「無限の住人」市原隼人、栗山千明の極悪刺客ビジュアル初公開

主演木村拓哉、監督三池崇史という日本映画を代表するふたりがタッグを組み、実写映画化される『無限の住人』。木村以外にも福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、北村一輝、栗山千明、満島真之介、市川海老蔵ら、豪華キャストが登場することでも話題を呼んでいる本作だが、市原隼人演じる尸良（しら）と、栗山千明演じる金髪の美女剣士・百琳（ひゃくりん）の劇中カットが今回、初公開された。

木村演じるのはかつて100人と恐れられた伝説の人斬り万次。罠にはめられ妹を失い生きる意味を失った時、謎の老婆に無理やり永遠の命を与えられてしまう。斬られた傷は、勝手に再生、死にたくても死ねない無限の体になってしまった。
生きるには十分すぎるその時間は、剣術の腕も鈍らせ、彼は永遠の時をただ孤独に生き続けるだけだった。しかし、ある日、親を殺され、仇討ちの助っ人を依頼したいと現れた少女のために予想外な戦いに万次は身を投じるという展開だ。

今回ビジュアルが公開されたのはそんな万次と凛に共闘を持ち掛ける「無骸流」（むがいりゅう）の剣客ふたりだ。市原が演じる尸良は福士蒼汰演じる天津影久（あのつかげひさ）を倒すべく、用心棒・万次と雇い主の少女・凜に共闘を持ちかける役どころだが、ある思惑があるようだ。市原は「間違いなくこれまで演じたことのない最恐の役でした」と語る。
また、武士の情けどころか、常識も一層通用しないキャラクターを演じたことについて「ここまでやっていいのかなと演じていて気持ち良かったです。観ているお客さんが、出てくる度に『うわ、めんどくせぇな』とか『うわ、出てくんなよ』と思って頂けたら嬉しいです」とコメントを寄せた。
一方、栗山が演じるのは尸良と同じく「無骸流」に所属する姉御肌の金髪美女剣士・百琳。栗山は自身のトレードマークとも言える黒髪を封印し、原作通りの金髪に染め上げて撮影に挑んだ。場面写真の眼光鋭く異様な姿は、尸良と同様に測りしれない恐ろしさを漂わせ、万次に罠を仕掛けるらしいが、果たしてそれはどのようなものか、普段とはひと味違ったすごみのある栗山が見れそうで、期待が募る。

日本を代表する俳優たちが新たな境地に挑戦する本作。他のキャストたちはいかなるキャラクターを演じるのか、今後も本作の情報公開から目が離せない。

『無限の住人』
2017年4月29日公開
(C)沙村広明／講談社
(C)2017映画「無限の住人」製作委員会