物語の舞台は“ケガレ”に侵された魔法世界「グランバニア」。ケガレを祓うために地球(ソラ)より召喚された弓削イツキは、“星の子”を誕生させるため、“12星座の巫女”たちと愛好の儀に挑む――。
この度、アニメ!アニメ!では、メインキャスト陣へメールインタビューを実施。作品の魅力やアニメならではの注目ポイント、さらに作品の設定に絡めて“子ども”時代のエピソードをうかがった。
第3弾となる今回は、タルア役・杉山里穂さんへのインタビューを届ける。
『CONCEPTION』
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■「タルアは誰よりも人の気持ちを大事にする素敵な子」
――本作は、2012年発売の『CONCEPTION 俺の子供を産んでくれ!』を原作としています。タイトルにも象徴されているよう設定的にかなりインパクトがある作品ですが、役が決まった際、作品の印象はいかがでしたか?
杉山
とにかく最高に振り切っているなと感じました!!!(笑)
色々なところで戦っているアニメで、こんなに挑戦的な作品滅多にないと感じています!
――ご自身が演じる、タルアの印象はいかがでしたか?
杉山
猪突猛進を擬人化したような元気いっぱいガール!という印象でしたが、台本を読んでみて元気なだけではなく誰よりも人の気持ちを大事にするとても素敵な子だなと思いました。
この役を経て改めて手紙に込められた素敵な気持ちも再確認できた大切なキャラです。
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――今回、アニメ化が決まった際のご心境は?
杉山
6年前にゲーム化させた作品へ途中参加だったのでとても緊張したのと同時に、とてもとても嬉しかったです!
毎回楽しみながら収録に参加しています。
――演じるうえで意識していることは?
杉山
純粋無垢で猪突猛進のタルアを飾らず、タルアを通して感じた感情を感じたまま出来るだけひねらず出すことを意識しました。
本番は毎回先輩方に引っ張っていただいていて本当に頼もしくて皆さんとてもかっこいいなと感じてます。
――アフレコ現場の様子は?
杉山
毎回ツッコミどころが多いエピソードばかりなので、ネタが来るたびテストでみんな小さく笑っていて、テストが終わってからたえていた笑いが爆発するみたいな現場です(笑)。
今回も台本やばいね!が毎回繰り返されています。恐るべし、『CONCEPTION』!
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――タルアの魅力が出ていたと思う、ご自身でお気に入りのエピソードやシーンを教えてください。
杉山
7話でタルアの「愛好の儀」が行われるのですが、タルアのエピソードはゲームの本編をぎゅっとさせたほんわかするお話で一番好きです。
手紙を大事にするタルアの思い、その気持ちを大事にしてくれるイツキ、見ていてほっこりしました。
――杉山さんが個人的にお好きなキャラはいますか?
杉山
12星座の巫女もそれぞれ好きなのですが、アニメを通じてアーフィーさんがどんどん好きになってしまいました!!! アーフィーはアニメ『CONCEPTION』から出てきた新キャラなのですが、全編通して彼女を見ていただきたいです!!! 何がとは言わず全部、本当全部好きです!!!(笑)
――本作の見せ場とも言える「愛好の儀」ですが、他のキャストさんが演じている様子をご覧になっていかがですか?
杉山
「愛好の儀」はそれぞれの巫女で毎回雰囲気が全く違うので凄いなと思っていたのですが、特にコレットさんの愛好の儀は「どうしてそうなった!」が強くてみんな笑い転げてました(笑)。
もちろん他の巫女で、大人あはーん愛好の儀もありますのでぜひご覧ください!
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――逆にご自身はどのような想いで“愛好の儀”に臨まれていますか?
杉山
タルアの愛好の儀はとても純粋な愛好の儀だったので、最後愛好の儀を行いタルアとイツキがより仲良くなれたなと思い嬉しくなりました。
「僕も産むぞ、イツキの子!」というパワーワードをこんなに純粋な気持ちで臨めるのだと内心びっくりもしつつでした!
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