「まんが日本昔ばなし」語り手・常田富士男さん死去 Twitterで"思い出のお爺さん"悼む声
7月19日、TVアニメ『まんが日本昔ばなし』の語り手として知られる俳優・常田富士男さんが、81歳で死去されたことが伝えられました。Twitterでもその死を悼みつつ、出演作に思いを馳せる声が寄せられています。
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常田さんは1937年、長野県生まれ。定時制高校を卒業後に上京し、俳優としては黒沢明監督の『赤ひげ』などに出演。
声優としては、1975年~1994年に女優・市原悦子さんとともに担当した『まんが日本昔ばなし』語り手。そのほか宮崎駿監督『天空の城ラピュタ』ポムじいさん役や、杉井ギサブロー監督『銀河鉄道の夜』灯台守役なども務めていました。
今回の一報に、耳慣れた『まんが日本昔ばなし』の語り口を思い起こした視聴者は多かったようで、Twitterには「子供の頃から一番耳に残ってる声かもしれない」「『むか~し、むかしのことじゃった…』の語りは今でも耳に残る」などと添え、常田さんを偲ぶ声が多数。
「まんが日本昔ばなしに育てて頂いたようなもの」「『いつものじいちゃん ばあちゃんがお話ししてくれる』という感覚で観られた」「たくさんの人にとって、常田さんは『まんが日本昔ばなし』の人だから、幼い頃の思い出のお爺さん」と、『まんが日本昔ばなし』に親しんでいた当時を振り返る呟きも相次ぎました。
さらに『まんが日本昔ばなし』について、「山姥が高い所から落ちた血で蕎麦の根本が赤くなったとか、耳なし芳一とかの怖いお話が記憶に残ってる」「好きなまんが日本昔ばなしの話は、若干まぬけな狼姉さんが可愛らしい『狼ばしご』と、最初から最後まで徹頭徹尾怖かった『十六人谷』」など、具体的なエピソード内容を語るツイートも。「天空の城ラピュタのポムじいさんは、神秘的な光景とともに印象深く残ってるなあ」の声もあり、映像まで印象付ける語りが多くの視聴者を魅了していたことを伺わせます。
《仲瀬 コウタロウ》
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