【アニサマ2019】放課後ティータイム再結集に沸いた最終日!大トリ・藍井エイルはMCで心境語る | アニメ!アニメ!

【アニサマ2019】放課後ティータイム再結集に沸いた最終日!大トリ・藍井エイルはMCで心境語る

2019年9月1日、世界最大級のアニソンフェス「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」最終日となる3日目がさいたまスーパーアリーナにて開催された。放課後ティータイムの出演をはじめとする粋な演出の数々に沸き立った会場の様子をお届けする。

イベント・レポート ライブ
注目記事
Animelo Summer Live 2019 3日目の様子/(C)Animelo Summer Live 2019
Animelo Summer Live 2019 3日目の様子/(C)Animelo Summer Live 2019 全 56 枚 拡大写真
2019年9月1日、世界最大級のアニソンフェス「Animelo Summer Live 2019 -STORY-」最終日となる3日目がさいたまスーパーアリーナにて開催された。放課後ティータイムの出演をはじめとする粋な演出の数々に沸き立った会場の様子をお届けする。

3日目の幕開けを飾ったのは、藍井エイルと蒼井翔太によるデュエット。『革命機ヴァルヴレイヴ』から「Preserved Roses」のイントロが流れると、会場は大きな歓声に包まれた。間奏では「行くぞ!」と叫び、観客もそれに呼応するように声を張り上げる。圧巻のパフォーマンスに、曲が終わってもざわめきが収まることはなかった。


ステージに視線が集まる中、突如アリーナ後方のスペシャルステージにスポットライトが当たる。振り向いた先にいたのはスピラ・スピカ。『ガンダムビルドダイバーズ』から「スタートダッシュ」を元気よく歌い上げた。


さらに「メインステージに立ちたーい!」とトロッコに乗り込むと、『通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか?』から「イヤヨイヤヨモスキノウチ!」を披露。
最後はメインステージ付近にたどり着いたものの、足を乗せるにはまだ距離が。結局トロッコはスピラ・スピカを乗せたまま袖へと消え、会場の笑いを誘った。


続いて登場したのは『ラブライブ!』発のアイドルユニット虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会。キャラクター紹介の映像に合わせ、相良茉優、久保田未夢、楠木ともり、大西亜玖璃、村上奈津実、田中ちえ美、前田佳織里、鬼頭明里、指出毬亜が登場した。
アニメーションとシンクロするポーズやダンスを披露し、会場を釘付けにする。


虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はこれが初めてのアニサマ出演。「これからも虹ヶ咲とアニサマのSTORYが末永く続くことを祈っています!」と、アニサマ連続出演への意欲を見せ、ステージをあとにした。


バックダンサーを従え登場した上坂すみれは『なんでここに先生が!?』のOPテーマ「ボン キュッ ボンは彼のモノ」を披露。作中の教師陣を思わせる衣装を身にまとったダンサーとともに、色っぽくもキュートなパフォーマンスを見せた。
「虹ヶ咲さんのあとに私が出るべきではない」と、セットリストを見たときの衝撃を冗談交じりに語る上坂。
続いて流れたのは、『ポプテピピック TVスペシャル』第13話OPテーマ「last sparkle」だ。SFロボットものの主題歌かと錯覚するような壮大な曲を堂々と歌い上げた。


お次に登場したClariSは『終物語』のEDテーマ「SHIORI」で息の合ったダンスとハーモニーを披露し、そのまま『はたらく細胞』EDテーマの「CheerS」へ。マーチのリズムに合わせ、花道を軽快な足取りで歩いていった。
続いて「secret base ~君がくれたもの~」をしっとりとカバー。『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のEDテーマとしても知られるこの曲を、めんまを思わせる白いドレス姿で披露した。


しみじみとした余韻から一転、『賭ケグルイ××』の映像が映し出されると、会場は真っ赤なサイリウムに染まる。颯爽と登場したJUNNAは『コノユビトマレ』で、迫力のあるパフォーマンスを見せた。
MCでは、受験生にもかかわらずアニサマに来てしまったことを暴露。
「今日のステージで嫌なことを捨てて明日からがんばろう」と客席に語りかけ、『BEM』のEDテーマ「イルイミ」を情熱的に歌い上げた。


『ぱすてるメモリーズ』の映像とともに登場した今井麻美は、「Believe in Sky」を披露。夏らしい白いワンピース姿で、足を高く蹴り上げたりジャンプをしたりと、元気いっぱいのステージを見せた。


今井は2015年以来4年ぶりとなるアニサマソロ出演。歌手活動10周年、声優活動20周年を迎えたこともあり、スタッフからは「声優活動を振り返ってもう1曲選んでほしい」と要望があったという。
考え抜いた末、今井は「私自身でもあり、キャラクター自身でもある曲」として「遠い音楽」を披露。
2009年に『THE IDOLM@STER』の如月千早としてカバーしたこの曲を、アコースティックギターの温かい音色に乗せて届けた。


続いては内田雄馬が『この音とまれ!』から「Speechless」を披露。サビでは片腕を天高く突き上げ、爽やかな歌声を届けた。
ソロとしては今回がアニサマ初出演となる内田。実は2009年に一般客としてアニサマに訪れており、今井麻美に声援を送っていたという。


「まさか今井さんのあとに歌うなんて」と喜びをかみしめていたところに乱入してきたのはOxT。オーイシマサヨシが「Speechfullな2人がやってまいりました」と言うと、会場は笑いに包まれた。


「この3人でSTORYを奏でたい」と披露したのは『ウルトラマンR/B』から「Hands」。オーイシマサヨシと内田が「オレ色に染め上げろ!」と作中の決め台詞を叫ぶと、客席からは「ルーブ!!」と大きな声が飛んだ。


内田雄馬からバトンを受け継いだのは、姉の内田真礼。『ダイヤのA actII』の「鼓動エスカレーション」が流れると、まるで船に乗っているかのように会場が揺れた。
今年で音楽活動5周年だという内田真礼。「来年も再来年もアニサマに出たいし、コラボやトリもやってみたい」と野望を語ると、同調するかのように拍手が起こる。


続いて「私のSTORYを聞いてください」と披露したのは『SSSS.GRIDMAN』から「youthful beautiful」。ステージを端々まで歩きまわりながら、希望を感じさせる歌声を届けた。


さらに上坂すみれがステージに再登場。内田真礼の5thシングルのカップリング曲である「魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー」を待望のコラボで披露した。
姫のようなピンク色の衣装で歌う内田真礼に対し、上坂は黒を基調とした魔女の衣装。演技力たっぷりのステージで会場を魅了した。


続いて登場したZAQは『食戟のソーマ 餐ノ皿』から「BRAVER」を激しく歌い上げる。
MCでは、直前に披露された「魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー」はZAQが提供した曲ということもあり、袖にまで届く大歓声に感動していたことを明かした。


このままステージを後にするかと思われたが、ピアノの前に腰かけたZAQ。『荒野のコトブキ飛行隊』から「ソラノネ」を、ピアノとともに披露する。イントロでは印象的な口笛も生で聴かせ、アーティストとしての多彩さを見せつけた。


さらに会場を盛り上げたのはbuzz★Vibes。「buzz★Parade」からボーカル”M.K.B”こと森久保祥太郎が主演を務めた『メジャー』のOPテーマ「心絵」という流れに、テンションは最高潮。


劇場版『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』の「EZ DO DANCE」からはサプライズゲストであるMOTSUが加わり、ダンスフロアのような盛り上がりに。最後は大勢のダンサーとともに花道を駆け抜けた。

森久保が「まだまだスゲーことが起こるぞ!」と意味深なコメントを残して去ると、モニターにはとある映像が映し出された。


ギター、ベース、キーボード、ドラムと、次々とモニターに映し出される楽器。アンプにつなげたコードの先には、ギターを弾く人物がいる。そしてかき鳴らされたコードは、あまりにもなじみのある音だった。
ざわつく会場に現れたのは放課後ティータイム。この日一番のサプライズに、悲鳴にも似た歓声があがった。


作中と同じ衣装で「Don't say “lazy”」を披露するのは豊崎愛生、日笠陽子、佐藤聡美、寿美菜子、竹達彩奈。
10年経っても色あせない京都アニメーション制作のED映像がステージを彩る。ブランクをまったく感じさせないパフォーマンスに、観客も息の合った声援で答えた。
「放課後ティータイムです!」とメンバーが声をそろえてあいさつすると、客席からは「おかえり!」と返事が。
各キャラの口調で自己紹介をしたあとは、豊崎が「時間が経っても『けいおん!』を愛してくれて感謝の気持ちでいっぱいです」と素直な気持ちを口にした。


さらに「『けいおん!』は好きですかー?」と観客に質問すると、割れんばかりの拍手や声が帰ってくる。その声援をエネルギーに変え、『けいおん!!』のOPテーマ「GO! GO! MANIAC」を楽しげに演奏し、前半を締めくくった。


後半はいきなりクライマックスのような幕開け。JAM Projectが『スーパーロボット大戦T』から「Tread on the Tiger's Tail」、『ワンパンマン』から「静寂のアポストル」を立て続けに歌い、熱いシャウトを響かせた。
JAM Projectの持ち歌は激しいロックチューンだけではない。「昔純粋な子どもだった大人たちに向けて歌います」と、美しいアカペラから始まるバラード「HERO」を魂のこもった歌声に乗せて届けた。


続いて『第2次スーパーロボット大戦α』から「SKILL」を披露。熱い歌声に呼応するかのように、ステージに炎が上がる。
“アニサマフレンズ”と題した出演者たちも舞台に結集し、全員で「Motto! Motto!」とコールをした。思わず「いいライブだった」と噛みしめてしまうほどに、会場が一体となった1曲だ。


熱気を吹き飛ばすかのように、かわいらしいイントロが流れる。アリーナ後方のトロッコに目をやると、そこにはハム太郎の被り物をした小倉唯と内田真礼がいた。
2人が『とっとこハム太郎』の「ハム太郎とっとこうた」をかわいらしく歌うと、観客は笑顔に。コールアンドレスポンスを楽しみながら、アリーナ中をトロッコで駆けた。


メインステージにたどり着いた2人。「そろそろ人間界に戻らないと」と小倉が被り物を脱ぎ、内田真礼に手渡す。
ここからは小倉によるソロステージということで、『カードファイト!! ヴァンガードG』から「ハイタッチ☆メモリー」を歌った。


さらに「アーティストとしてのSTORYが始まった曲」である『カンピオーネ!~まつろわぬ神々と神殺しの魔王~』の「Raise」を披露。かわいいだけではなくかっこよさも詰まった曲を歌い上げ、アーティストとしての引き出しの多さを感じさせた。


続いて『とある魔術の禁書目録III』の映像とともに登場したのは黒崎真音。同作品のOPテーマ「ROAR」で力強い歌声を響かせた。
MCでは幼少期に初めて見たアニサマの景色が忘れられず、アニソン歌手を志したというSTORYを語る。時折声を詰まらせながら言葉を紡ぐ黒崎に、温かい拍手が送られた。


「“物語は続く”という気持ちを込めて歌います」と披露したのは『グリザイア:ファントムトリガー THE ANIMATION』から「幻想の輪舞」。歌詞を噛みしめるような歌声が胸にじんわりと染み渡った。


やさしいピアノのイントロに続いて登場したのは蒼井翔太。『この音とまれ!』の「Tone」をキレのあるダンスとともに披露した。
今年で5回目の出演となるアニサマに対し、「人生をあきらめようとしていたときアニサマやアニソンに勇気をもらえた」と、感謝を口にした。


しかしそんな蒼井も、ひとつだけ残念に思っていることが。「アニサマではかわいい人しかトロッコに乗れない」という前日のangelaの言葉を引用し、トロッコに乗せてもらえないことを嘆く。
「かわいさが足りないのなら、ブチあがる曲を」と「UNLIMITED」を披露し、会場のバイブスは最高潮に達した。


続いてはOxTが『オーバーロード』のOPテーマ「Clattanoia」、『ダイヤのA actII』EDテーマ「ゴールデンアフタースクール」でさらに盛り上げる。
MCでは前半のトリを飾った放課後ティータイムの再結集に、普段はあまり泣くことのないTom-H@ckも涙ぐんでいたことを明かした。


するとモニターには『SSSS.GRIDMAN』のアニメ映像が。なんとステージに怪獣が仕向けられ、それをグリッドマンが倒すというヒーローショーが始まった。
もちろん演奏するのは同作品のOPテーマ「UNION」。全員で「アクセス・フラッシュ!」と叫ぶなど、熱いステージが繰り広げられた。


後半も終盤に近付き、満を持して登場したのは『BanG Dream!』発のガールズバンドPoppin’Party。「ティアドロップス」では、愛美、大塚紗英、西本りみ、大橋彩香、伊藤彩沙がアニサマバンドとともに息の合った演奏を披露した。


自己紹介では名前のほかに各楽器の音を鳴らすというバンドらしいパフォーマンスが。「小さなライブハウスから始まったPoppin’Partyがアニサマに出演できるのが嬉しい」と愛美が語る。


すると伊藤が「普段キラキラドキドキできていない人にも、今日はその気持ちを感じてほしい」と続け、「STAR BEAT!~ホシノコドウ~」を披露。
最後は「キズナミュージック♪」を歌い、全員で強いキズナを感じた。


アニサマ2019の大トリを務めたのは藍井エイル。『キルラキル』のOPテーマ「シリウス」と『ソードアート・オンライン』のOPテーマ「INNOCENCE」を立て続けに歌い上げ、観客の心をつかむ。


MCでは「3日間のトリという大役をやらせていただいて本当に感謝しています」と心境を語った。
さらに「また歌いたいと思えたのはアニサマでの温かい思い出があったから。暗闇の中で月の光が消えないように、このキラキラした3日間は消えない」と続けた藍井。時折客席に手を差し伸べながら『グランベルム』の「月を追う真夜中」を歌い上げた。
続けて『ソードアート・オンラインII』から「IGNITE」を披露。まっすぐに響くハイトーンボイスを聴かせ、最高のSTORYをつくりあげた。


最後は、出演者全員でアニサマ2019のテーマソング「CROSSING STORIES」を合唱。来年に向けた新たなSTORYの始まりを思わせる希望にあふれた曲で幕を閉じた。

アニサマ2019は3日間で59組141名のアーティストが参加。観客動員数は約84,000人となり、多くの人々のSTORYが交差したアニソンフェスとなった。


01 Preserved Roses/藍井エイル×蒼井翔太
02 スタートダッシュ/スピラ・スピカ
03 イヤヨイヤヨモスキノウチ!/スピラ・スピカ
04 TOKIMEKI Runners/虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会
05 ボン キュッ ボンは彼のモノ/上坂すみれ
06 last sparkle/上坂すみれ
07 SHIORI~CheerS/ClariS
08 secret base ~君がくれたもの~/ClariS
09 コノユビトマレ/JUNNA
10 イルイミ/JUNNA
11 Believe in Sky/今井麻美
12 遠い音楽/今井麻美
13 Speechless/内田雄馬
14 Hands/OxTx内田雄馬
15 鼓動エスカレーション/内田真礼
16 youthful beautiful/内田真礼
17 魔女になりたい姫と姫になりたい魔女のラプソディー/内田真礼 feat. 上坂すみれ
18 BRAVER/ZAQ
19 ソラノネ/ZAQ
20 buzz★Parade~心絵/buzz★Vibes
21 EZ DO DANCE~buzz★Parade/buzz★Vibes feat. MOTSU
22 Don't say “lazy”/放課後ティータイム
23 GO! GO! MANIAC/放課後ティータイム
24 Tread on the Tiger's Tail/JAM Project
25 静寂のアポストル/JAM Project
26 HERO/JAM Project
27 SKILL/JAM Project with アニサマフレンズ
28 ハム太郎とっとこうた/小倉 唯×内田真礼
29 ハイタッチ☆メモリー/小倉 唯
30 Raise/小倉 唯
31 ROAR/黒崎真音
32 幻想の輪舞/黒崎真音
33 Tone/蒼井翔太
34 UNLIMITED/蒼井翔太
35 Clattanoia/OxT
36 ゴールデンアフタースクール/OxT
37 UNION/OxTxSSSS.GRIDMAN
38 ティアドロップス/Poppin’Party feat.アニサマバンド
39 STAR BEAT!~ホシノコドウ~/Poppin’Party
40 キズナミュージック♪/Poppin’Party
41 シリウス/藍井エイル
42 INNOCENCE/藍井エイル
43 月を追う真夜中/藍井エイル
44 IGNITE/藍井エイル
45 CROSSING STORIES/アニサマ2019出演アーティスト


(C)Animelo Summer Live 2019

《ハシビロコ》

特集

この記事の写真

/
【注目の記事】[PR]