【インタビュー】つるの剛士が語る女性向けコンテンツ の魅力とはーー【2.85次元】教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」インタビュー | アニメ!アニメ!

【インタビュー】つるの剛士が語る女性向けコンテンツ の魅力とはーー【2.85次元】教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」インタビュー

【2.85次元】教育番組パロディーショー「うたにこ☆」でレジェンドおにいさん役(うたにこ☆スペシャルアドバイザー)を演じるつるの剛士さんにインタビューを実施。女性向けコンテンツの魅力、本プロジェクトの魅力について語って頂きました。

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【インタビュー】つるの剛士が語る女性向けコンテンツ の魅力とはーー【2.85次元】教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」インタビュー
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女性向けスマートフォンアプリゲームを提供するジークレストとエンターテイメントコンテンツを創るムービックが新たに起ち上げたプロジェクト【2.85次元】教育番組パロディショー「うたってにこりん☆」。


「2.85次元」や童謡リミックス「ネオ・ナーサリーライム」など新しいジャンルにチャレンジしている本作。月曜日から金曜日まで「うたにこ☆」メンバー五人それぞれが「うたのおにいさん」として各曜日を担当。子供と一緒に歌って踊ったり、各曜日のコーナーでストレッチやねんど遊びをしたりします。今回は「うたにこ☆」でレジェンドおにいさん役(うたにこ☆スペシャルアドバイザー)を演じるつるの剛士さんにインタビューを実施。女性向けコンテンツの魅力、本プロジェクトの魅力について語って頂きました。


ーーー「うたってにこりん☆」の相談を受けた時の率直な感想は?

最初聞いた時は、びっくりしました。「チャギントン」(フジテレビ)という子供向けの番組でナビゲーターはしているのですが「え!この歳でうたのおにいさん?!嘘でしょ?!」と驚いたのですが、企画内容を見て「昔、うたのおにいさんをやっていたレジェンド」という設定であることが分かって胸を撫で下ろしました。僕は娘が三人、息子が二人の五人の子供の親でもあるのですが、子どもたちはみんなスマートフォンを駆使して、SNSやYouTubeなどを楽しんでいます。そういった時代の中でこの企画は新しい試みで面白いな、と感じました。

ーーー「面白そうだな」と感じたのですね

実は、他社様で恐縮なのですが『あんさんぶるスターズ !』にハマっていた時期がありまして…。ゲームをやっている時間もそうですが、相当な金額課金をしていたので、奥さんに怒られたりしていました。『あんさんぶるスターズ!』内のBGMをギターで弾いてSNSなどにあげるととても多くの人が反応してくれて「知っている人と知らない人の差ってすごいんだな…。こういう世界もあるのか」と思っているうちにどんどんハマっていて。なので、そういった世界観は触れていたりしたので今回の話をもらった時は「嬉しいな」と。

ーーー『あんさんぶるスターズ!』をプレイしはじめた理由は?


2016年頃に 「Switch 」(スウィッチ)という三人組のグループがゲーム内で発表されのですが、「『羞恥心』※に似ている」とユーザーの方が盛り上がってくれているのをTwitterで見たのがきっかけです(※『羞恥心』はつるの剛士さんを始めとした男性三人組アイドルグループ)。面白そうだな、と思い、ちょっとやってみるかという気持ちで始めたのがきっかけです。

ーーースマートフォンゲームなどはそれまではプレイしていましたか

全くと言っていいほど、やっていませんでした。強いて言うのであれば、大人向けのシミュレーションゲームなどはプレイしたことがあります。

Twitterのハッシュタグ「#あんスタおじさん」をつけながら投稿をしてみたところ、ユーザーのみなさんが温かく迎え入れてくれました。そういうことがあって、僕が調子に乗ってどんどんハマってしまいました笑。

ーーー『あんさんぶるスターズ!』は比較的女性ユーザーが楽しんでいるゲームですが、つるのさんがそこまでのめり込んでしまった理由は?


イベントの期間中に走る、いわゆる「ランボ(ランキングボーナス)」が面白すぎて…。イベント終了間際に用事があって飛行機に乗らないと行けない時があったのですが、その時もWi-Fiがある飛行機を一生懸命探して、空の上でずっとイベントに励んでいました。

ーーー女性向けゲームタイトルの魅力もしっかりとご理解されているのですね。うたのおにいさんを演じる「うたにこ☆」メンバーの方とはお話しましたか?

まだみんなとはゆっくりと話せていないです。 台本などを見て、各メンバーの特徴などを見ていますが、曜日ごとにメンバーの名前が決まっていて覚えやすくていいな、と思いました笑。それぞれのキャラクターのエッヂが立っていて、本当にキャラクターが現実に飛び出してきた感覚です。めっちゃ面白いです。

ーーー番組撮影の様子を見ていましたが、今後の展開が全く予想できないですね

僕も親なのですが、子育てをしている親御さん、特にお母さんたちに、子供を育てながら、スマートフォンなどでこういう動画を見てほしいですね。歌も踊りもあるので、子供と一緒に楽しむこともできると思います。はうまいところを突いてきたなぁ、と。一見するとコアに見えるのですが、広がり方が無限にありますね。

ーーー童謡に合わせて、各曜日の”うたのおにいさん”が子供と一緒に歌って踊りますが、つるのさん自身が好きな童謡やお子さんに聴かせている童謡はありますか

家で「よっしゃ、みんなで童謡を唄おう!」ということはないですが、僕自身子供向けのライブを開催したり、歌を歌ったりしています。こういった新しい形で童謡をいろんな人に知ってもらえるのは、とても良い試みだと思います。なかなか童謡を聞かせる機会はもちろん、自分自身が聞くこともそんなに無いと思うのですが、現代風にアレンジをしてカッコよくなっている童謡もあったりするので、楽しみです。

ーー ー「金太郎」の曲でホストのコールのようなものが入ってきたのは驚きました笑

いいですよね。今っぽいし、これからっぽい。教育番組をいじるというか、こういった形でのいじり方は悪くないですね。なかなか教育番組をいじるのは難しいんですよね。普遍的なものなので。特有の独特の空気感があったりするので触りづらかった部分だったのですが、こういう崩し方もあるのか、パンクだなぁと感じましたね。

ーーー 今回、つるのさんはレジェンドおにいさんという役柄の担当ですね


僕、そういう設定のキャラクターを演じることが意外によくあるんですよ。ウルトラマンもなんだかんだいって平成ウルトラマンの最初の作品になっています。この前もあったのですが、そうなってくるともうレジェンド扱いになっていて後輩ウルトラマン達がみんな挨拶にくるんです。いつの間にか、歳取っちゃったなぁ…と感じることもありますね。なので、こういった場というものには結構慣れていたりします。ちなみに僕が演じた「ウルトラマンダイナ」は22年前で、今回のレジェンドおにいさんも同じ くらい前のメンバーという設定になっています!こういういじり方は、とても嬉しいですね。

ーーーつるのさんが子供の頃のいわゆる「レジェンド」は?

たくさんいましたよ!僕たちの時代で言うと「みんなであそぼう!ピンポンパン」とか、「なにしてあそぼう」のノッポさんとか。「わたしたちのくらし」という番組で毎回「クラさんだよー!」と言いながら登場してくれるクラさんとか。

あとは、仮面ライダー、ウルトラマンもレジェンドですよね。僕が小さい時にそういったレジェンドの人たちに夢と希望をもらって、僕が大人になったら今度は夢と希望を与えて、それを見た若い世代が夢と希望を持って…ウルトラマンはそういった点で見るともう三世代なので、そういったところに携われてよかったなと感じます。今回は初代「うたにこ☆」メンバーということで、今回の「うたにこ☆」メンバーはもちろん、その後もどんどん続くと嬉しいですね。

ーーー2.5次元というお仕事はいままで演じられたことはありますか?


年齢も年齢なのでそういった仕事は難しいし、そもそもキャスティングされないと考えていて「CV(キャラクターボイス)をやりたい!」とずっと言っていたりしたのですが、こういった形で携われてよかったです。僕としては初めての仕事なので、ワクワクしますね。ありがたいです。

ーーー新しい仕事にもチャレンジなされているのですね。つるのさんは2020年4月から保育士免許取得のために短大にも通われれていますが、新しいことにチャレンジするのって結構なパワーが必要だな、と思うのですが、源動力はどこから溢れ出てくるのでしょうか


たくさんの人に応援をしてもらっていて本当にありがたい仕事で、芸能生活も三十年弱過ごしてきた中で「いまの自分に何ができるのか?」と考えた時に、今まで僕が貰ってきた恩を鶴の恩返しのように返していく必要があります。人生100年と言われている中で、45歳になってそろそろ折返しが見えてきたところで、次の世代の子供たちに携われるようなことができたらいいなと考え、学び直しを決意しました。自分が学んでいる「保育」と今回のプロジェクト が将来リンクしていったら、すごいことになるかも笑。

ーーー33歳の時にアイドル「羞恥心」にもチャレンジしていますよね

チャレンジというか、どちらかというと「やってね」と言われてアイドルグループになったフシが強いです。「この歳からアイドルやるのかぁ、人生なにがあるか分からないな」と思いましたね。約8ヶ月間という期間ですが、とても濃厚な期間でした。

僕の子供は下は4歳から上は高校二年生といるのですが、もちろん僕とは全く違う世代なのは当たり前なのですが、それぞれが見ているものだったり、遊んでいるものが全然違うんですよね。YouTubeを見たり、TikTokを見たり。子供たちのそういった様子を見て、「よし、アカウントを作ってみよう!」と思ったりするので、新しいことに触れるのは大好きです。そもそもちゃんとそういったことを勉強したり、体験していないと時代に置いていかれてしまうな…と。

ーーーここ最近で一番気になっている新しいものは


うーん、なんだろう。「5G」(第5世代移動通信システム)ですね。「5G」環境が整備されたら、時代が一気に変わると思います。その時に向けて何をするか、今の状況は良いシミュレーションしていると思いたいし、そうでなければダメだと思います。「4G」の終わりかけでいろいろな取組み、例えばライブをストリーミングでやったり無観客でスポーツの試合をするなど、次の時代に何をするのかを模索しているフェーズだと捉えています。ちゃんと肩を温めておく必要があるというか、想像していく必要があります。「保育」の世界なども「5G」の技術を活用してアップデートできないか、とか考えたりしますね。そういった新しい視点は持ち続けないな、と常に思ってはいます。自宅のスタジオを整備したり、所有しているキャンピングカーもオンライン配信などに対応できるようにチューンナップして、どこでも生放送ができるような体制を少しづつ準備しています。

ーーーさまざまなことにチャレンジしているつるのさんですが、趣味の釣りやバイクなどは継続して楽しめていますか?

もちろんです。僕の場合は逆で、趣味や遊びが先にきて、それをどう仕事に繋げていくかを常に考えています!ひとつひとつが遊びなのですが、仕事でもある。いまはまだジャンルは多くないですが、少しづつ裾野をどんどん広げていきたいです。将棋、釣り、バイク、サーフィン、山登り、キャンプ、自分が熱中していると同じ志を持った人たちも集まってくれたりします。そうするとその熱が周りに伝播していって、業界全体が広がっていく…というのが理想とする世界観です。みんな豊かになるし、遊び心もあって。「5G」や文明の発達がありますが、基本的には「自然/環境」がベースにあって、その上に乗っかってくるものだと思うので、自然遊びは大前提ですね。自然の中で、五感を研ぎ澄ませていきたいですし、子供たちにもそういった形で育っていってほしいと願っています。

ーーー最後に、読者に向けてメッセージをお願いします


仕事や子育てで昔のようになかなか時間を作れずにいる女性やお母さんにも楽しめる作品になっています。画面の中での楽しみ方、音での楽しみ方…などいろいろな楽しみ方があります。僕もこのプロジェクトに携われて楽しみながらいきたいな、と思っているので一人おっさんがいますが、レジェンドとして頑張りますので応援宜しくお願いします。

《森 元行》

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