■これまでの活躍を振り返る！怪盗キッドが活躍した劇場版まとめ
これまでにキッドが登場した劇場版は、『世紀末の魔術師』を抜いて4作。『銀翼の奇術師（マジシャン）』（2004年）、『探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）』（2006年）、『天空の難破船（ロスト・シップ）』（2010年）、『業火の向日葵』（2015年）だ。
劇場版『名探偵コナン 銀翼の奇術師（マジシャン）』（C）1997-2019 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会
『銀翼の奇術師』は、『世紀末の奇術師』同様にキッドのキザっぷりが目立つ作品。
対決中にも関わらず、足を滑らせてビルから転落したコナンを助けようとしたり、飛行機内で事件が起こり墜落しそうになっているのを自らが囮になって着陸場所を作ったり。この頃から、キッドとコナンの「探偵と怪盗」というライバル関係だけでなく、協力し合う場面も多くなっていき、『探偵たちの鎮魂歌』でもコナンがピンチの時に颯爽と現れ、救ってくれるシーンが描かれている。
"劇場版『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌（レクイエム）』（C）1997-2019 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会
また、これまでのキザなイメージを払拭したのが『天空の難破船』。
うっかりミスで蘭に正体がバレそうになり、顔がそっくりなことから「怪盗キッドの正体は俺（工藤新一）なんだよ」ととっさに嘘をつく場面が。しかし、下心からせっかく「新一＝キッド」だと思い込んでいる蘭の“ある部分”を触ってしまい、「あなた新一じゃないわね」とバレてしまうなど、コミカルな一面が多く見られる作品となっている。
劇場版『名探偵コナン 業火の向日葵』（C）1997-2019 青山剛昌／名探偵コナン製作委員会"
さらに『業火の向日葵』では、キッドは“盗む”ことを目的とせず“守る”ために奮闘。これは物語を最後まで見ないとわからないことなのだが、真相を知った時、あなたはきっとキッドの虜になっていることだろう。
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