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「遊戯王」が平成生まれに与えた影響とは?直撃世代座談会

2016年9月24日より劇場版『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の4DX、MX4D版が上映スタートした。そんな『遊☆戯☆王』の魅力を探るべく、アニメ!アニメ!では編集部とライターで座談会を実施した。

レビュー 座談会
「遊戯王」が平成生まれに与えた影響とは?直撃世代座談会
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■ カード、マンガ、アニメ…『遊戯王』に触れたきっかけ

タカロク
カードの話から始めましたけど、やっぱり皆さん『遊戯王』の入口はカードだったんですか?

栗本
とりあえずマンガではなかったんですが、アニメとカードならどっちが先かは覚えてないですね……。ただ『遊戯王』を好きになったきっかけ間違いなくカードです。もちろんアニメも好きでしたが、いちデュエリストとしてアニメを見ていた気がします。

片山
僕はアニメでした。買い始めて二年ぐらいはルール知らなくて、ただカードを集めるという…真似っこがしたかったか分からないですけど、アニメを見て「かっこいいなこれ!」って思って集めてました。海馬とか遊戯とかかっこいい対象でしたね。憧れというか。

栗本
『遊戯王』のマンガやアニメって、そのかっこよさが凄いと思うんですよ。例えば「ブラック・マジシャン」を主人公にしたアクションものも作れたはずなんですが、そうじゃなくてデュエリストたちの物語をかっこよく描いた。そこに凄く惹かれました。

沖本
僕ははまったきっかけはマンガでしたね。カードが中心になる前の「闇のゲーム」の頃から好きでした。

タカロク
その時の原作は、ちょっと怖いって思ってました。「闇のゲーム」とか、闇遊戯とか…この人なんなんだ?って。二重人格なのか?とか色々考えて…「三つ目がとおる」(※)みたいな怖さが。

※1974年から1978年まで「週刊少年マガジン」に連載されていた手塚治虫のマンガ。

沖本
初期の頃が特にそうなんですけど、遊戯の中二的なカッコよさに惹かれてました。普段は気弱で引っ込み思案なんですけど、闇遊戯になると一転して、容赦なく悪人を制裁していくダークヒーローになるという。


タカロク
私は『遊戯王』に本格的にはまったのが結構後で、『遊☆戯☆王 5D’s』がきっかけなんですけど…皆さん小学校卒業してからって『遊戯王』やってました?

片山
高校でやってましたが…中学生になってから、一度『遊戯王』やめてるんですよ。

沖本
僕も同じです。中学に入ったあたりからパッタリとやめてしまいました。部活も始まって遊ぶ時間もあまりなかったし、「卒業しなきゃ」という気持ちもどこかにあって。ただ、高校で復帰してる人は多かったですね。

栗本
あーみんな同じなんですね。同じく中学生でカードの方はやめちゃいました。というのも、俺にとって遊戯王をメインで遊ぶ場所って公園だったんですよ。でも高校生になると公園で遊ばないじゃないですか。その影響が大きかったと思います。ただアニメはずっと見てましたよ。

片山
僕は高校入って、『遊戯王』やってる奴らに会って「やろうぜ!」ってなりました。そこでコミュニティが復活したんですよね。学校終わった後食堂で、8人ぐらいでデュエルしてました。

タカロク
ということは高校も結構『遊戯王』に捧げてました?

片山
そうですね…そこから続いて、最近は少し控えてますけどずっとやってますね。

タカロク
やっぱり友達の影響ってありますよね。

片山
そうですね。そもそもカードゲームとかデュエルは、一人じゃできないじゃないですか。相手がいて初めて成立するから…「やってるんだ、じゃあ俺もやってみようかな」って思いましたね。

栗本
これ言うと悲しい少年になってしまうんですが、イメージトレーニングというか……シャドーボクシング的な感じで一人デュエルをよくやってましたよ(笑)。まぁ効果あるかは怪しいんですが。

タカロク
私ははまったのが大学の時で、当時放送していた『遊☆戯☆王 5D’s』のカーリー渚というキャラがきっかけでしたね。瓶底メガネで、語尾に「なんだから!」がついてる「今時こんなキャラいるのか」と思うような女の子なんですけど。その後改めてマンガやアニメを見て、大好きになりました。
しかも偶然大学の友人が弟の影響で自分のデッキを持っていて、デュエルできる子だったのでそのまま「デュエルしよう!」という流れに…。

片山
すごいですね!そこまでつながるのがすごい。

タカロク
運が良かったです。なので大学のロビーでデュエルしてました。演劇科や音楽科がある大学だったので、「ドロー!」とか「私のターン!」とか言っててもあまり目立ちませんでした。

片山
「5D’s」といえばライディングデュエルですね。

タカロク
あれは衝撃的でした。バイク乗りながらデュエルは…と思いながらもどんどん好きになっていきました。

片山
過去のファンからしても、「バイク!?」って感じで、一体どうしたのかと思ってました。

タカロク
バイクの速度によって強さも変わりますしね…あと当時はニコニコ動画でもブームが起こっていたので、ネタ的な面白さはそこで教わりました。しかしこう話してると、「遊戯王」は人生に影響を与えてますね。


片山
主に金銭面が…(笑)

栗本
うん……だいぶ注ぎ込んだ気がします。

タカロク
(笑)でも、その分いろいろ楽しい思い出とか。

片山
かけがえのないものは、ありますね。得たものは多いです。友達もそうですけど、それで出会った人もいっぱいいるので。
コミュニケーションツールとしてすごく優秀なんですよね。カードゲームって。「遊戯王」が流行って、みんなが知ってるものっていう前提なんですけど、それを介して知らない人と出会って、仲良くなったり…。大会とか行っても、初めてあった人に「そういうカード使ってるんですね」とか話したり。

栗本
あとカードバインダーの見せ合いも盛り上がりますよね。「これ持ってるんだ!」とか「これとこれ交換しようよ」とか、見知らぬ人とでも普通に話できる。

タカロク
世代を超えてコミュニケーションを取れますよね。私も『遊戯王』をきっかけに色々な出会いがあったので、はまらなかったら今の自分はいないです。

沖本さんは中学で離れたけど、高校生とかで復帰して続けてる人とかはどう思います?

沖本
そうですね……。教室でワイワイデュエルしているのを見て、「俺も昔やってたなぁ……」と懐かしい気持ちにさせてくれるなと。

片山さんやタカロクさんに比べると、僕は“卒業”してしまっているので、そういう人に向けて「今面白いよ!」というおすすめポイントを教えてほしいです。

片山
昔のテーマが復活してるところですかね。懐かしいなって思うカードあるじゃないですか。「青眼の白龍」とか「ブラック・マジシャン」とか…それが今すごく強くなってるんですよ。古いカードってどうしても新しい環境になるにつれ廃れていってしまうんですけど、それが新しいカードを投入したことによって、強いデッキとしてちゃんと成立するんです。昔やっていた人にとっては「まだこれ使えるんだ」っていう入口の一つにはなる。

タカロク
今でも「青眼の白龍」とか当たると嬉しいですよね。

片山
そう、デッキに入れないけど嬉しい!テンションは上がりますね。

(後編に続く)
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《タカロク》

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