「ユーリ!!!」を爆音で上映! 豊永利行や制作スタッフが作品の裏側を語る
2017年11月5日(日)、第4回新千歳空港国際アニメーション映画祭で、TVアニメ『ユーリ!!! on ICE』第1滑走から第3滑走の「爆音上映」と、勝生勇利役の豊永利行による舞台挨拶が行われた。
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イベントはまずは舞台挨拶からスタート。発売開始直後にソールド・アウトした本上映の客席からは、豊永が登場するやいなや、歓声や拍手が沸き起こり、持参した作品グッズを掲げる姿も多数。「グッズお披露目会じゃないですよ!」というコメントでさらに会場を沸かせつつ、「もうテレビアニメ放送が終了して1年くらい経つのに、こんなに集まってくださってありがたいことです」とファンへの感謝の言葉を述べた。テレビ放映からのこの1年の大きな変化に「フィギュアスケートのナレーション」の仕事が増えたことを挙げる豊永。「影響力のある作品に出演させてもらえたんだなあと、じわじわと感じているところです」と語るとともに、しかしその際、勇利のセリフを求められて困惑したというエピソードをユーモラスに付け足した。
この日の爆音上映についても、「音楽ライブ用の音響セッティングを用いた上映」という前提に触れつつ「ただ大音量だということではなく、着氷のリアルな音など、繊細な部分まで聞こえる」ことを強調。こうした特殊な上映によって「新しい発見もあるのではないかと思います」と、ここでしか味わえない貴重な観賞体験に向けて、注目ポイントを語った。
最後に「先ほどはMAPPAさんのトークも盛況だったようで、そうした裏側の部分まで興味を示してくださるというのは、本当にすごいと思うんですよ」と、あらためてファンの盛り上がりに対する感激の言葉で締めくくった。
なお、「MAPPAさんのトーク」とは、同日に開催された、『ユーリ!!! on ICE』の制作会社・MAPPAの「スタジオ・プレゼンテーション」のこと。代表取締役の大塚学プロデューサー、『ユーリ!!!』で演出チーフを務めた宍戸淳氏、EDディレクターの林祐一郎氏が登壇。アニメ批評家の高瀬司氏の司会のもと、立ち見まで出る大盛況の会場で、90分間に渡り、2011年のスタジオ設立から現在までの歩みを具体的な作品のエピソードとともに振り返りかえった。30分以上に渡る質疑応答のサービスでは、次々と手の挙がる熱心なファンたちの濃い質問に真摯に回答。『ユーリ!!!』に関しては、「スタッフトークショーをもっと開催してほしい」という質問者の要望に、客席のみながうなずく姿が見られた。
新千歳空港国際アニメーション映画祭は、2014年よりスタートした、今年で第4回目の新しい映画祭。空港内での開催というユニークなコンセプトや、短編アニメーションのコンペティションから、日本のTVアニメ、さらにはミュージックビデオやゲームまで取り上げる射程の広さが特徴。トークセッションも数多く開催される。また同日には、ユーリー・ノルシュテインの爆音上映も行われた。
《深井孔》
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