「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」が文部科学省特別選定作品に選出 各界から絶賛コメントも
映画『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』が文部科学省特別選定作品に選出された。各界の著名人からは絶賛のコメントも発表され、週末の公開に向けて盛り上がりを見せている。
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本作は第87回アカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされ、第28回ヨーロピアン・フィルム・アワードでは長編アニメ賞を受賞するなど、世界中で高い評価を得ている。『どーもくん』で知られるアニメーション作家の合田経郎は「美しい映像と音楽で魔法にかけられたんだ。鑑賞中、自分は確かに子どもになっていた」とコメントを発表した。
詩人の谷川俊太郎は「私たち人間のこころとからだの深みには、いのちの遠い遥かな記憶が、海の奏でる音楽とともにひそんでいて、そこからこの物語も生まれた」と、劇中で重要な役割を果たす海と音楽についてのメッセージを残した。そのほか、『ちえりとチェリー』を手がけた中村誠監督、女優の坂井真紀、翻訳家・児童文学研究家の金原瑞人、医師の鎌田實と、各界で活躍する面々が本作の魅力を語っている。
8月16日には映画館に行けない子供たちのために国立成育医療研究センターで試写会が行われた。本作を鑑賞した小中学生の子どもたち14人は、「楽しかった!」「絵が綺麗だった!」とそれぞれ楽しそうに語り、アイルランドのアニメーションを堪能した様子だった。
今回の試みについて小児がんセンター長の松本公一医師は「本当に絵本みたいな、美しい映像で、心暖まる作品でした。昔の、東映まんがまつりの『太陽の王子 ホルスの大冒険』や『わんぱく王子の大蛇退治』などを思い出しながら、見ていてとても懐かしい気持ちになりました」と自身も映画を楽しんでいたと打ち明けた。そして「今、世の中でこのような美しいアニメーションを描く人は少ないですよね。子どもたちも、楽しんで見ていて、このような機会で見せることができてよかったです」と喜びを語った。
[高橋克則]
『ソング・オブ・ザ・シー 海のうた』
8月20日より恵比寿ガーデンシネマ、8月27日より大阪シネ・リーブル梅田ほか、全国順次公開
(c) Cartoon Saloon, Melusine Productions, The Big Farm, Superprod, Norlum
《高橋克則》
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