『ぐらんぶる』は、原作・井上堅二、漫画・吉岡公威のタッグがおくる、「good!アフタヌーン」にて2014年4月から連載中の“命がけのキャンパスライフを描く限界突破の青春コメディ”。
大学進学を機に、叔父が営むダイビングショップ「GRAND BLUE(グランブルー)」に下宿することになった主人公・北原伊織。きれいな海、かわいい幼馴染……あこがれのキャンパスライフを前に期待に胸いっぱい膨らませていた伊織を待っていたのは、男だらけのダイビングサークルだった?
監督として発表された英勉は、『ハンサム★スーツ』で鮮烈なコメディデビュー。以後、『高校デビュー』『貞子3D』など幅広いエンタメ作品を手掛け、2015年の『ヒロイン失格』では興行収入24憶円越えを記録した実績を持つ。
今回発表されたのは“実写化、監督名”のみとなっているが、公開されたカットにはキャストの姿も。原作通りなら裸必至の本作だが、このハジけた役をいったい誰がスクリーンで演じられるのか。今後の情報に注目したい。
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映画『ぐらんぶる』は、2020年初夏公開。
<以下、コメント全文掲載>
【原作:井上堅二】
「実写化してイケメンの股間を見るんだ!」
『ぐらんぶる』の構想段階から抱いていた、僕の純粋無垢で――青年誌で連載する作家の誰もが抱く大きな夢。それがついに叶う時が訪れようとしています。協力してくれた関係者の皆様に感謝を、そして出演する被害者の皆様に心からの謝意を送ります。本当に……色々とすみません!
【漫画:吉岡公威】
カナヅチの私が、井上先生の夢に乗っかってここまでダイビング漫画『ぐらんぶる』を一緒に描き続けることができました。美しい海で繰り広げられる爽やかな若者たちの青春。そしていよいよ実写化され、スクリーンで見られるんですね。本当にドキドキしてます。色々な意味で。本当に、色々な意味で!
【監督:英勉】
「男子ってバカねっ」って映画を作ろうと思ったんですが、「男子ってバカ!ほんとバカ!クズ!」って映画になっちゃいました。
『ダイビングに賭ける青春と恋と友情。さあ、最高の海の世界へ』
という宣伝が展開されると思いますが、違いますから。詐欺ですから。ぼくがホントの「全〇監督」かもです。
【エグゼクティブプロデューサー:関口大輔】
昨今似たようなテーマの邦画が多いのは、「お客さんが好きなタイプの映画」に傾向があり、そのベストな期待に制作が行われているからでしょう。最近の優れたリサーチにより、お客さんが見たい映画はどんなものなのかを判別する精度が高くなっているそうです。
そんな時代に作られるこの映画『ぐらんぶる』ですが、そういったリサーチでは判別不能になってしまうと思います。圧倒的な異物感、圧倒的なバカバカしさ、そして圧倒的に熱苦しい男たち……。
私はこの圧倒的な既視感のなさに心底惚れ込み、リサーチ全盛の時代の今だからこそ、数字では測り切れないこの作品を映画化したいと思いました。「監督は有名な方で」「俳優は人気の方でお願いします」という事を映画化する際によく言われますが、原作の関係者から「本当に大丈夫ですか?」と心配される映画は『ぐらんぶる』くらいです。
あとはこの素晴らしい原作を、妥協せず、実写作品にするベストな監督とキャストと制作する事。監督は、英さん以外思いつきませんでした。何の制限もない振り切った演出を任せられる日本人監督は英さんしかいないでしょう。またキャスト陣の発表はこれからとなりますが、ほぼ素っ裸で作品に挑んでいますのでこちらも引き続き楽しみにしていてください。
原作 : 井上堅二・吉岡公威『ぐらんぶる』(講談社アフタヌーンKC 刊)
監督:英勉
制作プロダクション: THEFOOL 配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:英勉
制作プロダクション: THEFOOL 配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)井上堅二・吉岡公威/講談社 (C)2020 映画「ぐらんぶる」製作委員会