「メアリと魔女の花」世界展開が始動 155カ国・地域で公開へ
日本では7月8日に公開を迎えた、スタジオポノック第一回長編映画『メアリと魔女の花』。本作の世界的な展開が始動する。今後、全世界155カ国・地域での公開が予定されている。
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『メアリと魔女の花』は、かつてスタジオジブリに在籍し『借ぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』などを制作した米林宏昌監督の最新作。
赤い館村に引っ越してきた主人公メアリが、ふとしたきっかけで魔女の国から盗み出された禁断の“魔女の花”を手に入れ、やがて大切な人を巻き込んだ大事件を引き起こしていくまったく新しい魔女映画だ。
本作が発表されたのと同じタイミングで海外向けに英語字幕付の特報が公開となり、アメリカ、イギリス、フランス、オーストラリア、中国、韓国。その他、南米、中東、アフリカ諸国など全大陸の国・地域の配給会社からのオファーが殺到した経緯がある。今回の世界展開発表は、日本国外のアニメファン待望と言えるだろう。
世界公開に向けてスタジオポノックの西村義明プロデューサーは米林監督の前作『思い出のマーニー』上映時を振り返ると、「フィンランドの映画祭に参加したときに、5歳くらいの女の子が緊張しながら米林監督にサインを求めてきました。監督が描き終えた『マーニー』の絵を見て、大喜びしていたその子の笑顔が『メアリと魔女の花』の原動力です」と語る。
それを踏まえて、「『メアリ』が日本だけでなく世界中の方々、3DCG作品ではなく初めて日本の手描きアニメーションに触れる子どもたちにも、愛されることを期待しています」と話す。日本だけでなく、世界的なヒットにも期待がかかる。
米林監督が手がけた『借ぐらしのアリエッティ』は、全米邦画興収でベスト4の記録を樹立するなど、海外での実績も充分。それだけに『メアリと魔女の花』がどう受け入れられるのか、日本人としても気になるところだ。
(C)2017「メアリと魔女の花」製作委員会
《ユマ》
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