劇中では、おなじみ旭丘分校のメンバーが沖縄旅行へ出掛けるストーリーが展開していくが、その“日常の中の非日常”を盛り上げるのが「草薙」による背景美術。鑑賞者ともども南国へと誘ってくれる風景の数々について、美術監督・赤坂杏奈氏と美術設定・綱頭瑛子氏にお話をうかがった。
『劇場版 のんのんびより ばけーしょん』
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www.nonnontv.com/
美術背景を手がけた草薙とは?
アニメ・ゲーム専門の美術背景会社である草薙は、前代表の中座洋次氏を筆頭に現代表の須江信人氏、小倉一男氏、木原祐慈氏ら4名が1990年に立ち上げた老舗だ。
ゲームでは『FINAL FANTASY』シリーズや『ぼくのなつやすみ』シリーズ、アニメでは『劇場版 鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』『ONE PIECE FILM GOLD』『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』『宇宙よりも遠い場所』『七つの大罪』などを手掛けており、2018年夏アニメでも『はねバド!』『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術』『あそびあそばせ』といった作品に参加中。そのクオリティの高さに定評がある。
本作の背景美術を手がけた草薙では、現在、制作スタッフを募集中。 職種は「美術設定デザイナー」、「3Dモデラー」、「アニメ背景スタッフ」の3つ。詳細は公式ホームページまで。
>草薙 公式ホームページ
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「ばけーしょん」ならではの背景のこだわりポイントは?
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そんな草薙はアニメ『のんのんびより』シリーズとも、第1期(2013年10月~12月放送)と第2期(2015年7月~9月放送)、そして今回の『ばけーしょん』という長い付き合い。
「いつもの田舎の風景よりも沖縄・竹富島がメイン」となった劇場版の背景については、美術監督の赤坂氏は「陽射しが強く降り注ぎ、その光に反射する地面の白さ、青々とした木々、独特な植物など、風習・風土をふまえて描かせていただきました」と説明する。
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また美術設定の綱頭氏によれば、『ばけーしょん』では実際にある場所や建物を使用するうえで「写真を元にしつつも余計なものは省いて自然物は、絵になるように配置しました」とのこと。
背景づくりにおいては「シナリオにもよりますが、なるべくそのシーンの感情のイメージも反映する」こともあったという。
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