「SAO アリシゼーション WoU」松岡禎丞&竹達彩奈が語る、“桐ヶ谷兄妹の絆”とアフレコ秘話【インタビュー】 3ページ目 | アニメ!アニメ!

「SAO アリシゼーション WoU」松岡禎丞&竹達彩奈が語る、“桐ヶ谷兄妹の絆”とアフレコ秘話【インタビュー】

ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』(以下、『WoU』)最終章2ndクールより、キリト(桐ヶ谷和人)役・松岡禎丞とリーファ(桐ヶ谷直葉)役・竹達彩奈による兄妹対談が実現。

インタビュー 声優
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松岡禎丞さん、竹達彩奈さん
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■守りたい妹と、守りたいお兄ちゃん


――せっかく桐ヶ谷兄妹がそろっているので、お互いの役への想いもうかがえればと思います。兄妹のかけ合いを演じるときは、どのような点を心がけているのでしょうか。

松岡:和人にとって直葉やリーファは「守りたい妹」であると思っています。直葉と血がつながっていないと判明してからは意図的に距離をとるなど、接し方にも大きな変化がありました。
ただ、わざと冷たい態度をとるなど思春期なりの距離感が露骨過ぎたかもしれません。

悩んだり迷ったりした末に直葉は妹なのだと一応結論付けている。だからこそ『Extra Edition』で池に落ちた直葉を兄として助けることができたのだと思います。
もし直葉との関係が兄妹としての一線を越えてしまうと、アスナに怒られてしまいそうです(笑)。

竹達:リーファとしても、キリトくんのことは「守りたいお兄ちゃん」として考えていると思います。家族として支えたい気持ちがある一方、自分が抱いている恋心も大切にしています。

ただ、恋愛感情の有無にかかわらずキリトくんが大事な存在であることに変わりはありません。
ネタバレになってしまうので詳しくは言えませんが、『WoU』2ndクールでも改めて「素敵な兄妹だなあ」と絆を感じる場面がありました。

『ソードアート・オンライン2』場面カット(C)2014 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO2 Project
――『WoU』のアフレコを経て改めて見えた、お互いのキャラクターの魅力は?

竹達:キリトくんはやっぱり、一生懸命なところが魅力的です。無敵の主人公に見せかけて繊細なところもあります。
女の子たちに囲まれてドギマギしているかと思えば、戦いのシーンはかっこいい。さまざまな表情を見せてくれるキリトくんは素敵だなあ、と改めて思いました。

あとは大事な場面で必ず帰ってきてくれて守ってくれる、そんな心強さが魅力的です。
もちろんキリトくんも人間なので心が折れてしまうこともあります。そんなとき、自然と「助けたい」という気持ちが浮かんでくる。
これまでキリトくんがリーファたちに一生懸命注いでくれた愛情や絆があるからこそ、『WoU』でも「キリトくんを守らなきゃ!」とみんなが団結できたのだと思います。

松岡:リーファや直葉は、精神的な芯の強い女の子だと改めて思いました。自分の主張をはっきり言える子ですし、ナイーブな問題に直面したときや迷ったときに先に進もうと決意できる強さがあります。
『SAO』第22話「グランド・クエスト」でも、キリトを好きな気持ちを告白したのに「ごめん」と返されて泣くシーンがありましたが……。

竹達:あれはショックだった……!

松岡:普通だったら、そこで兄妹の関係がこじれて、家の中ですら顔を合わせるのが気まずくなってしまうと思うんです。それでも直葉は「今の私を見てほしい」と率先して前に進むことを選びました。
その後《ALO》で1度本気で斬り合ったからこそ、絆が深まったと思います。
キリトを異性として好きだという気持ちは残しつつも、家族でもあり兄妹でもあると割り切れる。本当に強い妹で、「この子はすごいな」と僕自身も思いました。

竹達:お兄ちゃんに褒められて嬉しいです(笑)。

松岡:『WoU』にしても、痛みをダイレクトに感じる危険な場所に躊躇せずキリトを助けに来るなんて、なかなかできないことだと思います。
それだけ仲間であり家族であり好きな人でもあるキリトを大切に思ってくれて、リーファには頭が下がります。

■オープニングに寂しさを覚えた


――最後に、放送を楽しみにしているファンにメッセージをお願いします。

竹達:最終章、本当にお待たせいたしました……! 私としてもずっと演じたかったシーンがあったので、ようやくアニメ化してとても嬉しかったです。「喉が壊れてもいいや」と思うほどの力を入れて演じた場面もあります。

原作ファンはもちろんアニメを応援してくださるみなさまにも満足していただけるラストになるはずですので、ぜひ楽しみにしていてください。

松岡:今までの『SAO』シリーズの集大成といっても過言ではない物語になっています。
《アリシゼーション》編はひとりの人間がどのように成長し一歩ずつ先に進んでいくのかを視聴者の方に明確に伝えたいと感じながら演じていました。みなさまの目や心に絶対に残る作品になっています。

ちなみに僕の推しのひとつはオープニング映像なので、ぜひ見てください。ReoNaさんが歌う楽曲と相まって、映像もこれまでの『SAO』シリーズの系譜をなぞっていることがわかるはずです。
盛り上がるシーンがある反面、「あっ、これで本当に終わってしまうんだ」と、一種の寂しさを覚えるかもしれません。あとはエンディングの切なさも感じていただけたらと思います。

『SAO』がいつまでもみなさんの思い出の中に残る作品になるよう、役者陣一同頑張りましたので、ぜひ応援をよろしくお願いします。


インタビュー前に行われたABEMA特別番組『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld 最終章直前SP』の収録では、久しぶりに複数人での番組収録を楽しんだという2人。松岡さんは「1人だとすべっているのかどうかわからないので、収録中にスタッフさんの笑い声が聞こえてくると助かります」と冗談交じりに話してくれた。

『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld』最終章(2mdクール)は7月11日より放送中。ABEMAでは毎週土曜24時00分~配信しているのでチェックしてもらいたい。

■「ABEMAアニメチャンネル」/テレビアニメ『ソードアート・オンライン』シリーズ 7週連続無料配信 概要
配信日時:
2020年7月19日(日)朝5時~/午前11時~
以降、毎週日曜日朝4時30分~/午前10時30分~/午後4時30分~
(各時間帯の配信内容は同じ12話ずつの配信です。配信時間は変更の可能性があります)

配信作品:
・『ソードアート・オンライン』
・『ソードアート・オンライン2』
・『ソードアート・オンライン アリシゼーション』
・『ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld(前半)』


(C)川原 礫/アスキー・メディアワークス/SAO Project
(C)2014 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス刊/SAO2 Project
(C)2017 川原 礫/KADOKAWA アスキー・メディアワークス/SAO-A Project
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