【最終章の予習】「進撃の巨人」これまでのストーリー&謎をおさらい! 巨人の正体、クリスタの過去、壁の外の世界とは? | アニメ!アニメ!

【最終章の予習】「進撃の巨人」これまでのストーリー&謎をおさらい! 巨人の正体、クリスタの過去、壁の外の世界とは?

12月6日からNHK総合にて放送開始予定の『進撃の巨人 The Final Season』。おさらいしておきたいSeason1~3のストーリーと、物語の鍵を握る謎を振り返ってみよう。

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『進撃の巨人 The Final Season』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」 The Final Season 製作委員会
『進撃の巨人 The Final Season』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」 The Final Season 製作委員会 全 15 枚 拡大写真
12月6日からNHK総合にて放送開始予定の『進撃の巨人 The Final Season』。巨人と人類の戦いの結末がついにアニメ化される。

11月には新シリーズ放送に備えSeason3までのダイジェスト版が放送。序盤から数多くの謎が散りばめられている本作は、見返すたびに新たな発見がある。

そこで本稿では、押さえておきたいSeason1~3のストーリーと、物語の鍵を握る謎をピックアップ! 気になる箇所をチェックしやすいよう、謎が明かされた話数も併せて紹介する。



■Season1:戦いの幕開け



『進撃の巨人』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
Season1では戦いの幕開けが描かれ、巨人との圧倒的な力の差がわかる。

巨人の襲来から100年。人類は高さ50mもの強固な壁を築き、その中で平和な生活を送っていた。壁は外側から順にウォール・マリア、ウォール・ローゼ、ウォール・シーナ。主人公のエレン(CV:梶裕貴)はウォール・マリア付近に位置するシガンシナ区で暮らしていた。

『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
しかし、突如襲来した超大型巨人と鎧の巨人により壁が破壊される。
母を巨人に食い殺されたエレンは、巨人と戦うために幼馴染のミカサ(CV:石川由依)、アルミン(CV:井上麻里奈)とともに第104期訓練兵団に加入。卒団後は調査兵団で璧外調査の任につくことを目標としていた。

ある日トロスト区の壁が壊され、巨人との交戦中にエレンが負傷。けがをきっかけに巨人化したエレンは敵を退け、驚異の回復力を見せる。巨人として兵団内部から弾圧されそうになるエレンだったが、命がけで壁を修復し人類の味方であると証明した。

『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
調査兵団への入団が許されたエレンは、人類最強の男・リヴァイ兵士長(CV:神谷浩史)が率いる班に所属する。念願の璧外調査に向かうが、そこには歴戦の兵士ですら瞬時に命を落とすような過酷な戦場が広がっていた。
さらに女型の巨人が出現し、エレンを奪おうとする。調査兵団は研究のために巨人の生け捕りを試みるも、エレンを死守するのが精いっぱいだった。

その後、アルミンの推測から女型の巨人の正体を突き止めたが、ウォール・シーナ内での戦闘により壁の一部が破損。崩れかかった壁の中からは、巨人が顔をのぞかせていた。

<明かされた謎>…巨人の生態



劇症版『進撃の巨人』[後半]~自由の翼~(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
Season1では作中の大まかな世界観が提示されている。

まずは人類を脅かす巨人の存在。第1話「二千年後の君へ」では超大型巨人のほかにも意志を持たない巨人の群れが出現し、人類を次々と捕食していく。
第2話「その日」には鎧の巨人が、第17話「女型の巨人 ~第57回壁外調査1~」では女型の巨人が登場。巨人の中にも意志や能力を持つ者がいるとわかる。

『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
巨人の生態については謎が多いものの、人間を嗜好品のように捕食すること、うなじに急所があることなどがわかっていた。
第15話「特別作戦班 ~反撃前夜2~」ではエレンの証言によって、自傷行為がきっかけで巨人化する人間がいると判明する。エレン自身は巨人化の方法をなぜか知っており、過去になんらかのきっかけがあることを暗示させていた。
さらに調査兵団所属ハンジ分隊長(CV:朴ロ美(※))の実験により、活動には日光が必要なこと、水も食料もなくても生きていけること、身体の大きさに似合わず重量が軽いことなどが明かされた。

※「ロ」は玉偏に路。


『進撃の巨人』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
また、第2話のアイキャッチには「現在公開可能な情報」として、人類が活動する領域内は水や鉱物などの資源に恵まれていると記載されている。この設定はSeason3でも再度言及されており、巨人を仕向けた外部勢力が資源獲得も狙っていることが明かされる。
アイキャッチには多くの情報が含まれているため、見直すときは注目するといいだろう。

さらに、第1話ではエレンの父親グリシャ(CV:土田大)がエレンに地下室の鍵を見せるシーンがある。しかし、秘密が隠された地下室にエレンたちがたどり着くのは、Season3まで待たなければならない。

グリシャには謎が多く、第2話で幼いエレンに無理やり注射を打つ描写や「鍵を忘れるな」と叫んでいる場面が登場する。このシーンはエレンが見ていた夢のように演出されていた。
しかし、シガンシナ区を脱出した時点では鍵を持っていなかったこと、そしてSeason3で明かされた真相を考慮すると現実の出来事だったとわかる。

■Season2:巨人と人間の関係性


『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
Season2では、巨人や壁に関する謎が徐々に明かされていった。

ウォール・シーナの壁から発見された巨人の真実を突き止めようとするハンジ。苦労の末、壁内の一大勢力であるウォール教のニック司祭(CV:麻生智久)に口を開かせる。
壁の真実を握る者として挙げられたのは、エレンと同じ第104期生のクリスタ(CV:三上枝織)だった。

一方その頃、104期生は女型の巨人の正体であったアニ(CV:嶋村侑)の共犯者がいると疑われ、隔離されていた。しかし巨人の襲来により急遽調査任務が与えられる。
調査の中で、巨人の正体に思い至るコニー(CV:下野紘)。さらに人語を使いこなす獣の巨人(CV:子安武人)に遭遇し、熟練の兵士たちが次々と命を落としてしまう。

絶体絶命の状況の中、クリスタを守るために巨人化したユミル(CV:藤田咲)により窮地を脱した104期生たち。負傷したユミルに、クリスタは隠していた本名を明かした。

『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
104期生と合流後、壁の調査へと向かうエレン。ライナー(CV:細谷佳正)から鎧の巨人と超大型巨人の正体を聞き、巨人同士の戦いが勃発する。
奮戦するも、巨人に連れ去られてしまうエレンとユミル。調査兵団が奪還を試みるものの、またも犠牲は大きかった。
無力さに打ちひしがれるエレン。そんな中巨人を操る能力「座標」に目覚め、襲い来る巨人たちを撃退した。

<明かされた謎>…巨人の正体


『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『劇場版「進撃の巨人」Season2~覚醒の咆哮~』キービジュアル(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
Season2の冒頭では人類を守ってきた壁と巨人の関係が明かされている。
第26話「獣の巨人」ではニック司祭が「あの巨人に日光を当てるな」と発言しており、活動力の低下した巨人を壁の材料としてきたことがわかった。

また、巨人の正体が人間だったことも明らかに。
第28話「南西へ」で故郷へと戻ったコニーは、実家に横たわる巨人を目にする。巨人に敵意がないことや「おかえり」とも聞き取れる言葉を投げかけられたことから、正体は母親なのではと思い至った。
また、ウォール・ローゼに新たな被害がなかったため、巨人は壁の内部から発生した可能性が浮上する。
数々の手がかりを結びつけたハンジは、第37話「叫び」で巨人の正体は人間だと結論付けた。

『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
『進撃の巨人』場面カット(C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会
さらに第31話「戦士」で鎧の巨人がライナー、超大型巨人がベルトルト(CV:橋詰知久)だったと判明する。
ライナーとベルトルトは壁の外に故郷を持つ人間だった。兵団の兵士ではなく、「戦士」として動いている2人。獣の巨人とのつながりも示唆されており、壁外に存在する敵対勢力が浮かび上がってくる。

クリスタの本名も明らかになった。
第30話「ヒストリア」でユミルが巨人の力を秘めていたと知ったクリスタは、訓練兵団時代の約束を守り本当の名前「ヒストリア・レイス」を名乗る。
この時点では貴族家のひとつとして知られていたレイス家だが、Season3ではさらなる謎が明かされる。


→次のページ:【Season3:人間同士の戦い】

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《ハシビロコ》

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