「ワンフェス2019冬」フィギュアだけでなく設定集まで! オリキャラ・黒牛に込めたこだわりは?【インタビュー】 | アニメ!アニメ!

「ワンフェス2019冬」フィギュアだけでなく設定集まで! オリキャラ・黒牛に込めたこだわりは?【インタビュー】

プロアマ問わずに制作したフィギュアなどを展示・販売する大規模造形イベント「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2019[冬]」が2月10日、千葉県・幕張メッセで開催されました。

インタビュー スタッフ
「ワンフェス2019冬」フィギュアだけでなく設定集まで! オリキャラ・黒牛に込めたこだわりは?【インタビュー】
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プロアマ問わずに制作したフィギュアなどを展示・販売する大規模造形イベント「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)2019[冬]」が2月10日、千葉県・幕張メッセで開催されました。

同イベントは企業だけでなく、各ディーラーの「当日版権システム」と呼ばれる開催日だけしか販売が許可されない既存キャラクターのキット、造形物、さらにはオリジナル作品が並ぶことが大きな魅力となっています。

オリジナルフィギュア・黒牛※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

オリジナルフィギュア・飛車丸&火車丸※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

同日参加していたディーラーの中で、ブリたろさんは、オリジナルフィギュアを出品。黒牛ちゃんガレージキット、飛車丸&火車丸ガレージキットだけでなく、黒牛ちゃんのイラストや写真が付いた設定集までも用意されていました。
今回、その溢れんばかりの熱量がどこからくるのか、インタビューでお訊きしました。

イラストや写真が付いた「黒牛」設定集※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

――造形を始めたきっかけを教えてください。

ブリたろ
2つあります。元々ゲームキャラクター用のローポリゴンの3Dモデリングをやっていたことです。ちょうど3DCGソフトウェア「ZBrush」と3Dプリンターが話題になり始め、「DMM.make」が3Dプリントサービスを開始した時期に、自分がローポリゴンで作ったモデルを出力依頼したんです。
実際に届いた物を見たら、「画面の中にあったものがでてきた!しかも触れる!!」と感動が大きかった。

もう1つは、ハリウッド映画で活躍されている片桐裕司さんの「彫刻セミナー」に参加したこと。デジタルは使わず、粘土で0から立体にしていく難しさと楽しさを教えてもらい、同時に、自分が造形のこと全然分かっていないことを思い知らされました。
「こんなに楽しくて重要なことを知らなかったなんて勿体ない! これから知っていかなければ!」と燃えるようになり、「ZBrush」も買った時期だったので、そこからたくさんフィギュア用のデータを作るようになったんです。

オリジナルフィギュア・黒牛※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

――ワンフェスにはいつ頃から参加していて、どれくらいの回数になりますか?

ブリたろ
ディーラーとしてはじめて参加したのが2016年の冬で、今回で6回目の参加になります。一般参加は9回くらいですかね。

最初の頃はパテの盛り方すらも分からない素人だったのですが、運良く経験者さんに教わる機会を得られて、ヤスリの磨き方から丁寧に教えてもらいました。私がワンフェス参加するにあたって、たくさんの方の力添えを頂いて今がありますので、本当に感謝です。

オリジナルフィギュア・飛車丸&火車丸※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

――今回の出品である黒牛ちゃん、飛車丸&火車丸を制作することになった経緯、かかった時間や苦労した点、こだわりポイントを教えてください。

ブリたろ
とにかく「魅力あるオリジナルフィギュアが作りたい!」の一心でした。もともとキャラクターをデザインするのが好きだったので、「せっかくなら立体に起こしてみよう!」と思い立ったわけです。

黒牛ちゃんのデザインはすんなり決まりまして、自分でもとても気に入っていたので、「これは絶対に完成させなければ!!」と、「ZBrush」で日々出来上がっていく黒牛ちゃんの姿にモチベーション上げてもらいました。「待っててね! 今そこ(モニター)から出してあげるから!!」という一心ですね(笑)。

苦労した点は飛車丸の色設定です。元々、黒牛ちゃんの対にするために考えたキャラでした。最初は白ベースな配色だったんですが、塗ってみたらしっくりこなくて……結局色見本をつくるまでに3、4回色設定からやり直して、今に落ち着いた感じです。

制作時間は結構かかっています。今のペースだと1年に1体新作を出すのがやっとです。もうちょっとペースあげていきたいですね。

――キットを制作するだけでなく、写真集や設定集まで制作する熱量はどこから来るのでしょうか?

ブリたろ
黒牛ちゃん設定集はお客さまのおかげと言いますか……黒牛ちゃんを買いにきてくださった方から、「世界観とかあるのですか?」「どういう子なんですか?」といった質問を頂きまして、ハッとしたんです。
自分の中では黒牛ちゃんというオリジナルキャラクターを立体にしたところで「完成」だったので、キャラクターのバッグボーンは全然考えていなかったんです。

そこで、自分でもこんなに気に入ったキャラクターだから、「これで終わらせるわけにはいかないぞ!」と。

オリジナルフィギュア・黒牛※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

――設定もすんなり決まったのですか?

ブリたろ
自分でも話を作るのは好きだったので、ふんわりとした設定はあったんですけど、穴だらけでツッコミどころが多すぎました(笑)。

会社の先輩にそういうのが得意な方がいたので相談しました。「面白そうだし、せっかくだから一緒に考えよう!」と言ってくれて、私の穴だらけの設定を補完していく内に、黒牛と同じ時代・世界に住む飛車丸と相棒の火車丸が生まれ、「え? 火車ってことはこの世界には妖怪がいるの?」「妖怪がいるってどんな時代なの? 未来なの? 過去なの?」と、どんどん世界観が膨らんでいったんです。

せっかくなので、皆さんと「共有したい!」となって、めでたく設定集ができました(笑)。
まだまだ書き切れていない部分はありますので、この黒牛ちゃんの世界観作りは今後も続けて行きたいと思っています。写真に関しては、自分がいつでも見返すために、前から出したいと思っていました 。

黒牛イラスト※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

――黒牛ちゃん、飛車丸&火車丸は今回再版とのことでしたが、これまでの反響を教えてください。

ブリたろ
黒牛ちゃんはおかげさまで毎回完売しています。飛車丸&火車丸は、女性の方が買って行ってくださる印象です。中には黒牛ちゃんと飛車丸&火車丸ともに買ってくださる方もいて……(涙)。この場をお借りしてお礼申し上げます!

――次回のワンフェスに向けて何を制作予定でしょうか?

ブリたろ
新たなオリジナルフィギュアを制作中です! 次回は「ケモノ脚」ですよ。黒牛ちゃんたちとは違う時代の、別の国の……とか考えてますけど、設定はまだふんわりしています。

飛車丸&火車丸イラスト※画像クリックまたはタップで他の写真を見る

――ワンフェスに出品する一番のモチベーションは何でしょうか?

ブリたろ
とにかく「自分が作りたいものを作る!!」です。好きを詰め込み過ぎているので、性癖がだだ漏れです。私の作ったフィギュアを見れば「あ~ブリたろさんはこういうの好きなんだ~」というのがすぐ分かると思います(笑)。

あとはブースに立ち寄ってくださる皆様のおかげです。最近は黒牛をちゃん付けで呼んでくださる方が増えたのが、内心すごく嬉しいです(笑)。

<ブリたろさん(BLITARO)のSNS>
Twitter:@t_jam

《乃木章》

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