
『2202』では、デスラーの過去が明らかになったが、山寺は「そんなことがあったのかとビックリしました(笑)。生まれながらにしてカリスマ性があり、目的のためには手段を選ばない冷徹な人物として歩んできたのかと思っていたら、そうじゃないことが分かって」と、旧作にないエピソードに驚いたそうだ。また、『2199』の収録も振り返り、「あの時は、ガミラスを救うため、スターシャのために自分を律してという気持ちで演じていましたけど、さらに深い想いを抱えていたとは。母、そして兄…多くのことをスターシャ以外にそんなものまで抱えていたことを知って、本当にお疲れ様と言ってあげたいですね」と、デスラーに労いの言葉を贈る。

また、古代とデスラーの関係性を、山寺は「最初は古代のことなんて何とも思っていなくて、最後にしてやられたという想いを引きずって、『2202』では遂にテレサの前で対峙します。その影響を今回の第七章でも強く感じるんじゃないかと思います。デスラーの中で、古代は好敵手を超えた存在になるのかなという気がしています」と説明。対して小野は「本当に文字通りカリスマ、理屈抜きに怖い。ずっとその気持ちがあったので、『2202』は凄く嬉しかったですね。ズォーダーが“人間である”というセリフを言うんですけど、それを聞いてデスラーも人間なんだなと思いました。ちょっと好きになってしまいました」と見方が変わったようだ。

