「けものフレンズ」第10話レビュー サーバルちゃんたちがたどり着いた「ろっじ」に不穏な影が……!?
「うみ」に行く前に「ろっじ」で一泊することになった、かばんちゃんとサーバルちゃんとボス。第10話は、この「ろっじ」を舞台に繰り広げられる。
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キツツキ科のアリツカゲラが運営しているろっじには、たくさんの個性的なフレンズたちが宿泊していた。部屋を決め、ろっじ内を探検することにした2人。選んだ部屋「みはらし」がもはや屋外だったり、「荷物を置いて探検しよう!」と言っておきながら荷物の量がまったく変わっていなかったりと最初からツッコミどころ満載だが、それはさておき。
最初に出会ったのは、イヌ科のタイリクオオカミ。作家で、原稿の下書き中だという彼女は、フレンズたちを怖がらせるのが大好き。ろっじにまつわる怪奇現象(作り話)で2人から「いい顔」を引き出し、ご満悦の様子だ。それに対し、「こわいよー!」「ひどいやー!」と珍しくご立腹のサーバルちゃん。怖いもの知らずに見える彼女も、ホラーは苦手なのだろうか。しかし、このろっじ内で本当に怪奇現象に出くわすことになるとは、この時は誰も思ってもいなかった――。
ここで、キリン科のアミメキリンが登場。アミメキリンは推理オタクで、出会って早々サーバルちゃんの正体をあばこうとする。だが彼女の推理の結果は……「あなたはヤギね!」とかすってもいなかった。こういう残念系フレンズたちの前では、IQが足りていないはずのサーバルちゃんすら常識的なキャラクターに見えてくる。
そんないつも通りの平和な生活を送る中、アリツカゲラが「昨日変なものを見てしまって……」とぼやく。そしてその後立て続けに、ろっじに宿泊中のフレンズたち全員がその“変なもの”を目撃する。白くてもやもやしているというその怪しい影の正体は一体――!?
今回は、ボスが発する謎の声「ミライさん」も頻繁に登場する。さらに、ボスの目が映し出すプロジェクター映像に、過去に記録されたと思われる彼女の姿が!! そしてミライさんの横には、サーバルちゃんとは声の違う、第2のサーバルキャットまで現れる。それを見たサーバルちゃんは、自身もわけが分からないまま涙が止まらなくなって――。
『けものフレンズ』も、残すところあと2話。10話には、まだまだ他にも気になる要素が詰め込まれている。ラストの“あれ”は、一体なんなのか……。次回のタイトルは「せるりあん」となっており、ますます目が離せない!!
(c)Kemono Friends Project A
《月乃雫》
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