「Fate」今さら聞けない“聖杯戦争”―第3回 サーヴァントって何? スキルや宝具、召喚方法を解説 | アニメ!アニメ!

「Fate」今さら聞けない“聖杯戦争”―第3回 サーヴァントって何? スキルや宝具、召喚方法を解説

「『Fate』今さら聞けない“聖杯戦争”」第3回目。今回は聖杯戦争の花形でもあるサーヴァントについて解説します。

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劇場版『Fate/stay night[Heven’s Feel]』は公開から一ヶ月以上経っているが、来場者プレゼントやグッズの情報が登場し、まだまだ盛り上がりは続いている。そして同じく「Fate」シリーズであるアプリゲーム『Fate/Grand Order』もTwitterのトレンドを賑わせ、アニメ『Fate/Apocrypha』も年末まで放送。Fateシリーズを通して、2017年はゲームからアニメ、イベント、舞台など幅広い展開でファンを楽しませた。
アニメ!アニメ!では劇場版『Fate/stay night[Heven’s Feel]』の公開に合わせ、短期連載「『Fate』今さら聞けない“聖杯戦争”」をスタートした。この連載は、「作品に触れてみたい」「分からないところが多い」という初心者から、「知っていたけど忘れてしまった」というファンに向けて、基本的なルールや知識をお届けするものだ。

第3回目となる今回はサーヴァントについて。聖杯戦争の花形でもあるサーヴァントは一体どんな存在なのか?それについて解説したい。前回説明した知識もあるとより深く理解できるので、「「Fate」今さら聞けない“聖杯戦争”―第2回 成り立ちや御三家の関係を解説」もぜひ読んでほしい。

※『Fate/stay night』基準の内容なので、他シリーズの聖杯戦争とは内容が異なる部分も含まれます。
※分かりやすく説明するため砕けた言い方をしています。

◆サーヴァントとは?
サーヴァントとは、神話や伝説に登場したり、実在した英雄の魂“英霊”を儀式によって召喚し、使役可能なものを指す。本人そのものではなく、本体の情報をコピーしたような存在だ。
ここで言う英雄は、国を統治した王や、戦いやそれ以外のもので偉業を達成した者など様々。今でこそ『Fate』シリーズは、人々の信仰、要するに知名度が高ければ創作の人物でも召喚できるようになっているが、『Fate/stay night』の時点では伝説や神話のみだった。ちなみに本来架空の物語である「アーサー王伝説」は、作中では実際にあった出来事として描かれている。

聖杯戦争ではセイバー、アーチャー、ランサー、キャスター、ライダー、アサシン、バーサーカーの7クラスから各1体ずつが召喚される。セイバーは剣の騎士、アーチャーは弓の騎士、ランサーは槍の騎士、キャスターは魔術師、ライダーは騎乗兵、アサシンは暗殺者、バーサーカーは狂戦士を指す。本来は英霊にクラスなどないため、聖杯戦争のための分類である。
どのように振り分けられるかは、その英霊の逸話や使用していた武器などで変わる。英霊によっては複数のクラスからの召喚が可能で、たとえばバーサーカーのヘラクレスはキャスター以外の6つのクラスに該当する素質を持つと言われている。
また、暗殺者を指すアサシンクラスは基本的にハサン・サッバーハというサーヴァントが召喚される。それは“アサシン”という名前の由来がハサンに当たるため、言葉自体が触媒になるからだ。さらにこのハサンという名前は、暗殺教団の中で代々受け継がれている名前のため、『Fate/stay night』では呪腕を持つハサン、『Fate/zero』では複数のハサンが登場した。

◆サーヴァントはどうやって召喚するの?
サーヴァントを呼び出すためには、魔法陣や詠唱、さらにたくさんの魔力が必要だ。聖杯戦争にて7人ものサーヴァントを召喚できるのは、大聖杯があるからだ。魔術師として恵まれた素質を持つ遠坂凛も、作中では召喚により疲弊し、翌日学校を休んでいる。しかもサーヴァントの維持や使役することにも多くの魔力が必要で、優秀な魔術師でもせいぜい保有できるのが一体。使い魔と言うには扱うのが大変な代物だ。
ちなみにサーヴァントは実体と霊体になることができる。霊体になると物理的な干渉がなくなり、マスターの魔力の消費を抑える事ができる。

あとは召喚したい英霊に関する“モノ”があると有利になる。その“モノ”を触媒にすることにより、召喚できる可能性が高くなる。『Fate/stay night』のセイバーは、衛宮切嗣がエクスカリバーの鞘「アヴァロン」を持っていたことにより、召喚された。しかし触媒がなくても召喚は可能で、その場合はマスターとなる人物と相性のいい者が選ばれる。

◆スキルや宝具
サーヴァントはクラスによって与えられるスキルが変わる。スキルというのは本人が持つ能力で、それぞれにCからEXまでのランクが付いている。その中で最も持つサーヴァントが多いのが「対魔力」。魔術を無効化するスキルで、B以上だと大がかりな魔術も効かないため、魔術を行使するキャスターが非常に不利になる。他にはバーサーカーの「狂化」というスキルが特殊で、全ての能力値を上げる代わりに理性が失われる。
クラスに関係ないスキルだと、自軍の能力を上げる「カリスマ」や、ランクが高さによっては未来まで見える「千里眼」、お金が巡ってくる「黄金律」などがある。

そして忘れてはならないのがサーヴァントの「宝具」。作中では必殺技のような言葉をサーヴァントが叫んで攻撃しているが、あくまでも武装の名前である。魔力を注ぎ込み、武装の力を最大に高めた状態で発動するもの。この宝具にも種類があり、対人や大勢にダメージを与える対軍、結界をはる結界宝具などがある。スキルと同じく宝具にもランクがある。
複数持っているサーヴァントも多い。例えで言うとセイバーは、「風王結界(インビジブル・エア)」、「約束された勝利の剣(エクスカリバー)」、「全て遠き理想郷(アヴァロン)」の3つを持つ。大量の魔力を消費する宝具は続けて撃つのが難しいため、戦闘においての最終手段でもある。

今回で最終回を迎えましたが、いかがだったでしょうか?もっとこんなのをやってほしい!これも知りたい!などのご意見があれば、ぜひ編集部まで。まだまだ続く劇場版『Fate/stay night[Heven’s Feel]』、また別の記事でお会いしましょう!

《タカロク》

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