マンガ好き声優"伊東健人"が選ぶ、令和でも読み継がれてほしいマンガ3作品とは?【インタビュー】 2ページ目 | アニメ!アニメ!

マンガ好き声優"伊東健人"が選ぶ、令和でも読み継がれてほしいマンガ3作品とは?【インタビュー】

2019年5月1日より、日本の元号が平成から令和に変わった。平成にも数々の名作マンガが誕生したが、時代の大きな節目でそれが「過去のもの」となってしまうのは避けたいところ。

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■声優だと最新マンガの情報は勝手にキャッチできる?


――大人になってからは、どんなマンガを読んでいますか?

伊東:なかなか昔みたいに1話からリアルタイムで追うことができないんですけど、「ちょっと気になれば読む」というスタンスは基本的に変わらないです。最近は、『アクタージュ act-age』(原作:マツキタツヤ、漫画:宇佐崎しろを買って読んでいます。

『アクタージュ act-age』第1巻書影

――天才女優と鬼才と言われる監督が登場する、“芝居”を題材とした物語ですよね。

伊東:「週刊少年ジャンプ」で連載されているんですけど、これまで手を出してこなかった“芝居”というジャンルを、よくぞここまでわかりやすく、かつジャンプ的な熱さを加えて描いてくれたなって思いました。
『銀河鉄道の夜』が取り上げられているんですけど、僕もその作品に出た経験があるので感情が入りましたね。みなさんにもオススメしたい作品です。

あと、成人してからでいうと藤子・F・不二雄先生の『ミノタウロスの皿』という短編が衝撃でした。宇宙飛行士が宇宙船の事故にあい、とある惑星に迷い込んじゃうんですけど、そこでは牛(のような生物)が権力を握っていて人間が家畜になっているんです。ラストの一コマまですごく面白かったですね。


――ちなみに、マンガを読み始めるきっかけは、どういったところにありますか?

伊東:僕は、表紙の絵に惹かれたり、決め台詞がかっこよくて気になったりして読みはじめますね。あとは、アニメ化を知ったときもマンガを読む絶好のタイミングです。自分が関係なくても読みます。

――割とマンガに近い場所で働いていますもんね。

伊東:そうなんですよ。だから勝手に情報が入ってきてくれる感じです。何作品か合同でイベントをやることもあるので、自分が出ていない作品も詳しく知れるんですよ。それが読み始めるキッカケになります。
で、読むとだいたい面白いんですよね! それがマンガのいいところです。

――そういうきっかけで、例えばどんな作品を読みましたか?

伊東『BANANA FISH』吉田秋生ですね。僕に関わりが深い『ヲタクに恋は難しい』(※伊東さんはメインキャラ二藤宏嵩役)』(ふじたと同じ枠で次のクールからアニメがスタートしたんですけど、「先にマンガを読んでみたらめちゃくちゃ面白いじゃん! もっと早く観ていたら良かった!」と思いました。
気づいたら1週間位で読み終えてましたね。

マンガってある程度世相を現していてそこが面白いポイントのひとつなんですけど、『BANANA FISH』は連載時期と同じ1990年あたりのアメリカ社会を知ることができて面白かったです。

『BANANA FISH』第1巻書影

――重い話も好きなんですね。

伊東:そういうところもありますね。あとは、昔からミステリーも好きです。一番は『名探偵コナン』青山剛昌『金田一少年の事件簿』ですけど、僕は『サイコメトラーEIJI』(原作:安童夕馬、作画:朝基まさしもすごく好きでした。当時小学生だったので、好きって言っていいのかわからない世界観なんですけどね(笑)。

『サイコメトラーEIJI』第1巻書影

――TOKIOの松岡昌宏主演で、ドラマ化もされましたよね。

伊東:あの当時って、けっこうマンガ原作のドラマが盛り上がってましたよね。土曜9時といえば、『サイコメトラーEIJI』『金田一少年の事件簿』『銀狼怪奇ファイル』(※原作マンガは『超頭脳シルバーウルフ』。原作:金成陽三郎、漫画:越智辺昌義)みたいな。それを観て気になったら原作マンガを読んでいました(笑)。こういうところは昔も今も変わりません。


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《松本まゆげ》

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