ロボット玩具デザインの第一人者、村上克司の画集が2月21日発売 「マジンガーZ」から「ギャバン」まで
超合金をはじめ、数々の玩具デザインを担当し、特にメカニカルなモチーフの玩具に関して定評のあるデザイナー、村上克司。その珠玉のデザインを網羅した『オール・アバウト村上克司 特撮・ロボット工業デザインアート集』が2月21日に刊行されることが発表された。
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男児向け玩具の祖とも言える村上の約半世紀に渡る作品の数々が掲載されているということで、ファンたちからは熱い視線が集まっている。
村上は手塚治虫や小松崎茂に大きな影響を受ける。もともとは工業デザイナーを志していたが、バンダイに入社。さまざまな職種を経験したのち、独立、ポピー社入社を経て玩具史に残る名商品を送り出す。その後はアニメのキャラクターデザインや『スーパー戦隊』シリーズのヒーローデザインなどにもタッチ。バンダイナムコグループ数社の社長なども務め、日本の玩具やヒーロー、キャラクターのデザインに大きく貢献した人物だ。
村上の功績や逸話は数多く残されている。『スーパー戦隊』シリーズにおいては黒ゴーグル付きヘルメットマスクと強化スーツや巨大ロボット、追加戦士案、スーパー合体ロボや黒と緑の5人共存戦隊案などを提案。『宇宙刑事ギャバン』のデザインは、ハリウッド映画『ロボコップ』の元となっている。スーパーロボット『勇者ライディーン』ではゴッドバードチェンジという斬新なアイデアを生み出した。
本デザイン画集にはそんな『勇者ライディーン』以降、『ゴレンジャー』、『スパイダーマン』、『仮面ライダー』シリーズ、『宇宙刑事』シリーズなどの特撮ヒーローから『ムテキング』、『ゴールドライタン』、『ゴッドマーズ』などアニメロボまで掲載。詳細なデザイン画が記載されており、アニメやロボットファンのみならず、デザインに興味がある人間にとっては必携のアイテムとなりそうだ。
日本の玩具史に残る村上の名作の数々が掲載されている本デザイン画集。発売は2月21日となっている。
《尾花浩介》
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