「サザエさん」波平は年収1000万超? 磯野家を社会学的に徹底検証した書籍発売
日本の家族を代表すると言っても過言ではない『サザエさん』の磯野家。この度、平成30年の現代日本と、磯野家とのギャップを社会学的視点から徹底検証した書籍「磯野家の危機」が発売されることがわかった。
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著者は、教員・編集者・学生数人による長谷川町子作品の研究団体「東京サザエさん学会」。1992年に出版した「磯野家の謎『サザエさん』に隠された69の驚き」(飛鳥新社)が200万部超の大ベストセラーを記録し、一大ブームを巻き起こした。
「磯野家」シリーズ25年ぶりの新刊となる本書では、磯野家の暮らしが現代までにどのように変容したか、そして、ゆくゆくはどうなるのかを全52項目のテーマで考察。また、登場人物の年齢や学歴など『サザエさん』の雑学的要素も多く含んだ内容となっているという。
実際、磯野家ではいまだに黒電話や二槽式洗濯機、ブラウン管テレビなどを使用しており、現代日本の生活からは大きくかけ離れた生活を送っている。「年齢」をテーマにみれば、中年の定義の激変により波平は出川哲朗、フネは石田ゆり子と同い年という驚きの事実が明らかに。
そのほか、「給料」では、“波平は年収一千万円超えか?一方マスオは薄給で今後は共働き濃厚”、「経済」では“ 磯野家は庶民なのに土地だけで2億円の資産!?”、「結婚」では“サザエ夫婦のようなお見合い結婚は全体の70%→5%に激減”、「電話」では“磯野家の黒電話がスマートフォンに変わる日”、「服装」では“ 波平とマスオが着る服は百貨店からユニクロに!?”など、現代の日本とのギャップが解説されるという。
言われてみれば、「磯野家」と現代我々が営む生活には大きなズレが生じている。この違いを徹底検証した本書から、新たな『サザエさん』の魅力が分かるかもしれない。
「磯野家の危機」は5月18日(金)より発売。価格は980円(税別)だ。
『磯野家の危機』
著者:東京サザエさん学会
2018年5月18日発売
定価:本体980円+税
《MINAMI》
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