「ちいさなほしのゆめ」からの星屋を描く今週注目の映画『劇場版 planetarian~星の人~』
9月に入り秋の静けさが訪れつつある9月第1週の注目映画は、アドベンチャーゲーム『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』を原作としたアニメ映画『劇場版 planetarian~星の人~』だ。
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全5話で構成された『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』の続編となる『星の人』は、細菌兵器攻撃の報復としての世界大戦が終わり、廃墟が広がる世界の中で人々に星の素晴らしさを広げる老人の“星の人” が志半ばで生き倒れてしまう。地下集落に住むリーダー的存在の少女レビとやんちゃな男子ヨブ、そして寡黙で手先が器用なルツに助けられると共に過去を思い返し、一人のロボットの少女と出会うというもの。小説/ドラマCDから初めて映像化される本作の様々なキャラクター達が見どころとなるだろう。
アニメ『ちいさなほしのゆめ』では、貴重資源を回収する主人公の“屑屋“が無人兵器に追われ、逃げ込んだ花菱デパート本店屋上のプラネタリウム館でコンパニオンロボット少女” ほしのゆめみ”と出会う。そして彼女を通じてかつて大地に広がっていた青空やその星々を知るという物語だ。このシリーズでは衝撃的な結末を迎えると共に、『星の人』へと物語は続いていくことになる。
登場人物のキャストは、ほしのゆめみ役をすずきけいこが、屑屋役を小野大輔が、星の人役を大木民夫が、レビ役を福沙奈恵が、ヨブ役を日笠陽子が、ルツ役を津田美波が演じる。スタッフは、監督に津田尚克氏が、脚本にヤスカワショウゴ氏と津田尚克氏が、キャラクター原案は駒都えーじ氏が、キャラクターデザインは竹知仁美氏が、メカニックデザインは海老川兼武氏が、アニメーション制作はdavid productionが担当する。
原作となる『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~』は、『AIR』や『CLANNAD』で知られるKeyが2004年にPCで発売したキネティックノベルだ。約4~5時間でエンディングまで到達する短編といえる作品で、駒都えーじ氏が描くロボットの少女”ほしのゆめみ”の魅力も備えている。
PC版以外にもフィーチャーフォン/PS2/PSP/iOS/Androidなど多彩な機種に移植され、2016年7月末にはグラフィックを刷新しゆめみのデザインなどがリファインされた『planetarian ~ちいさなほしのゆめ~ HD edition』がリリースされている。様々プラットフォームから原作をプレイ出来るので、アニメ版から興味を持った読者もチェックしてみてもいいかもしれない。なお本作は海外向けにも配信されており、Steamでは当初英語版のみリリースされていたが後日日本語字幕/UIにも対応した。
「劇場版 planetarian 星の人」は9月3日に全国27館の劇場で公開予定だ。
《G.Suzuki》
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