「アナザーエデン×ペルソナ5 ザ・ロイヤル」を「ペルソナ」シリーズガチ勢がプレイしてみた! ファンの心をくすぐるポイント8選【プレイレポ】 | アニメ!アニメ!

「アナザーエデン×ペルソナ5 ザ・ロイヤル」を「ペルソナ」シリーズガチ勢がプレイしてみた! ファンの心をくすぐるポイント8選【プレイレポ】

大ヒットシリーズ『ペルソナ』の最新作『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』が、シングルプレイ専用スマートフォンRPG『アナザーエデン』とのコラボを実施。プレイを通じて見えてきた『P5R』ならではのコラボ要素と原作ファンから見た魅力をお伝えする。

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大ヒットシリーズ『ペルソナ』の最新作『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』(以下、『P5R』)が、シングルプレイ専用スマートフォンRPG『アナザーエデン』とのコラボを実施した。

人気RPG同士のコラボは、『アナザーエデン』内でプレイする新たなシナリオという形で楽しめるほか、コラボシナリオ「双魂の絆と虚ろの傀儡子」をクリアすることで『P5R』の主要キャラクター・ジョーカーモルガナが仲間入りを果たす。
『P5R』のキャラが『アナザーエデン』の中で活躍する、まさに夢の共演が実現する形となった。


コラボシナリオの本編を楽しむには『アナザーエデン』を一定以上進める必要があるため、気になりながらもまだ手が出せていない人もいるはず。

そこで今回は、「双魂の絆と虚ろの傀儡子」のプレイを通じて見えてきた、『P5R』ならではのコラボ要素と原作ファンから見た魅力をお伝えする。





◆「双魂の絆と虚ろの傀儡子」の冒頭から、たっぷりの『ペルソナ5』感!



個人的な話で恐縮だが、『ペルソナ』シリーズは1作目の『女神異聞録ペルソナ』からずっと遊び続けてきたため、今回のコラボについてもかなり期待度が上がっていた。
そんな気持ちでコラボシナリオを始める「協奏」に入ると、『P5R』風のタイトルロゴやUIのデザインがお出迎え。早速の雰囲気作りが、率直に嬉しい。

ちなみに「双魂の絆と虚ろの傀儡子」は、まずプロローグから幕開け。このプロローグ部分は、『アナザーエデン』開始直後から楽しめるので、雰囲気を知りたい方はまずはここに触れてみるのもアリだろう。


原作でもお馴染みのメメントスから始まり、テキストウィンドウにはジョーカーをはじめとする「心の怪盗団」の面々が登場。『アナザーエデン』風のタッチになっており、お馴染みながらもどこか新鮮な印象を受ける。


ちなみに、バトルに参戦するのはジョーカーとモルガナのふたりだが、パンサーやスカルなどのメンバーもシナリオ内に登場。テキストウィンドウでは頭身が高く、さらにフィールド上では3頭身の姿を見せてくれる。こういったデフォルメ姿が見られるのも、ささやかだが嬉しい点だ。


敵の登場や消滅も、『P5R』らしさを再現。しかもこのプロローグでは、お馴染みの楽曲「Life Will Change」が流れており、『P5R』ファンのテンションを上げてくれる。



『P5R』やアニメ版では、怪盗団の華麗なアクションも見ものだったが、『アナザーエデン』でもその魅力を垣間見ることができる。
3頭身ながらもジョーカーが華麗に舞い、銃撃で敵をノックアウトする場面も。『ペルソナ』シリーズの醍醐味であるスタイリッシュさは、『アナザーエデン』の世界でも失われていない。


もちろん、彼らの心強い味方であり、もうひとりの自分でもある「ペルソナ」も健在。ペルソナを付け替えるシステムはないため、ジョーカーもアルセーヌ一択だが、しっかりビジュアル化されており、格好良さもそのままだ。


そんな彼らは、助けを求める声を追いかけ、次元の穴を通って『アナザーエデン』の世界へ。ここから、怪盗団の新たな展開が始まる。


プロローグに当たる部分は以上となり、ここから先は話数構成のシナリオが展開。続く第1話で『アナザーエデン』のアルドたちと怪盗団が互いに手を貸す関係となり、異変への調査に乗り出す流れに。
ただし第1話以降を楽しむには、『アナザーエデン』のメインストーリー「第13章」クリアが条件となる。


ジョーカーとモルガナは、第1話の序盤で仮加入。バトルに参加させればレベルも上がり、コラボシナリオの中で専用武器もゲットできる。
また、「双魂の絆と虚ろの傀儡子」のクリアで両名が正式加入するだけでなく、ジョーカーのレア度が星4から星5に変化。モルガナは最初から星5なので、シナリオのクリアだけで星5キャラが2体も手に入るのはやはり嬉しい。

ストーリーに関してはネタバレとなってしまうので詳しい言及は避けるが、第1話以降も『P5R』要素が満載なので、「双魂の絆と虚ろの傀儡子」全体を通したコラボ要素について、個別に紹介したい。



◆『P5R』ファンの心をくすぐる、8つのポイントに迫る


■怪盗団メンバーも出演!



ジョーカーとモルガナの参戦は、コラボレーション発表の段階で判明していたが、そのためこの両名しか登場しないと思っていた方も少なくないだろう。
しかし実際は、怪盗団のメンバー8人も登場し、『アナザーエデン』の冒険に同行する。戦闘には参加しないが、シナリオ内で存在感を放っているので、ジョーカーとモルガナ以外のファンもチェックして欲しい。

■ジョーカーが喋る!



『P5R』のジョーカーは、あまり喋らない。これは『ペルソナ』のゲームシリーズ全般に言えることだが、セリフ形式の選択肢はあるものの、それ以外はほとんど喋らず、態度や行動で意志を示す場合も多い。
しかし『アナザーエデン』のジョーカーは、要所要所で言葉を発する。雰囲気としては、アニメ版『ペルソナ5』のイメージに近い。


また、戦闘中はかけ声などのボイスがあり、ここでもしっかりと喋ってくれる。しかも戦闘中のボイスは、ステータス画面でいつでも聴くことができるので、ファンにとって嬉しい要素のひとつだ。

■原作でお馴染みのスキルも!



ペルソナ使いであるジョーカーとモルガナは、それぞれ様々なスキルを所持している。ジョーカーならば「夢見針」や「エイハ」など、原作にあるスキルの一部を『アナザーエデン』でも使用できる。モルガナなら、「メディラマ」や「マハガル」で、風系の攻撃と回復をこなせる。



また、アナザーフォースのフィニッシュ連携では、『P5R』の「総攻撃」演出が飛び出すことも。ジョーカーとモルガナそれぞれのカットインがあるほか、「双魂の絆と虚ろの傀儡子」のラストバトルでは特別なカットインを用意。コラボならではのシーンなので、これについてはその目で直接確かめて欲しい。

■『アナザーエデン』キャラクターと怪盗団の共演




本来交わるはずのなかった2作品のキャラクターたちが織りなす会話も、コラボシナリオの醍醐味。
例えば、素性を隠すための怪盗姿は怪しいものの、『アナザーエデン』側もカエルのような人やロボットなど、ユニークさでは負けていない。そんな彼らに「見るからに怪しい」と怪しまれても、「カエルに言われたくねーし!」と反論したくなるのも当然だろう。



怪盗団以上にユニークな面々に対し、『P5R』の面々が思わず口を挟む場面も多々。夢のような共演が、怪盗団から様々なツッコミを引き出してくれる。その雰囲気は『P5R』でもお馴染みのものなので、ここもファン必見のポイントだ。



■移動といえば、モルガナカー!



車に変身できるモルガナは、メメントス内の移動や崩壊するダンジョンの脱出など、『P5R』の様々な場面で活躍!


移動時間を大幅に短縮することに成功した一方で、モルガナを含めた全員がグロッキー状態に。さすがにこの大所帯での同乗は、少々厳しかった模様だ。

■コラボシナリオでも「P5R」感あふれるダンジョンに潜入!



怪盗団が活躍する場と言えば、心が具現化した「パレス」。今回のコラボシナリオにも、心を歪めてしまった“悪い大人”が登場するので、“改心”させるべくコラボシナリオならではのダンジョンへと乗り込む。怪盗団の本領は、『アナザーエデン』でも発揮される。


『P5R』の「パレス」は、それぞれが特徴的で造形もユニークだったが、今回のダンジョンも個性的だ。一見華やかだが、恐るべき人形たちが徘徊する「人形劇場」には、くまのぬいぐるみが埋め尽くす「くまの散歩道」などが待ち受けている。
旗上げによるギミックで行く手を切り開く場面もあり、ダンジョン攻略の手強さは『P5R』を思い出させる。


また、第3話では「メメントス」に侵入するなど、ダンジョン部分でも『P5R』要素がふんだんに味わえるのも魅力的だ。

■シンボルエンカウントでバトルに突入!



『アナザーエデン』での雑魚戦は、移動していると自動的に敵と出会うランダムエンカウント制だ。一方、『P5R』は敵と接触することでバトルに突入するシンボルエンカウント方式を採用している。
「双魂の絆と虚ろの傀儡子」では、コラボ先である『P5R』に則り、シンボルエンカウントでのバトルに。そのため『P5R』ファンは、いつもと同じ感覚でダンジョン探索を行える。


そして、同じなのは探索のプレイ感だけではない。敵のシンボルに背後から近づくことで、有利な状態で戦闘を開始できる。しかも、背後から飛びつき、敵の仮面を剥ぎ取るモーション付きだ。『P5R』で幾度も見たあの動きが、『アナザーエデン』の世界でも楽しめる。


ちなみにバックアタックが成功すると、1ターン目の敵は気絶状態となり、反撃を受けずに済む。さすが怪盗、今回も華麗に活躍してくれる。

■たっぷり楽しめる3話構成!



「双魂の絆と虚ろの傀儡子」は、異変を告げるプロローグから始まり、物語が幕を開ける第1話、オタカラを盗む第2話、さらなる展開を迎える第3話で構成されている。
第2話ではダンジョンに、第3話でもメメントスに挑み、どちらも本格的なダンジョンだ。

適正LVくらいの戦力ならば、探索しながら頻繁にバトルをすると、1時間や2時間では終わらないボリュームになっている。
また、第3話ではモルガナの存在が鍵となる場面があり、『アナザーエデン』の世界観を踏まえると実に興味深い展開が訪れる。ゲームとストーリーの両面を、しっかりと味わわせてくれるコラボレーションとなっている。


『アナザーエデン』×『P5R』のコラボは、このほかも魅力的な要素が満載。例えば、「Life Will Change」はプロローグ部分だけでなく、シナリオの「ここぞ!」という場面で飛び出し、気持ちを持ち上げてくれる。プレイ全体の感想としては、『ペルソナ』ファンから見ても満足感満点の仕上がりとなっていた。

しかもこの「双魂の絆と虚ろの傀儡子」は、期間限定ではなく、常設のコンテンツだ。『アナザーエデン』が遊べる限り、いつでも「双魂の絆と虚ろの傀儡子」をプレイすることができる。
発生条件の達成までは少々時間がかかるが、今からのんびり始め、自分のペースで「双魂の絆と虚ろの傀儡子」を楽しんでみるのもお勧めだ。



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《臥待 弦》

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