなと思う次第でございます。僕なりに童磨に対して思うことがもうだいぶ構築されてきていて、早くそれを発したいなという想いが強いので。今日舞台上に鬼しかいないので、こんな機会もなかなかないと思うのでぜひ目に焼き付けていただいて、ぜひ今後ともよろしくお願いいたします」と述べた。

置鮎は「『鬼滅の刃』はずっとTVシリーズもみていまして、盛り上がってて楽しそうだなと思っていたのですが、この役を演じるためにここまでご縁がなかったのかという気持ちで、覚悟をもってまた生きる理由がみつかったなと思って演じていますので、今後ともよろしくお願いいたします」と締めくくる。

最後に関が「私は元々原作の吾峠呼世晴先生の絵のタッチが大好きでアニメーションになったときにこんなすごい広がりをみせてくれるのかと思って、今日まで驚きの連続です。みなさんに楽しんでいただけるように全力でつっぱしっていきたいと思っております。今日は本当にどうもありがとうございました!」とコメントすると、会場からは熱い拍手が沸き起こった。

鳴りやまぬ拍手に包まれながらキャストは劇場を後にし、舞台挨拶は大盛況の中、幕を閉じた。

『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』鬼舞辻無慘/上弦の鬼 集結 舞台挨拶
◆日程:2 月 12 日(日)
◆場所:TOHO シネマズ六本木ヒルズ スクリーン 7(東京都港区六本木 6 丁目 10−2 六本木ヒルズけやき坂コンプレックス)
◆登壇ゲスト:関俊彦、置鮎龍太郎、宮野真守、石田彰、古川登志夫、鳥海浩輔、沢城みゆき、逢坂良太(敬称略)
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』
公開中
配給:東宝・アニプレックス

(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ ufotable

《仲瀬 コウタロウ》

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